「ニコとねずみのすてきなせかい」 大人が読んだ みんなの声

なんかはじめは絵の雰囲気があんまり好きではないかもと思っていたのですが、絵本を読み始めるとそんなことはどうでもよくなり、その迫力が楽しめました。私が気に入ったのはジェットコースターのページ。こんな風に描かれている絵本って見たことがなかったので新鮮でした。猫がネズミを食べようとしてネズミにいつも負けてしまう絵本は多く見たことがありますが、これは今まで見たものよりも笑えました。

ネコが、ネズミを助ける代わりに、ネズミの素敵な世界を見せてもらうことになります。二人は徐々に仲良くなっていき、最後はネコもネズミに素敵な世界を見せてあげます。
振り回されるけれど、平気なふりをするネコの姿がかわいかったです。ジェットコースターのシーンでネズミが手を挙げてるのもおもしろかったです。
何度も読みたいほのぼのとした絵本でした。

ねことねずみは昔から宿敵のような関係ですが，ねこはねずみを追いかけ食べるという。。。
ねこに迫られたねずみが「食べなければ素敵な世界を見せてくれる」と言う。
何が待っているのだろうと読み手も行き先にわくわくする絵本でした。
ねこが意外にもリアルな表情で，少々怖いのもまた味がありました。

前に読んで面白かった絵本ですが、今回再読して、訳者が大好きな斎藤洋さんであったことを知りました。
ドイツの絵本だったのですね。
おおきなトラ猫、ニコに捕まってしまったかしこいネズミ　ルツィ―リのお話です。
見逃してもらう代償は、ニコにとって良いものばかりではなかったようですが。
ジェットコースターはとてもかわいそうでした。
ラストで夜空を見ている二人、これから親友になって、冒険を続けそうな予感がします。

普通は友だちになりえない、ネコとねずみ。
まったく、ちがうからこそ、みてきたものもぜんぜんちがう。
当然、お互いの知っている「すてきなせかい」も。
自分とにていない存在との出会いが、一気に自分の世界をひろげてくれる感じ、共感しました。

小さな体で広い世界を勇敢に動き回るねずみのルツィーリが、大きな体で世の中を知らないとらねこのニコデムスに教える��すてきな　世界″。
笑わずにいられません。
やれやれ、これで食べられずにルツィーリが家に帰れるかと思いきや、ニコデムスがお礼をというので、ドキリとしましたが素敵なお礼でした。
ちょっとは、大人になったのかな？ニコデムスくん。

そして、エンディングのルツィーリの行動力にひやりとしているニコデムスが愉快でした。

ネコに食べられそうになったネズミがすてきなせかいを案内するから食べないでとお願いをします。
すてきなせかいっていったいどんなせかいかなーと楽しみに読みました。
ネコにとってすてきなせかい、ネズミにとってすてきなせかい、価値観はそのものによって違うというのはたしかにありますね。
なんだかんだでネズミの口がうまいのかネズミのペースでもうネコはこのネズミを食べられないのではないかなーという気がします。

天敵であるはずの猫とねずみ。
この絵本でも、最初はそうでしたが
最後にはすっかり仲良しになっている姿に、
なんだかクスッと微笑ましく、心があたたまりました。

ジェットコースターの場面のニコの表情も面白いのですが、
夜空を見つめる場面が、特に好き。

名コンビ誕生の予感です。

　お話の途中までは、イソップ物語に似ているなと思ったのですが、ネコとネズミがどんどん仲良くなっていくのが、ほほえましかったです。
　ジェットコースターは迫力がありました。見ている私も、目がまわりそう。

　大きなネコと小さなネズミは、いいコンビだなと思いました。
　次の「すてきなせかい」は、宇宙にいくのでしょうか。最後まで楽しいお話でした。

絵はあんまり好きでないのですが、読んでいるうちに絵も気にならなく

なって楽しめました。ねずみのルツィーリは、度胸があると思いました

必死になって挑めばなんとかなるのかなあって勇気をもらいました。

とても素敵な関係を築いてお友達にもなったルツィーリは、ニコと同等

の立場でやっぱりお友達ってもう裏切らないし、いいなあって思いまし

た。