「虫にんじゃ」 みんなの声

インパクトのある表紙に興味をもって、読んでみました。虫の生態をいかしたお話がおもしろいです。子どもたちが、楽しみながら、昆虫のことに興味がもてそうな展開です。これでいくと、他の虫にんじゃもいっぱいいそうだな、と思いました。

虫と忍者の組み合わせ。
タイトルを読んだ時点ではふしぎに思いましたが、ページをめくって、「あっ！！なるほど」と頷きました！
この絵本を読んだら、本当に虫が忍者に見えてきそうです。
コミカルな展開も、お子さんに喜ばれそうです。

全ページためしよみで読ませていただきました。ダンゴムシやナナフシ、アメンボウなどが、その特質を活かせて忍術を使うというお話です。ある意味では科学的な絵本でもあり、アイデアも面白いかもしれないですが、言葉がもう少し美しく、結末も納得できるものならよいのになと感じました。

自分自身の首を絞めてしまうことになるとは、ダンゴムシ自身も予想だにしていなかったでしょう。様々な虫の様々な特徴も、忍術として捉えれば確かにそうだなと思えなくもない。皆それぞれ特徴があって面白いですよね。

　ダンゴムシの忍者修行は涙ぐましい。
ナナフシ空蝉の術、アメンボ水蜘蛛の術、クモ糸取りの術？
いやぁ、忍法を想像するだけで楽しくなっちゃうえほん。

　と、読みながらふと気づく、
「最近ダンゴムシ、アリも見ていないなぁ街中で。」
えほん以上に虫が忍者状態の現在のくらしの中で、
果たして本物のダンゴムシを子どもは知っているのだろうか？
余計な心配をしてしまった私。

　ページの片隅に、ちょこっとでも本物写真があると
もっともっと楽しんだかもしれないぞ、虫にんじゃどの。
死ぬまで修行じゃ、のぅ皆の衆。

　押忍！感謝。

まんまるの術しか使えないダンゴムシの虫にんじゃ。ダンゴムシならまんまるの術しか使えないのに納得していたのですが、ほかの虫たちのにんじゅつを使いたいとがんばるところが偉いですねー。努力家です。努力しても使えないのかなーと勝手に思いながら読んでいました。
修行シーンをもう少し見たかった気がします。

忍法まんまるの術が得意なのは、だんごむし。かくれんぼうの術は、ナナフシ。確かに、忍者の忍法って昆虫からしたら普通のことかも！って思ったら、昆虫が一気にすごい能力をもつ生物に思えてきました。アメンボとかクモとか、普段なら目にもとめない生物も、確かにすごいな。と思える新しい見方を教えてもらえる絵本でした。

ダンゴムシの忍者とは　かわいいなあ〜
まるまるの　じゅつ！（保育園の子ども達の大好きだったダンゴムシ　応援したくなります）

♪まるまるまるむし　だんごむし　　はっぱの上にも　ほら　いたよ　かわいいな〜♪　こんな歌を歌っていました
忍術は　　まるまるの　じゅつ　だけです
他の虫に教えてもらいます
ナナフシにんじゃ・　アメンボにんじゃ　・クモにんじゃ
それぞれ　自分の身を守るために　身につけた忍術です

ある日　アリンコたちにいじめられた　仲間の　敵を討つために　蟻塚のてっぺんの　アリンコ城にいくのですが・・・・・
アリンコに見つかり・・・・忍法まんまるの　じゅつ〜！
でも・・・ありずかから　コロコロ　こらがりおちて〜　　　ダンゴムシは自分の忍者としての修行が足りないことに気がつくのです

ちょっと　かわいそう・・・・・　　ダンゴムシがんばれ！
応援していますよ！（子ども達も応援してくれますよ）

全頁試し読みで読みました。「せっしゃは　ダンゴムシ忍者　得意な忍法は　”まんまるの術”　でも忍法は　それしか出来ないのじゃ」が、とても愉快で面白いと思いました。夫々の虫たちの特徴を生かしたユニークな忍術に感心するやら可笑しいやらで楽しませてもらいました。

全ページお試し読みで読みました。
よく見かける身近な虫たちが、忍者になっていました。
庭ではおなじみのダンゴムシやちいさなくもの得意技、
そして、ななふしやみずすましの得意技も描かれていました。
ちいさな虫たちに目を向けるきっかけになるかもしれないですね。