以前、絵本ナビの柳田邦男さんのインタビュー記事を読んで、
手にとってみたいと思っていた絵本でした。
子どもを持った今、
主人の父親が亡くなった時、
まだ独身の時、
子どもの頃・・・
実際に読んだのは「子どもを持つ今」ですが、
状況や年齢が違う時に読んでいたら、
心に響く部分はきっと全く違っていただろうと思います。
子どもを持つ今読むと、
ジーンおばさんの懐の深さ・暖かさに、
ただただ、静かに熱い感動を覚えました。
いまはあなたは私の子なんだよ、と本心から思い、
その気持ちがその子と通じ合うことは、
なかなか出来る事ではないと思います。
私にはきっと出来ません。
それでネリーの悲しみや心にあいた穴が埋まるわけではありませんが、
そういった深く暖かい周囲の支えがあるからこそ、
傷を抱えながらも前を向いて生きていこうと思えるのでしょう。
私も、微力ながらも、精一杯主人を支えていきたいと思いました。