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まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

かしの木の子もりうた」 みんなの声

かしの木の子もりうた 文:細谷 亮太
絵:いせひでこ
原作:ロバート・マンチ
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2014年02月28日
ISBN:9784265802012
評価スコア 4.43
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みんなの声 総数 13
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  • 母の愛は・・・

     「あんなに可愛かったのに・・・」とは、いつの頃からか、つい口をついてでる言葉。

     ずっと以前、子どもがまだ小さい時、可愛くて可愛くて、ぎゅっと抱きしめて、いつまで見ても飽きなくて、我が子は私の宝物でした。だけど、子どもは一人の人間。誰の所有物でもなく、ぐんぐん成長し、どんどん行動し、思わぬことを語りはじめます。

     この絵本では、母から子への愛情、子が成長して離れていくことへの一抹の淋しさ、そして、子どもの命輝く躍動感などが、優しい色使いと柔らかい筆使いで描かれています。子どもは慈しんで育てられることで、羽ばたく力を得て巣立ち、今度は自分が守るべき対象を持ちます。人の暮らしと営みは繰り返し、そうやって命を繋いでいくのですね。リズム感のある文章は、規則正しく時を刻んでいく時計の音のよう。

     
     タイトルにある「かしの木」は、季節によって色を変えながら、いつも母子に寄り添っています。かあさんは年をとっても、折にふれて、子どものことを思っています。読み終った今、かあさんに声をかけたい。 この本からは知ることができないけれど、息子を愛し育てる以外の「自分自身の人生」の話もきっとあるでしょう?あなたがあなたの人生をどう生きてきたかの話も、ぜひ聞かせて下さいね、と。

     
     描かれているのは優しくて深い母の愛。 でも母の立場である私は、自戒をこめて読んでもみたい、そんな絵本です。

    投稿日:2014/08/18

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  • 優しくて切なくて暖かいです

    【ラブユーフォーエバー】は知っていましたが、言葉や絵が変わるとこんなにも印象が変わるものなんですね。
    私はこちらの方が好きです。
    絵が本当に柔らかくて、優しい気持ちになれます。
    言葉も優しく自然で、優しく流れるように語りかけてくれます。
    自分のためはもちろん、いろんな人にプレゼントとして使いたいと思いました。

    投稿日:2022/04/13

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  • 子どもを育てるということは大変なことで
    良い時ばかりではないのだけれど、
    赤ちゃん時代の可愛くて愛おしくて仕方なかった気持ちは、
    いつまでも私の心の根っこの部分にあります。
    それでよかったんだなぁと
    読み終えた時に思わせてもらえた感じがしました。

    絵本の終盤に差し掛かるあたりで、お母さんがかしの木の枝に腰をおろし、
    どんぐりのへたを優しく撫でている場面は、今の自分と重なりました。
    私も遠く離れて暮らす子どもを想ったり、心配したり、
    子ども部屋へ入れば幼かった頃の表情を懐かしく思い出します。
    星や月を見上げて、同じ空を見ているかもしれないと思ったりもします。

    自分も親からこんな風に想われているのかもしれないと気づきました。

    この絵本には
    手渡され続ける愛が描かれていると思います。

    場面ごとに変わるかしの木は、お母さんの感情を表す表情のようです。
    いせひでこさんの絵が、このお話を絵本として押し上げているようにも思いました。

    投稿日:2017/07/11

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  • 絵の力

    有名なストーリーだけれど印象が違うのは水彩の柔らかいタッチによるところが大きいと思います。表紙は、マザーグースのHush-a-Bye babyという曲やルーベンスの「眠る二人の子供」という絵を彷彿させます。子どもを持つことで変化するのは価値観ではなく視野の広さだと聞いたことがあります。赤ちゃんの時期を過ぎ、子どもが成長していくのと同時に、親は子の成長に応じて育児の内容も家事も働き方も生活リズムすら変えて確実に老いへと向かっているのに、眠る子供の無垢な顔を見ると、不思議と、赤ちゃんを守りたいという本能的な気持ちが静かに湧きあがることがあります。そういうとき、若さへの懐古であれば恥ずかしいし、ヘリコプターペアレントの前兆なのであれば危ないと思っていましたが、この絵本をよみ、無理に否定しなくてもよい気持ちなのだろうと思えるようになりました。おそらく、今まで知らなかった気持ちを知るということなのだろうと思います。これが、視野が広がるということなのかはわかりませんが・・・。

    投稿日:2017/03/26

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  • 息子とオーバーラップ

    なんとなしに大人向けの絵本を
    1人で読んでみたい気分で
    試し読みで読ませて頂きました
    全米ベストセラーなんですね、すごい
    偶然にも
    私もいつも赤ちゃんの頃から息子を寝かしつける
    ときに歌ってあげているオリジナル子守唄があって。。。
    そのなかに「たからもの」ってフレーズがあるのと
    1人息子なのでオーバーラップしました
    まだまだ小さいですがこんなふうに素だって行く日がくるのかな、と
    今の日々を大切にしたいなと思わせてくれます

    投稿日:2015/09/05

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  • 親の想い

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子21歳、男の子19歳

    ロバート・マンチの『Love You Forever』は、
    既に『ラヴ・ユー・フォーエバー』という邦訳が出ていますが、
    この作品は、その原作にカシの木を登場させ、さわやかな印象です。
    生まれたばかりの赤ちゃんを抱いたお母さんの思いが綴られます。
    その赤ちゃんはやがて大きくなり、いたずら期、反抗期、思春期を経て、
    独立します。
    でも、お母さんの思いは変わらないのですね。
    やがて、年老いたお母さんと立場が逆転し、
    我が子も親となり、同じ思いを抱くのです。
    カシの木を登場させることで、その絆が印象的な存在となっています。
    『ラヴ・ユー・フォーエバー』の原作も、とても共感できたのですが、
    表現がストレートでやや抵抗があったので、
    この作品でそのあたりがカシの木に置き換えられ、心に沁み入る仕上がりになっていると思います。
    大好きないせひでこさんの絵は、カシの木を添えることで、
    涼風のようなさわやかさを持つ幻想的で素敵な世界を描き出しています。
    思春期の子どもたちにもそっと手渡したい作品です。
    もちろん、子育て中や、もう終えた親世代にも共感してもらえると思います。

    投稿日:2015/07/07

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  • 美しい絵本です!

    表紙は とても可愛い赤ちゃんの寝顔です。
    大人が読んで 感動する、涙が出そうになる。。
    そんな美しい絵本だと思いました。

    子育てをしてきたお母さんの言葉で描かれています。

    50代半ばの私も
    3人の子育てを終え
    夫婦だけの暮らしです。
    出産した時のこと、子育て中の出来事、
    無我夢中でやってきたこと、
    いろいろ思い出します。

    自分の時間なんてなかったも同然だったけれど、
    ふりかえれば、
    とても大切な時間と
    大事な宝物です。

    たまにしか会えないけれど
    子供たち、孫たちの元気な様子、笑顔は
    なんて幸せなことなんだろう。
    そう思いました。

    いま子育て真っ最中の方は
    きっと忙しく 大変で余裕がないこともあるでしょう。
    この絵本に限らず
    絵本を読んで ホッとひといき
    和んで 子育て時間を楽しんでくださいねと
    若い世代の方を応援したくなりました。

    投稿日:2015/05/23

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  • 泣けました

    生まれたばかりの時は,本当に本当に可愛くて,ただただ可愛い可愛いでした。
    そう,2歳になればイヤイヤ期で自我が出てくるし家の中もかきまわすし,4歳の今は女の子なので口も達者になり時に腹が立つことも。
    ちょっと育児に疲れた時に読んでみましたが,この手に初めて娘を抱き必死になって子育てしていた頃の赤ちゃん時代を思い出し泣けました。

    思い通りにいくことばかりでもないし,何で言うこと聞かないの!と思い悩むことも時にあるけれど,子供の存在はこの絵本に中の子守唄そのものですよね。
    子供の成長は本当に早く,だからこそその時その時の子供の成長を忙しぶっていないでしっかり見ていきたいな〜と改めて感じました。
    命の繋がりを感じさせてくれる絵本です。

    投稿日:2014/08/21

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  • つながる愛情

     おかあさんにとって、子どもはいくつになっても「かわいい子ども」です。やさしく大らかなかしの木が、おかあさんのイメージのかさなります。

     子どもがおとなになって、子どもが生まれる、、、命や愛情がつながっていきます。
     いせさんの絵が、おはなしにぴったりあっていてしみじみしました。
     子どもといっしょにじっくり読みたい絵本です

    投稿日:2014/08/13

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  • ハンモック

    孫のお友達の家でハンモックに揺られてとっても気持ちがよかった経験があり、表紙からとてもやさしい気持ちになれました。繰り返し、繰り返し、繰り返された言葉、「だいじな だいじな わたしのあかちゃん 
    あなたのことが だいすきよ   ず〜っと わたしのたからもの       すてきな すてきな わたしのあかちゃん」  こんな言葉で育てられたあかちゃんは、愛されていることの自覚が心を穏やかにしてくれると思いました。愛されているの言葉のシャワーに救われるから、恥ずかしくても言い続ける意味があると思った絵本でした。やさしい絵にも癒されました。

    投稿日:2014/07/23

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