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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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ゾウのともだち フンパーディンク 」 みんなの声

ゾウのともだち フンパーディンク 作:ショーン・テイラー
絵:クレア・アレクザンダー
翻訳:青山 南
出版社:マイクロマガジン社
税込価格:\1,760
発行日:2019年09月27日
ISBN:9784896378924
評価スコア 4.63
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  • こどもはこどもで。

     ある日、保育園に新しいともだちが来ました。なんとぞうさんです。こどもたちは新しいものには興味津々、それもにこにこやさしいぞうさんでした。色々な遊びでぞうさんとなかよくしようとしますが、体が大きく、毛もなく、人間とは違うぞうさんとはうまくいきません。しかもみんなが一番大好きな、みんなで遊べるすべり台が壊れてしまう。ぞうさんもみんなもしょんぼりした瞬間、女の子がそっとぞうさんにゆだねてみます。
    すると、ぞうさんはぞうさんのいいところをありったけ出します。しかも、自然に。ぞうさんの表情も一気に変わり、ぞうさんを中心としたこどもたちの結びつきが出来上がります。ぞうさんがリーダーのようにも見えますが、そうではなく、みながみな、みんながより楽しいものを求めて保育園の外に出ていきました。みんなが確実に成長、自分らしくなった素晴らしい瞬間でした。
     ふりかえって初めの部屋を見ると、みな個々に遊んでいます。そしてみなを結びつけるのはすべり台でした。とっても楽しい、そのみんなを結びつけるすべり台が壊れてみんなが戸惑うのですが、そこはこどもの知恵で解決。自然の中でみんなで遊ぶのって最高だね!とみんな思いはじめました。いや、そうではなく、はじめからそれを求めていたのだと思います。
     この絵本には大人が登場しません。こどもたちはこどもたちで解決できるんだよ、と教えてくれているようです。我々大人はこどもたちに関わりすぎなのかもしれません。おもちゃを与えるのでなく、自然に連れて行ってあげるのが一番なのでしょう。そしてその場でこどもたちは自分たちであそびを作り、育っていくのでしょう。

     もう50歳間近のおじさんですが、こどもの頃からぞうが大好きでした。ぞうの絵本と言えば『まいごになったぞう』。ぞうのあかちゃんの姿が美しくて、今でも手元にあります。
     今回それをしのぐようなぞうの絵本に出会いました。こどもどうしの結びつきを描いた、ものすごく素敵な絵本です。是非ともこどもたち、そしておとなたちにも読んでいただきたい絵本と思いました。

    投稿日:2019/10/30

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    3
  • 遊び方を考える

    ある日保育園にやってきた新しいお友達、それはぞうさん!
    ぞうさんなんて急にクラスに来たらびっくりだけど、わくわくしちゃいます。
    教室で一緒に遊ぼうと思っても おもちゃが壊れちゃったり難しいですよね。

    子どものクラスにも 力が強くて 動きが大きい子がいます。正直、あまり関わりたくないな、怪我したりしたくないな、先生なんとか動きをとめてくれないかなと思っていました。でもその子もただお友達と遊びたいけど力加減が分からないのかもしれないですね。

    このお話のように、どうしたら みんなで楽しく遊べるかなと、お友達同士で考えられたら みんなで仲良く遊べていいなと思います。

    投稿日:2019/10/29

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    3
  • 入園を控えた子供たちへ

    私にも入園を控えている子供がいますが、こういう素敵な絵本を通じて友達になること、または友達と一緒に楽しむこと、そして友達のことを考えてあげられるようになること等を学んでもらいたいなと思いました。

    象が大好きなうちの子にはこの絵本はとても興味を持って見てもらえたので、すごく喜んで見てくれていましたが、2歳の子でも絵の表情などからフンパーディンクの悲しそうな様子や楽しそうな様子が読み取れているようでページごとに声を上げていました。

    確かに人は自分たちと違う人を見かけるとなかなか打ち解けることができなかったりということもあるかと思います。けれどもそんな風に大人が思ってしまっていては子供たちにも知らず知らずとそういった態度を自分たちと違う人に向けてとってしまう子供になってしまうかもしれません。

    けれどもこの絵本ではそんな自分たちと違うフンパーディンクが自分たちの物や道具を壊してしまっても、受け入れて友達として接してくれています。

    こういった絵本を子供たちに読んであげることで、子供たちの先入観も薄れ、誰にでも優しく接することのできる子供たちになってくれるのではないか、と思いました。

    私の子供にもこの幼稚園に通うフンパーディンクのお友達のように現実を受け入れ、喧嘩などをすることなく友達になれる、そんな素敵な子供になって欲しいなと思いました。

    子供たちは別にこれでなくてはいけない、というような大人の考え方がないので、臨機応変に何でも対応していける力があると思います。別に幼稚園の滑り台ではなくても、フンパーディンクの鼻を使って新しい滑り台として遊んでも同じことです。

    こういった素晴らしい力を優しいタッチの絵と楽しそうな表情の子供たちの絵でこの本を読む子供達に、そして大人にも伝えてくれるのでは、と思いました。

    とても素晴らしい内容の絵本なので多くのお子さんに読んでもらいたいな、と思いました。入園前のプレゼントにしてもきっと喜んでもらえること間違いなしだと思います。

    投稿日:2019/10/27

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    2
  • 優しさ溢れる素敵な絵本。
    温かさとともに、野山で遊んだ穏やかな幼い日の記憶が蘇えり、懐かしさを覚えました。
    外国の絵本ですが、日本の良き時代の子ども達の姿がえがかれているように感じました。
    滑り台を壊してしまったフンパーディンク。みんなが怒っても不思議じゃない状況なのに、わざとじゃないからって優しく寄り添う子どもたち。フンパーディンクの好きなことをしようって考えてあげる子ども達。そうだよね。みんなが仲良く暮らせるには、どうすればいいのかって、子どもたちの方がよく知ってるんだよね。人間本来の優しさや思いやりを、子どもたちはみんな持っているのに、大人になるにつれ、どうして無くしていくんだろう。
    ドスンドスンと音を立てて歩いていた フンパーディンクが、子ども達を背中に乗せた後は、そろりそろりと歩く場面も温かくて大好き。ジャングルで遊ぶみんなの、楽しそうな笑顔といったら!
    日が暮れるまで野山を駆け巡っていた幼い私達も、きっとこんな素敵な笑顔だったんだろうなあ。
    災害や事件が後を絶たない世の中で、ずっと笑顔でいるのは難しいけれど、こんな素敵な絵本に出会うことで、心に暖かな風が吹いたなら、明日への希望が湧いてくるのではないかと思います。多くの方に届きますように。

    投稿日:2019/10/25

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  • みんな違ってみんないい

    保育園に、フンパーディンクという、ぞうのお友達がやって来るという、ちょっとびっくりなところからお話が始まります。

    ぞうなので、なかなか人間の友達と上手く遊ぶことが出来きません。
    しかし、ある時、1人の女の子が、フンパーディンクの好きなことをやろうと言うと、
    フンパーディンクはみんなを保育園の外に連れて行ってくれて、みんなで楽しく遊ぶのです。
    無事にみんなと遊べて、フンパーディンクも他のお友達も嬉しそうでした。

    ぞうのお友達というのは極端な例ですが、
    人間同士でも、こういうことってありますよね。
    仲間外れにしたりせず、
    フンパーディンクの好きなことをしようよ!と言えるような優しさを子供たちも持っていて欲しいなと思いました。

    投稿日:2020/05/23

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  • いいなぁ〜♪

    「フンパーディンク」がなかなか言えない
    おばさんです(笑

    あっ!
    「全ページためし読み」できたんですね!?
    図書館の新刊コーナーから
    借りてきました

    いいなぁ〜
    いいなぁ〜
    私もいっしょにまぜてもらって
    一緒に遊びたいです!!

    いろんな遊びを楽しんでいる場面から始まります
    どの子も主体的!!に好きなあそびを
    しているんです
    素敵ですねぇ〜

    でも!!

    ここからの展開がおもしろいです
    ゾウさんが来て・・・

    子どもの試行錯誤、寄り添う気持ち、
    そして、発展!!

    「先生」という変な(笑 大人がいないのが
    なんとも素敵です
    本当に、一緒に遊べそうな楽しい雰囲気の絵が
    とても効果的です
    かわいらしい絵ですが
    アニメチックではなく
    ひとりひとりの個性も素敵に描かれています

    こういう保育園、あったらなぁ〜(笑

    投稿日:2019/12/11

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  • みんな友達

    • てつじんこさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子10歳、男の子7歳

    保育園にゾウがやってきました。保育園で飼うペットとしてではありません。お友達としてです。こんな保育園あったらきっと楽しいだろうなあ。毎日保育園に行くのがうれしくてたまらなくなりそうですね。

    こどもたちが、ゾウのフンパーティングと友達として一緒に遊ぼうとしている姿にはすごく感心させられました。他の人間のお友達と同じように遊ぶことはさすがに無理があります。どうしたらフンパーティングと一緒に楽しく遊べるのか、フンパーティングによりそって考えている子どもたちのやさしさがとても素敵でした。
    子どもたちのとびっきりの笑顔に元気をもらえました。

    投稿日:2019/11/06

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    1
  • 相手の立場に立って

    ある日、保育園にやってきたゾウのフンパーディンク。
    子どもたちと一緒に遊ぼうとしますが、上手くいきません。

    大好きなすべり台を壊してしまう場面でも、誰一人フンパーディンクを責める子もおらず、優しい子どもたちだなと思いました。
    自分たちの遊びに無理やり合わせようとするのではなく、フンパーディンクの好きな遊びを一緒にやろうとする柔軟さ、優しさ。
    これは大人も見習いたいところですね。

    そして、子どもたちの遊びの豊かで楽しそうなこと!
    大人に押し付けられた遊びではなく、やりたいこと、遊びたいことを自由に、心から楽しんでいる様子に、読みながら私も童心に返るようでした。

    違いを受け容れる心の広さや優しさ、相手の立場に立つことの大切さを、この絵本を通じて知らされました。
    淡い綺麗な色の水彩イラストも素敵ですし、フンパーディンクや子どもたちもとても可愛らしく描かれていて、心が温かくなる絵本です。

    投稿日:2019/11/06

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  • 多様性

    小学2年生の娘に読みました。
    保育園が舞台のお話なので、もう遅いかな?と思っていましたが全くそんなことはありませんでした。
    多様性やお友達との違いを理解して認めること。
    小学校低学年の子どもたちにもぜひ読んでほしい素敵な絵本でした。

    投稿日:2019/11/06

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  • おもなもみならいたいです

    あたらしいお友だちには興味がわきますね。

    ちょっとみんなとちがうとさいしょはとまどいますが
    やはり、こどもは順応がはやいですね。
    おとなにはない感覚で、おともだちになろうと
    するすがたには感心します。

    大人もそうした行動がとれればいいなと、
    この絵本をよんでみて、そう思いました。
    ありがとう、やさしい絵本です。

    投稿日:2019/11/03

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