」 みんなの声

あ 作・絵:大槻あかね
出版社:福音館書店
税込価格:\990
発行日:2008年11月
ISBN:9784834023909
評価スコア 4.53
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みんなの声 総数 48
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  • 動いてる!

    • けいご!さん
    • 40代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子14歳、男の子10歳

    これまで出合ったことのない、新鮮な気持ちを得た一冊です。
    まずは、文字の少なさ。
    「あ」「ひょ」「よ」など、ほとんど一文字で、感情が表現されています。
    文でなくても、気持ちが伝わることの衝撃。大槻さんにすごいなと思うし、日本語のすごみを感じました。
    また、針金でつくられた人間の形。生命を吹き込まれたかのような動きに思わず「動画に負けていない!」とつぶやきそうでした。表情もないのに、ユーモラスさが表現できていて、これまたおどろき。
    本当はクラスの読み聞かせに使わせていただこうかと思ったのですが、
    遠目に効くかはちょっと不安だったので、遠慮しました。
    背景の色が淡い色なので、遠くから見るとやや見づらいかもしれません。黒色だとどうかな?また印象が変わってくるのかな?

    とにもかくにも、おもしろかった。心わくわくさせてくれました。

    投稿日:2014/02/20

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  • 親子でたくさん会話が生まれる絵本

    表紙に描かれた針金?の人。
    この子が様々なものと出会い、感じ、表現し、また感じていきます。
    その様子を読者は「どう思う?」「何に見える?」「何しているんだろう?」などなど様々な解釈をしたり、親子で互いに感想を伝えあったりしていきます。

    子供が「そう感じるのね!」という親の気づきがあったり、はたまた親の「こうじゃない?」という言葉に「えー、ちがうよー、いやでもそうかも!」など、お互いに感じたことを伝えあえる絵本です。

    読み聞かせるというより、まるで一緒に何か絵を鑑賞しながら会話をするようなそんな感じで楽しめます。

    投稿日:2023/09/07

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  • とっても奇妙でおもしろい!

    とっても奇妙な絵本ですが、とってもおもしろかったです。

    針金でできた小さな針金人間と、日用品を使った写真の絵本です。
    針金でできた針金人間は、どんなポーズも思いのまま。
    小さな針金人間なので、横に並べられた日用品はとても大きく写ります。

    マヨネーズの容器が逆さまに向いていれば、針金人間も逆さまにポーズ。
    本の栞を真似して、ページの隙間にはさまってみたり。
    ビールジョッキの横に座って見れば、溢れたビールの泡が頭の上にこぼれてきたりと、まるで針金人間が本当に思い通り動けるように見えるから不思議です。

    文章はほとんどなく、タイトル通り「あ」とか「ひょろ」とか、オノマトペだけで構成されていますが、それがまた写真とぴったりでおもしろい!
    騙されたと思って、ぜひ読んでほしい絵本です。

    投稿日:2023/01/06

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  • わくわく

    タイトルの不思議さに興味をもって、読んでみました。開いてびっくり。写真で構成されているのですが、針金の人の動きというか、ものをみたときの反応がおもしろい! わくわくしながら、ページをめくりました。斬新なおもしろさでした。

    投稿日:2021/02/20

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  • シンプルでありながら時代を超える力がある

    • きみたまきみたさん
    • 50代
    • パパ
    • 東京都
    • 女の子19歳、男の子17歳、女の子15歳、女の子3歳

    写真絵本です。私のお気に入りの1冊。

    2005年に「こどものとも年中向き」1月号として発表されたものが、その後に「こどものとも絵本シリーズ」の1冊として再刊されました。

    この絵本は、読めば分かる。見れば分かる。
    理屈ぬきで楽しめる、とっても愛おしい絵本です。

    物語は、表紙から始まって、裏表紙まで続きます。
    主人公は無機質な針金なのに、頁をめくるにつれて
    、感情移入をし始めて、見えるはずのない針金の表情が、徐々に見えてくる気がします。

    裏表紙で、走り去っていく主人公の後姿と影は、ちょっぴり切ない。

    続編として「ああ」という絵本が発行されていますが、こちらは残念なことに福音館書店の「こどものとも絵本シリーズ」のラインナップにはなく、現在は入手が困難です。
    私も、まだ読んだ事がありません。

    大槻さんは、1973年生まれ。
    「わごむ」、「えくんとことばくん」、「けいとだま」などの絵本の著作がありますが、雑誌、広告、CDジャケット、装丁など幅広い分野で活動して、様々な立体作品や映像などの創作に取り組んでいる人です。
    「わごむ」も、大好きな絵本の1つです、

    以前の私は、写真絵本は好きではありませんでしたが、友人からもらったある写真絵本をきっかけにして、今では、幾つかのお気に入りの写真絵本があります。

    「あ」は、その中でも最高に好きな写真絵本です。
    絵では表現できない物語があることをシンプルに示した絵本で、とても革命的。
    この絵本には、時代を超えて愛される価値があると思います。

    「長生きの絵本にハズレなし」との金言がありますよね。
    私が好きな絵本も、長寿の絵本が多いです。
    しかし、15歳という若い「あ」も、まったく侮れません。
    写真絵本の可能性を広げる作品です。

    投稿日:2020/11/27

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  • 針金でできた人が、グラスやマヨネーズといった、身近なモノ達と出会います。

    つくりは、いたってシンプル。
    針金の人のポーズをとる写真と、「ひょ」とか「はぁ」など、一拍におさまる台詞だけなのですが、そこにユーモアがあふれています。

    開いたページから物語が豊かに流れて、最後のページでは針金の人を大好きになります。

    文字が読めないぐらい小さなお子さんから、小学生、大人まで、声を出して楽しめる、よい絵本です。

    投稿日:2020/08/20

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  • “あ” ・・・んっ!?

    こういうカンジたまらないですね!
    表紙の後姿、“あ”の文字!思わず手に取ってしまいます!!

    中がまたいい。絶妙の間!!
    針金人形さんが、一瞬考えるカンジが、なんともいえない!!
    娘も、ページをめくるたびに「みて!!」と、声をあげてました♪
    特にビールのページが好きみたいです♪♪

    きっと、この本を初めて見た人の9割以上は、頭の中で“あ”と発音し、一拍置いて(・・・んっ!?)となるような気がします。
    表情も無い、派手さもない、なのに強烈に印象に残る一冊です☆

    投稿日:2013/04/26

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  • 絶妙な造形

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子19歳、男の子17歳

    表紙の針金くんが主人公。
    彼がいろんな物に出会ったレポートが、簡潔な感嘆詞だけで表現された世界です。
    コップの持ち手やケトルの注ぎ口をまねたり、綿棒を持ち上げたり。
    渦巻き蚊取り線香の上を走ったり。
    その様子が実に絶妙です。
    針金が紡ぎだすパントマイムというのでしょうか。
    あるはずの無い表情まで伝わってくるし、笑えます。
    ビールコップの結末は一流のエンターテイメントです。
    大人でもその魅力にはまると思います。
    とにかくその魅力は体感するしかありません。
    針金くんのスタイリッシュで絶妙な造形、
    ぜひじっくりと味わってください。

    投稿日:2013/02/27

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  • はりがね君…

    針金をくるくると巻いてできたはりがね君が主人公の本。
    文章は「あ」「は」「よ」とかの一言だけなのに、頭の中にはりがね君の言ってることが
    頭の中に沢山よぎる楽しい一冊です。

    写真もとてもきれいで非常に見やすいと思いますね。

    3歳の娘もクスクス笑いながらはりがね君の行く末を見守っていました(^^)
    何の変哲もない日用品が、はりがね君にとってはなんだかわからない面白いもの(なのかな?)。
    きっと娘も私も自分より大きな日用品があったら、こんなことするのだろうっか?
    なんて思ったりしながら読みました☆

    投稿日:2012/04/11

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  • 出会ったら、どうする?!

    • ゆずりは栞さん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子8才、女の子5才、男の子3才

    3才7ヶ月、末っ子がようやくこの笑いを理解できるようになりました。
    写真絵本です。
    詞書は、感嘆詞やオノマトペのみ。
    でも、絵は存分に語ってくれます。

    針金の人形が歩いていきます。
    身近な物に、いろいろ出会います。
    その時の、針金クンの反応が、とってもステキ。
    イタズラ心や表現遊びが、無邪気で子どもらしい。
    そのうえ、小さなハプニングがあったりして、思わず「ぷっ」と吹き出してしまいます。
    コップに出会ったら、片腕を曲げて、コップのポーズ。
    綿棒に出会ったら、重量上げの真似して、持ち上げてみます。
    手袋の中に潜り込んでみたり。
    しおりになって、本の中に挟まってみたり。
    蚊取り線香のうずまきの上は、リズミカルに走ってみます。
    ああ、疲れた〜って、ビールの入った冷たいコップに寄りかかって座ったら・・・
    あらら(笑)上からあふれた泡が落ちてきた!!
    クスクス笑いが、ついつい漏れる、そんな絵本です。
    でも、末っ子が3才になったばかりの頃、このささやかなユーモアがわからず、いちいち
    説明してやねばならなかったんです。
    久しぶりに自分からこの絵本を引っ張りだしてきました。
    私の解説付きでなくても、ちゃんと笑っていました。
    身近な物の形や特徴や用途、そういう知識が増えて、針金クンの遊び心がわかるようになったんですね。

    投稿日:2012/03/04

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