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10件見つかりました
オオカミの乱獲、消滅によって崩れてしまった、イエローストーン国立公園の生態系。 そこへ再度オオカミを放つことで、公園が健全な生態系を取り戻すまでの物語が、美しいイラストと分かりやすい文章で描かれています。 巻末には、登場したオオカミたちのその後や、「再自然化」「自然保護」「生態系」などの解説があり、身近なこととして自然のバランスと人間の関わりについて学ぶことが出来ました。 プロジェクトの過程で死んでしまったオオカミがいること、プロジェクト自体に反対している人達がいること、「キーストーン種」のことなど、とても考えさせられました。 人間として地球上で生きる、ということについて気づくきっかけになる一冊だと思いました。低学年から高学年まで、おすすめしたいです。
投稿日:2022/09/09
オオカミがいないことで生態系が崩壊したイエローストーン国立公園に人間がオオカミを放ち、その土地の生態系を回復させるという再自然化の取り組みを語ったお話です。 ドキドキの物語でしたが、おしゃれなイラストがよりドラマティックにしていると思います。 こちらのイラストをえがいているジェニ・デズモンドの科学絵本、『ホッキョクグマ』や『シロナガスクジラ』もとてもおすすめです。
投稿日:2022/08/31
イエローストーンの再自然化のお話。オオカミがいなくなり、大型草食動物が増えると、生態系から地形まで変わってしまうことにびっくりしました。自然の絶妙なバランスに、驚くばかりです。長い時間をかけて、オオカミの再導入させた自然保護関係者の方たちのおもいが伝わってきました。オオカミとの共存の大切さが、よくわかりました。 大自然といきいきした動物たちの絵は、見ごたえがありますね。こなれた翻訳文がわかりやすく、小さな子どもへの読み聞かせにもいいなと思いました。ただ文字が小さくて、読むのが大変でした。
この本を読んで一番強く思った事は、ぜひ日本の子供達が学ぶ教科書としてこの本を使用してもらえたら素晴らしいだろうな、と思いました実話なのでそれだけ伝わって来る内容も濃く、子供達にも分かり易く細かく説明されているので物凄く興味ぶかく読み進めて行けるだけでなく、読んでいく毎にもっと知りたいと思えてしまう事、そして大自然に対してもっと考えさせられる事、また、この本の内容を知る事で、これからもっと自然を大切にするようになる心が自然と生まれて来る。そんな素晴らしい1冊だと思いました。 人により壊されてしまった生態系が、人の手によるものでは有るけれどもオオカミによって戻って来て、良い方向に向かうようになる。再自然化と言う言葉もこの本を通じて知りました。本当に素晴らしい方法だと思いました。 ただ、やはりもとはと言えば人間が大自然に活きる動物たちの生態系を壊しているもととなっているのは間違いないので、この本を通じて、子供達にも日常的にも将来的にも自然を守る気持ちを持って生活してもらえたらいいな、と思いました。 とにかく素晴らしい1冊だと思いました。なので、ぜひ多くのお子さんや、ご家族に読んでもらい、色々と考えてもらいたい、そんな1冊だと思います。とてもお勧めです。本当に、学校で教科書として使って欲しい位です。子供達にとって、すごく良い勉強になると思います。
投稿日:2022/08/30
オオカミを頂点とした生態系は、野生動物だけでなく、木々や昆虫、川の流れなどのバランスを整えていることがよくわかりました。 昔、イエローストーンが荒れてしまった原因も人間なら、再自然化のためにカナダからオオカミを連れてくるのも人間。 導入されたオオカミを違法に撃ち殺すのも人間。 健全に回復した環境が未来永劫続くことを願います。 活字のサイズがいくつかあって、小さい字はとても読みにくかったです。 とくに、黒い背景で灰色の活字を読むのは大変でした。
投稿日:2022/08/27
たとえ小さな小さなミツバチでも、いなくなってしまうと様々な弊害が起きることになるということはよく知られていますが、イエローストーンに人為的にオオカミの群れを戻す取り組みについては、この本を通して初めて知りました。 絶滅しそうな動物を、人間が保護するのではなく、生態系を戻すために自然に任せるリワイルディングの方法は、とても理にかなっていると思います。 地球上の全ての種が、絶妙なバランスを保って生きている。我々人間に出来ることは、そのバランスを崩さないよう、謙虚に生きることではないでしょうか。
投稿日:2022/08/24
『Fourteen Wolves』が原題。 アメリカの、世界初の国立公園、イエローストーンでの、 再自然化(リワイルディング)についての実話エピソード。 丁寧な意訳が嬉しいです。 イエローストーンで長年支配していたのはオオカミの群れ。 ところが、人間によって殺されたため、生態系が変わってしまったのですね。 そこで、研究者たちにより、カナダで捕獲されたオオカミたち14匹が放たれ、 再自然化によって、見事に元の生態系がよみがえったのですから驚きです。 興味深いのは、発信機付きの首輪が装着され、その行動をつぶさに観察していたことです。 どの群れに属しているのか、つがいの様子、仲間やほかの動物との争いで死んだのか、老衰かなど 良質なデータが存在するのですね。 同時に、オオカミを復活させることで生態系を元に戻すという方法の正しさが立証されたわけです。 大きな生態系を体感できます。 これはぜひ知っておきたい実話エピソードだと思います。
投稿日:2022/08/20
人間は、自分たちの生活のしやすさを考えて環境開発を行う。けれども、それは自然環境のバランスを崩し、まわりまわって人間生活に害悪をもたらす結果となる。 今となっては、人間中心の開発に対する警鐘が鳴らされて久しい。一方で、現在は、それ以前の時代における人間中心の開発に対する対処が求められる時期になっている。 そのような状況の一例として、この本で描かれているイエローストーンでのオオカミの復活があるのだと思う。 人間に害をなす動物を駆逐することは、人間が考えもしない自然環境の変化をもたらす。私たちは、自然が自らいかに広範囲にわたるバランスを保ち、良い環境を生み出しているのか真摯に考える必要があるとこの本を読んで改めて感じた。 一度失われてしまった自然の均衡を回復することは、イエローストーンのように毎回うまくいくわけではないことも肝に銘じるべきだと思う。 イエローストーンの例を知ることは、自然システムの回復がうまくできたからこそ、結果として、人間の安易な行動がどれほどのものを自然環境から失わせてしまったのか知ることができた。 経済活動を含め、責任ある立場の大人にとって、考えさせられることの多い内容だった。
投稿日:2022/08/17
オオカミがいなくなり、生態系が崩壊したイエローストーン国立公園のお話です。時が経ち、政府と専門家が話し合い、オオカミをイエローストーンに放つことが決まりました。オオカミの復活し、再自然化した物語です。
投稿日:2022/08/13
人間の行いによってオオカミが絶滅した地域に、他の場所で捕獲したオオカミを住まわせて、人為的に生態系を取り戻す「オオカミの再導入」という事業があることを初めて知った。人間も生態系の一部だということを忘れないでいたい。
投稿日:2022/08/12
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