月夜のみみずく」 みんなの声

月夜のみみずく 作:ヨーレン
絵:ショーエンヘール
訳:工藤 直子
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1989年03月
ISBN:9784033283005
評価スコア 4.59
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みんなの声 総数 36
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36件見つかりました

  • 月夜の世界

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子13歳、男の子11歳

    冬の夜、雪景色の森へ、お父さんと一緒にみみずくに会いに行った「わたし」。
    冬の冷たい寒気と静まり返った世界。
    「わたし」にとっては静かにしてなくてはいけないし、
    勇気も入るし、少しばかり忍耐の要る行程ですが、
    それだけに、念願のみみずくに会えた瞬間の感動はひとしおなんですね。
    工藤直子さんの訳が、澄み切った冬景色に呼応しています。
    音読するとなおいっそう雰囲気が出ますね。
    読んでいる方も聞いている方も「わたし」と一緒に
    静寂の世界に引き込まれます。
    そして、みみずくとの出会いは大自然の命に触れた感覚になります。
    娘にそんな体験をさせてあげたお父さんに拍手です。
    それまでにみみずくと交感できるようになっていたお父さんの偉大さにも
    感嘆です。

    投稿日:2007/02/04

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  • OWL MOONの表題に魅せられて

    • MAYUMIさん
    • 40代
    • ママ
    • 大阪府
    • 女の子22歳、女の子20歳、女の子18歳

    『OWL MOON』のタイトルだけでも、
    なにか神秘的なイメージをかもしだしています。
    月・ふくろう・雪の原・・というと、
    ファンタジーの世界への入り口のような気がしますが、
    このお話を開いていくと、
    今いる世界の自然との対話が始まります。

    しんしん冷え切った森の中、恐ろしいくらいの静けさ。
    「ほうーほう ほ・ほ・ほ・ほーーーう」
    みみずくとの対話が感動的です。
         (ふくろうの仲間で、頭に羽角という角のような羽を
          持っているのがみみずくなんだとか・・・。絵を観るとたしかに。)
    それと同じくらいに、
    女の子と、とうさんの気持ちの触れ合いが印象に残ります。
    真っ白い雪の中、
    ただひたすらとうさんを信じて付いて行く女の子の純粋な心と
    我慢強く自然と向き合うとうさんの寛大さが感じられます。

      みみずくに あうときは
      おしゃべりは いらないの
      さむさも へっちゃらなの
      あいたいな あえるかなって
      わくわくするのが すてきなの―
      それが とうさんに おそわったこと

    森の中にいるような読後感が素敵です。

    投稿日:2007/01/23

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  • こちらもドキドキ

    • もぞもぞさん
    • 30代
    • ママ
    • その他
    • 女の子3歳、女の子0歳

    読んでいるこちらにも痛いような寒さ、期待や冬の夜の美しさなどが伝わってきて心臓がどきどきしてしまいました。最初の場所ではミミズクはでてこないのです。つぎにたどり着いた場所でお父さんが呼んでみると、来ました来ました!
    みみずくと話ができるおとうさん、なんて素敵なんでしょう!(ちなみに義父は沼で歌うとカエルが鳴き出すという特技があります、ちょっと違うけど)
    ミミズクが木にとまったところを見計らって、ぱっと懐中電気をつけるのです、ワクワクは頂点です。ここでみなさん子供の表情を見逃さないでください、とても輝く笑顔になっているのです。
    コルデコット賞作品、納得です。

    投稿日:2006/12/18

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  • 大人も感動

    • ひこうき雲さん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 男の子8歳、女の子8歳

    夜の森にみみずくを探しに行く親子のお話です。絵を見ながら読み進めるうちに、自分もその森に迷い込んだような想いでした。しんと静まりかえった森、冷たい夜、大自然のすばらしさ、動物との出会い、そして父と子のつながり。大人にも子供にも感動をあたえてくれる一冊です。

    投稿日:2006/10/30

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  • 神秘の世界にわくわくしよう

    高学年の子供たちにおすすめの一冊。月夜にお父さんとみみずくに会いに行くお話。だまってお父さんについて雪の中を歩くのは大変だけど、みみずくに会うためだものと頑張る女の子の気持ち、みみずくにあいたいな、あえるかなとわくわくする気持ち、本を読みながら自分も女の子と森の中を歩いているような気持ちになりますよ。月夜のみみずく。工藤直子さんが訳した神秘の世界をぜひお子さんと味わってみてください。

    投稿日:2006/03/10

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  • 探し出会えた感動

    読む部分は女の子が語っているのだけど、詩を読んでいるような感覚でした。だから子どもは飽きずに聞いてくれるか反応が少し不安でした。やっぱり子どもは私の横で絵を見ずに、布団の中に入ってしまいました。「おもしろくないのかな」と思いつつ読み続けていると、みみずくがいる気配がするシーンからむくっと布団から出てきて絵の中のみみずくを探しはじめたのです。実はちゃんと聞いていたのですね。そして子どもなりに絵本の世界の中に入っていたのかも、と思いました。

    私は「1分間かしら 3分間だったのかしら ああもう100分くらいに おもえたわ」が好きです。探し出会えた感動がダイレクトに感じられます。子どもにもこんな気持ちをできるだけ味あわせたいと思いました。

    投稿日:2013/01/23

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  • 神秘的なお話です。

    静かな時間に読みたい絵本です。

    親子でみみずくを探しに行く話ですが、

    みみずくを探すときは静かにしないとダメと

    いう内容で、降り積もった雪一面の森も

    静まり返っているように感じます。

    今日はみみずくにあえるかな?

    みみずくのなきまねをしながら

    探す姿は読んでいるこちらも

    思わず力が入ります。

    寝かしつけにいいと思います。

    投稿日:2018/06/29

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  • 空気が伝わってきます

    • みっとーさん
    • 30代
    • ママ
    • 滋賀県
    • 男の子5歳、女の子4歳

    とても静かな情景で、冷たくてリンとした張り詰めた空気が読み手にも伝わってきました。
    ただみみずくを見に行く。それだけのことだけど、自然の中で野生の動物を見つける感動と、言葉がいらない大切な時間が描かれていて好きでした。

    投稿日:2017/06/15

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  • 大人っぽい

    対象年齢は5、6歳から、とありますが、大人っぽい絵本
    だなあと思いました。おそらくこの本の主人公の「わたし」も
    娘と同じ、6歳くらいだと思いますが、娘はこんな風に夜、
    父親に連れられて静かに期待しながら歩く事はできないだろうなあ。
    やたらと怖がったり、みみずくがやってくる場面では大騒ぎして
    しまいそうです。
    森が好きで、おとうさんが好きで、みみずくなどの動物が
    好きな大人っぽい子におすすめです。
    ジョン・ショーエンヘールさんの挿絵を夫が気に入って
    いました(美しい絵が好きな夫です)。

    投稿日:2014/02/20

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  • しんと静かな夜

    静けさ、寒さ
    冬の夜の空気が、ひしひしと伝わってきました。
    父親に連れられて、森のミミズクを見に行くのです。
    一瞬の出来事だったと思いますが、忘れられない時間でしょう。
    ミミズクだけでなく、森の中にいた時間全てが貴重な体験だったと思います。

    投稿日:2013/12/29

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