山の中の不思議なお屋敷には三人の女がいて、道に迷った若者をもてなしてくれます。
ところが、お屋敷は実は化け猫屋敷でした。
お湯につかると猫になってしまうというのです。
話の展開がシンプルだけに、井上洋介さんのおどろおどろしい絵が怖さを膨らませてしまって、ちょっと子どもには怖そうな気がします。
可愛がってくれたからと、若者に本当のことを教えてくれた、元猫の風呂焚きのおばば。
猫の恩返しです。
逃げおおせた若者ですが、お湯に触れた部分だけチョイ猫になってしまったところなど、描写によっては後をひきそうな怖さですが、そこは井上ワールド。
あまり現実感を覚えずにすんで、ホッと人心地でした。