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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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チロヌップのきつね」 みんなの声

チロヌップのきつね 文・絵:たかはし ひろゆき
出版社:金の星社 金の星社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1972年
ISBN:9784323002316
評価スコア 4.67
評価ランキング 2,307
みんなの声 総数 41
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  • 悲しいです・・・

    タイトルは知っていましたが

    どんなお話かは全く知りませんでした。

    絵本をめくった表紙の裏に

    作者の言葉が書いてありました。

    どこへも向けようのない怒り!として

    長文でこのお話を作った経緯がかかれていました。

    チロヌップとはアイヌ語できつねの意味だそうです。

    作中では島の名前として使われています。

    この島にいるきつね一家と初老、

    またきつねと戦争のお話ともいえます。

    この島に来た初老は

    魚をとったり、海苔をとったりします。

    島にあるむすめ地蔵の横に小さなきつねが1匹。

    赤いリボンをつけてあげて、一緒に過ごします。

    一旦帰った初老は小さなきつねを放してやりました。

    その後です。

    戦争のせいできつねの親子は殺されてしまいます。

    それが釈然としません。

    生き物をわざわざ殺す必要はあったんでしょうか。

    お父さんきつねはみんなのおとりになり死に

    お母さんは足に傷を負い、

    小さいきつねはワナに足を挟まれました。

    もうワナは外せないので

    お母さんは食糧を運んだりしました。

    降り積もる雪が残酷で

    お母さんきつねと小さなきつねは

    寄り添ってそのまま死んでしまいました。

    春になってあの夫婦がまたきましたが、

    戦争が終わるまで島にはきてませんでした。

    あれから何年も経っているので

    かなり老けていました。

    きつねざくらという花がたくさん咲いています。

    あの親子がいた場所を囲むように咲いています。

    一つだけ赤いリボンのように赤く咲いています。

    ただただ悲しいお話です。

    投稿日:2023/03/13

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  • 美しいイラスト

    図書館の「平和を考える」というテーマの特別コーナーで見つけました。戦争のことを直接描くのではなく、きつねの親子を通して、人間の愚かさに気づかされます。
    悲しいお話ですが、美しいイラストで描かれる親子愛には感動します。大人におすすめかなと思いました。

    投稿日:2022/04/23

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  • 文章は全てひらがな、イラストは柔らかくやさしいタッチです。戦争はこんな北の島にも影を落としていた。夏の間だけ島に来て漁をするという暮らしが現代の私たちにとっては異文化となっている。なぜキツネは撃たれなければならなかったのか?現在でも熊や猪、鹿、人間の町に出てきて射殺されている。この現実や絵本とリンクさせることで、自然の美しさや家族愛、人間との愛、反対に人間の非情さ、戦争の厳しさなどいろいろなことを感じ考えることができる一冊です。

    投稿日:2020/12/08

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  • かわいいそう

    • ラテ子さん
    • 30代
    • ママ
    • 岐阜県
    • 女の子9歳、女の子8歳

    戦争が始まった事で、幸せに暮らしていた狐の家族がバラバラになり、死んでいくという切ないお話です。子供には難しいかと思いましたが、「兵隊さんこわい」「死んじゃってかわいそう」としっかりと受け止めていました。戦争や命の大切さが学べる本田と思います。
    読書感想文にお勧めです!

    投稿日:2018/08/12

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  • 戦争というよりは共存がテーマ

    戦争の絵本として紹介されることもありますが、テーマとしては”共存”の方が強く感じる絵本です。
    人間と人間、人間と動物
    立場によっては、争ったり、寄り添ったり…
    そのことを、丁寧に描かれているので、文学作品として心にしみてきました。
    絵も美しいです。

    高学年以上向けとは思いますが、子どもたちには、この作品に出会っていろんなことを感じてほしいと思います。

    投稿日:2017/10/13

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  • 先日 おはなし会の語りできいたお話しです
    悲しいお話しに 涙しました
    前から知っていた チロヌップのきつねの本を読み返しました

    北海道の千島のウルップ島には たくさんの狐が住んでいたと作者が前書きで書いてくださっています
    このお話は作者が見た きつねざくら  春に 子ギツネの白骨死体を見てこのお話を創作されたのが分かりました
    きつねの親子の中むつまじい情景に 心和みます
    この島にやって来た じいさんと ばあさんとであった ちびこきつねの深い愛情にホロリとさせられました

    そして 人間の戦争の時代 鉄砲をかかえた人間が きつねを撃ち殺したこと  罠にかかったちびこを守ろうとする母きつねの愛の深さに、涙します

    自然の厳しさの中で生きるきつねたちの姿   
    共存して生きるじいさん ばあさんたちの優しさ  
    そうではない人間もまたいるのです 事実なのです
    戦争が終わり きつねたちを 罠で捕まえる人間(様々な人間がいること)
    このお話しはとてもじーんとくる 悲しいお話しでした
    子ども達にも伝えたいお話しです   
    いろんなことを教えられました
    きつねざくら  どんな花がさくのか みてみたいな〜と思いました 

    投稿日:2016/04/24

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  • チロヌップってアイヌ語かな?と思ったら、

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子3歳、男の子1歳

    北海道のお話でしたね。このキツネの親子は何故殺されなければならなかったのでしょうか。人間のエゴですか。ただひたすらに悲しいお話です。キツネが花に姿を変えて咲いたのだとしても、いまいち釈然としません…。

    投稿日:2015/03/16

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  • 戦争の爪あと

    北国の島(北方領土あたりのどこかでしょうか)に住む狐と
    老夫婦のふれあいが胸に迫る本作は
    北国の情景が美しく描かれ
    子ぎつねの愛らしさにも癒される。
    だが
    この本の肝はきっと、
    はっきりとした描写はないままに
    戦争の残酷さを描ききっているところだと思う。
    なんだかすごい・・・すごい本だと思う。

    投稿日:2014/05/08

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    1
  • 小学生のときに読みました。
    誕生日プレゼントに、祖父が買ってくれた本です。
    誕生日に暗いお話の絵本だったので、すこし落ち込んだのを覚えていますが、何度も読むうちに、涙がとまらなくなりました。
    ただ平和に仲良くくらしていただけのキツネの家族が、人間が勝手に始めた戦争に巻き込まれていきます。
    戦争は不幸しか生まないと、改めて感じた絵本でした。

    投稿日:2014/04/13

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  • 悲しくて泣けてきます

    内容を詳しく知らずに読み聞かせ、途中で悲しくて泣けてきました。

    娘はまだ戦争など、言葉も知らない位ですが、
    親子の絆としての絵本としてなら内容を理解できると思います。

    最初に兄キツネが死に、家族を守るために親キツネが死に、最後には子きつねも死んでしまいます。

    いつもは絵本を読みながら、なんだかんだ言葉をはさみうるさい娘ですが、この絵本は静かに聞き入っていました。

    投稿日:2013/08/17

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