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ブルンディバール」 大人が読んだ みんなの声

ブルンディバール 絵:モーリス・センダック
訳:さくま ゆみこ
再話:トニー・クシュナー
出版社:徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!
税込価格:\2,200
発行日:2009年11月
ISBN:9784198628567
評価スコア 4.53
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みんなの声 総数 14
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  • 今だからこそ。

    今、ロシアとウクライナの戦争が起こっている、そんな時代だからこそ、こういう絵本は意義のあるものに思いました。
    歴史は繰り返されているし、その中で大変悲しい想いをしている者たちがいる。
    どうにもならない社会情勢ですが、どうにかしないといけない。
    この絵本を読んで希望は見出せませんか?
    偉人って誰でしょう、どこやの国の大統領?大金持ち?独裁者?
    それは違うよね、その人たちの考えが必ずではないよね。
    いろいろ考えさせられる感動的な絵本に思いました。

    投稿日:2022/04/28

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  • 重い舞台裏

    日本語版2009年刊行。
    病気の母親にしぼりたてのミルクを飲ませるため、町に出かけた兄妹。お金を持っていないが、どうにかして牛乳を手に入れようとする話。

    悪者が出てきて、すったもんだの挙句、正しい子どもたちが勝つ、というお話。悪い人はどこまでも悪く、ずるく、汚くてわかりやすい話。
    周囲のその他大勢の大人たちの付和雷同ぶりも見もの。社会の嫌な部分をよく観察してうまいこと表現している。

    話がずいぶん大げさで、くどい印象を持った。
    コテコテの改善懲悪モノだと、いささか鼻白んでしまうのは、私の偏屈な性格のせいだった。
    巻末の翻訳者による解説を読み、しつように悪い人をやっつける描写に力が入っている理由がわかった。

    この絵本の原作となったオペラは、第二次世界大戦中に台本が書かれ、作曲され、チェコのユダヤ人の孤児院で初演。その後、チェコ北部のナチスの強制収容所で子どもたちが55回にわたって上演したという。
    アウシュビッツよりは多少ましだったらしいテレジンの強制収容所では、ガス室はなく、芸術活動も行われていたとはいえ、無理に働かされて病気になって死んでいった人がたくさんあったという。
    (収容された子ども15000人中、生き残ったのは132人)

    そんな状況の中、悪い人をやっつけて、正しい人が幸せになる話はどれほどその場の人の心を慰め、支えとなっただろうか。
    明日、生きているかどうかわからない状況で、子ども達がどんな気持ちでこの話を上演していたのだろうか。
    その話を絵本という形で、現代の私たちが知ることができるのは貴重だと思う。

    投稿日:2022/01/02

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  • 踊っているよう♪

    オペラ「ブルンディバール」を、知らない私ですが、

    挿絵が、踊っているような躍動感がいいなあと思いました。

    横へ流れていくように描かれているのも、文字が普通に描かれて

    いるのと、黄色の枠に中の文字と分かれているのも効果があって

    面白いと思いました。歌い文句のように、詩のように踊りながら

    進んでいく構成が素晴らしいと思いました。

    投稿日:2019/07/06

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  • ナチスドイツで 多くのユダヤ人が強制収容され 殺されました
    そんな強制収容所で子どもたちが上映したオペラ「ブルンディバール」悪を倒した子どもたちの勝利
    病気のお母さんに ミルクを飲ませるために 兄妹は町へ行きました
    そこで出会った ブルンディバールは悪者  でもめげてはいません

    オペラの劇ですから すごくおもしろい 絵本になっています
    てまわしオルガン♪ 「ちいさいこどもはにくたらしい・・・・・♪ ・・・・・」ブルンディバールの歌です
    それでも 兄妹はお母さんを助けるために お金を稼ぎミルクを求めるのです
    町の子どもたち302人みんなが力を貸してくれるのも 嬉しいですね

    悪いブルンディバールをやっつけ  お母さんにミルクを届けられるか?
    それはこの絵本でお楽しみ下さい!

    悪 なかなか手強いですね 
    オペラで見たら 素晴らしいのでは

    投稿日:2017/10/05

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  • 歴史をオペラで、絵本で・・・

    センダックの作品で
    これ・・・知らない・・・
    と、何も考えずに
    図書館から借りてきました

    カタカナが苦手なので(笑
    題を見ただけで 「?」

    オペラ?

    アニメのような吹き出し
    おかあさんが病気になっちゃって
    おとうさんは、既に亡くなっている・・・ようです

    お医者さんに「ミルクを」と言われ
    バケツを持って、街に

    大人は、みんな、酷い人ばかり・・・

    あっ!パン屋のおじさん、ミルク屋さんは
    「まよなかのだいどころ」のおじさん達!?

    このねこのおばさん?は、なんだろう・・・
    お金持ってるこのいやな大人達は、一体・・・
    そして、題になってる「ブルンディバール 」の登場

    いやぁ〜
    確かにお芝居のような展開

    最後に、シニア向けのチラシ?
    の、上にメッセージが・・・
    気になる・・・

    で、図書館の絵本なので
    カバーが切り取られ
    「この絵本について」の部分と
    作者・訳者の部分が貼り付けられてました
    これは、とても、大切

    びっくりしました
    歴史的事実・・・
    まだまだ、知らないことが多いおばさん でした

    しかし、やっぱり、センダックさんって、すごい!!

    投稿日:2017/09/25

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  • まず、ブルンディバールとは何ぞやと思いながら

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子5歳、男の子3歳、女の子0歳

    話を読み進めましたが、大道芸人という事でいいんでしょうか。お母さんの為にミルクを買うお金を何とかして工面しようと奔走する兄弟。最初のページと最後のページのお母さんの風貌にだいぶ変化がありました。元気になったんですね!

    投稿日:2017/07/20

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  • 子どもオペラ

    なんだかミュージカルみたいな雰囲気だなあと
    思いながら読みました。
    そう思ったら、この絵本、オペラにもとづいて作られた
    絵本だったのですね。納得です。センダックの挿絵が
    とっても賑やかで、言葉が詩や歌みたいで。
    ユダヤ人の孤児院や、ナチスの強制収容所で子どもたちに
    よって上演されたのですね。
    「ブルンディバール」は「悪い大人の象徴」として
    描かれているのでしょうか。
    オペラも観てみたいなあと思いました。

    投稿日:2017/05/25

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  • センダックさんの想い

     ナチスの強制収容所で、子どもたちが演じたオペラがもとになっているお話です。
     デフォルメされた人物、登場人物の多さ、セリフ仕立て、にぎやかな場面、などオペラの雰囲気がでているなと思いました。

     最後のページ、ブルンディバールの言葉にむなしさを感じました。
     センダックさんの想いが伝わってくる、どっしりした絵本でした。

    投稿日:2010/07/23

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  • 子どもと読む時期を考えようと思います

    この本を生まれた背景を思うと心がヒリヒリと痛むというのか、鮮やかな色調で描かれてはいても、子どもと読んでいいのか、どのぐらいまでの歴史を教えればいいのかと正直考えました。

    何気ない日常に、恐怖や怒りをひそませてあるというのがセンダックの絵本の一つの特徴であるとすると、この本はセンダックの描きたいものの集大成と言えるかもしれないと思います。

    読めば読むほどセンダックの本は私にとって難しく感じられます。

    諧謔味があっても、笑って読み過ごすことはできないし、何度か一人で読み返してみて子どもと読む時期を考えようと思います。

    投稿日:2010/04/01

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  • センダック♪

    センダックの絵を見つけてこれは!!と早速読みました。

    とにかくどのページも色使いが素敵です。水色やピンク、黄色など、とても明るくやわらかい色に、センダックのかわいいイラストでページをめくるたびに楽しめました。

    病気のお母さんのためにミルクを買いに行く兄弟の物語です。結構長いお話ですが、テンポのある言葉づかいでどんどん読んでしまいます。


    そして何より読んでいて嬉しかったのは、これまでのセンダックの絵本に登場していた「あのひと」がこの『ブルンディバール』にも登場しているんです!同じ職業で♪ページをめくって見つけた時には嬉しくて笑ってしまいました。

    投稿日:2009/12/18

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