「めをさませ」 みんなの声

本の開き方がおもしろい絵本でした。
月から鳥が落ちてきましたが、なぜか飛ばずに、真っ逆さまに落ちていく！！
星やコウモリが声をかけても落ちていく。
「死ぬぞ」の声に反応して、ようやく鳥は目を覚ますというストーリーで、「死ぬぞ」という言葉に反応するのは、大人も子どもも変わらないんだなぁと思ってしまいました。

4歳7か月の息子へ読み聞かせました。

縦開きの不思議な絵本です。
息子が手に取ったとき「あれ？どっち向き？」と不思議そうに持ってきました。

五味太郎さんの絵本が好きな息子ですが、ストーリー性が少なくシンプルなお話だったのであまり楽しそうではなかったです。。
3歳頃のお子様へオススメです。

タイトルにひかれて読んでみました。いきなり、眠っていたら、おちていくって…びっくり。眠ったまま、おちる、おちる。縦開きが上手くつかわれていて、本当におちていく感じ！　次のページを早くめくりたくなります。
どうなることかと思ったら…なるほど。良かった！　はっきりした色味のシンプルな絵も素敵です。

五味太郎さんですもの、この題名で胸騒ぎがします。
どうやら、表紙絵のキャラクターが主人公。
なんと、うっとりねてたら、「おちました」ですって！？
爆睡中に落下していく主人公。
題名が切実です。
何とか意識を覚ました主人公は、状況と、自分自身に気づくのです！
これはすごい気づきです。
そう、とりだから。
なんてドラマティックな着地。
シンプルな構成だけに、ダイレクトに響きます。
幼稚園児くらいから、ハラハラドキドキしそうです。

絵本の開き方が独特で、５歳娘はその点もおもしろーい、と言っていました。
文字は少ないのですが、落ちていく様子、目が覚めて飛ぶ準備にかかる様子、迫ってくる感じでドキドキですが最後はちゃんと目を覚まして死ぬことがなく安心しました。

三日月に座って寝ていた、かわいい生きものが、落ちました。どんどん落ちていく様子に、まわりはハラハラします。「おーい、めをさませ！」と、はっと目を覚ましたその生きものは、自分がなんだったかを思い出します。インパクトのあるイラストに引き込まれました。

図書館の新着コーナーで見つけました。縦開きの小さめの絵本です。
三日月の先っぽでうっとり寝ていた小さな鳥。目を閉じたまま、夜の空を真っ逆さまに落ちていきます。
「めをさませ！」「やばいぞ！」とこうもりたちは心配で騒ぎ出しますが……。
シンプルなのに、ドキドキしてしまう絵本。スリルを味わえるからか、何度も絵本をめくりたくなります。

なんともとぼけたお話です。
三日月からとりが落っこちるというメルヘンチックなスタートから、次第に危機感が現実化していくのですが、最後は本能に助けられた形でしょうか。
さすが五味太郎です。
ページの送りも良いですね