都会のワニ(小学館集英社プロダクション)
都会に生きる孤独なワニの姿を通じて「自分の在り方」を問いかける“あなた”のための物語
そうじきの なかの ボンボン(フレーベル館)
世界にはまだ、誰も知らない不思議とすてきでいっぱい!
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4歳の息子と読みました。 子供って、周りから見ると「何で?」って思う作業を 集中してやってたりしますよね。 この本の主人公、ひろしも、一心不乱にあなを掘っています。 掘った穴は何をすることもなく、 「これは、ボクのあなだ」と満足して、 また埋めます。 この満足するポイントもオトナからはよくわからないのが、 子供の不思議。 ひろしの気持ちが分かるのか、 4歳の息子はこの絵本大変気に入って、 何回も何回も一緒に読みました。
投稿日:2010/10/21
非常に哲学的な絵本です。 ひろしくんが、穴をほります。 理由は特にありません。日曜日に何もすることがなかったからです。 無心に穴をほるひろしくん。 最後は、満足して穴から出てきます。 穴から見た景色に納得したのでしょう。 自分の目で確かめて納得するって、大切なことだなぁと思います。
投稿日:2021/05/24
庭に穴を掘って埋めて・・・だけなのお話ですが、谷川俊太郎さんの見事な日本語表現に引き込まれます。詩のような、哲学のような。子どもが好きな反復があったり、普通のはずの出来事が谷川俊太郎さんの手によって、私にとって忘れられない絵本になりました。
投稿日:2020/11/03
作者が谷川俊太郎さんであることに納得の作品でした。 物語というよりは詩に近い印象でした。 ひろしが穴を掘って、そして埋める過程が淡々と、でもどこか味わい深く描かれていました。 独特な世界観と不思議な魅力がある絵本でした。 ちょっと癖になります。
投稿日:2020/06/10
一生懸命あなをほる男の子。 男の子がすっぽりと入れるあな。これを掘るのはなかなかたいへんだったのでは? あなの中に入って、みんながやってきます。 最後にあなを埋めてしまうところを見て「どうしてあなをうめちゃうの?」とこどもは言っていました。「ぼくのあな」だからかな?
投稿日:2015/06/08
和田誠の絵が、谷川俊太郎のことばにいろどられて、実に哲学的:男の子がただ「あな」を掘り、そしてまた「あな」を埋めるという絵本です。定型本をヨコに使って、本は上に開くという摩訶不思議なつくり。 男の子がひとりでまた埋め始めると、娘は言いました「え〜っ、せっかくほったのに、うめちゃうの〜?」と。男の子に、言い知れぬおとなを感じた私です。 大きな穴を掘ったことがなくても、穴を掘って中に入ってみたくなる本です。こどもの頃の体験を、思い出しました。表紙絵はそのデジャブです。
投稿日:2013/11/26
お砂場が大好きで、先日パパと一緒に大きな穴を掘ったところ だったので借りてきました。 この絵本のようには深く掘れてませんが 自分も同じように穴を掘ったばかりだったので 喜んで何度も読みました。 これはぼくのあなだ。 って、淡々とした調子で文字数も少ないですが まさに息子の発想と同じでツボにはまったみたいです。 また公園に行って、前より深い穴を掘ろうとしていました。 絵本でも、最後は穴をちゃんと埋めておしまいなので安心ですよ。 お砂場と言えば山ですが、たまには穴も面白いです。 お砂場好きな子に是非お薦めです。
投稿日:2012/06/20
谷川俊太郎さんの作品です。小学校の教科書にでてきそうな詩のようなストーリーで、奥深さを感じます。 「てのひらのまめがいたい」 「あせがみみのうしろをながれおちる」 「つちはいいにおいがした」 「あなのなかはしずかだった」 国語力が乏しい私は主人公のひろしの気持ちはわかりませんでしたが、視覚だけでなく、嗅覚、触覚、臭覚などで共感できる部分が多く、言葉が心に残りました。 シンプルな絵もピッタリです。 読んだ後とても暖かな気持になりました。
投稿日:2012/02/23
娘が、これおもしろそう!と、持ってきた絵本です。 なるほど、娘が自分でもさっと読めるタイトルに、シンプルではっきりとした絵。 穴から空を眺めた景色が、表紙になっていたんですね。 日曜日に何もすることがないから穴をほってみるなんて、子どもならではの発想で、なつかしい気持ちになりました。それをとりまく、家族や友達とのやりとりも、ほのぼのしていて、微笑ましいです。
投稿日:2012/02/16
テンションをあげることなく、たんたんと読みました。 そんな感じが似合う気がして。 ただ意味もなくあなを掘り、 その狭い空間に一人入り、静かに空を見上げ、蝶を眺め、 何かに納得したのかあなを埋め、 何事もなかったかのように、あなも自分も元に戻る。 とても心落ち着くいい本だと思います。 楽しいわけじゃないけれど、 とても心地いいです。 朝から、子供達が、大騒ぎで兄弟喧嘩。 プンプンプンプン、いつまで経ってもどうも気が収まらない様子。 そこで、嫌がる二人を膝に載せ、この本を読んであげました。 2回ほど、読みました。 すると、自然と怒りも不快感も収まり、とても落ち着きました。
投稿日:2012/02/04
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