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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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なかなかよいと思う スウェーデンの作品と日本画家のコラボ   投稿日:2012/02/23
月へミルクをとりにいったねこ
月へミルクをとりにいったねこ 作: アルフレッド・スメードベルイ
絵: 垂石 眞子
訳: 菱木 晃子

出版社: 福音館書店
この作品は、スウェーデンの文学者アルフレッド・スメードベルイが、1908年に発表した作品に、垂石眞子さんが絵を描き1996年に発刊したもの。
表紙の絵に魅せられて読んだのですが、この絶妙なコラボレーションこそ、この作品の大きな魅力と言えそうです。

物語は、かあさんねこと4匹のこねこが、仲睦まじいく暮らしているシーンから始まります。
ところが、住んでいる農家の雌牛の乳が出なくなってしまったから、さぁ大変です。
困り果てたかあさんねこ。
犬がミルクのある場所を教えてくれるのですが、何と月。
月でおじいさんとおばあさんが運んでいる桶の中身が、ミルクだと言うのです。
日本で月に住むのは、餅をつくうさぎと相場が決まっているのですが、やはり所変わればというところなのでしょう。
かあさんねこは、どこまでも月を追い駆けるのです。
道すがら、ぶた、おんどり、こうしも一緒に行こうとするのですが、みんな途中で諦めてしまいます。
やはり、母強し。
その子を想う気持ちに、揺るぎは微塵も感じられません。
何度も高い木に登ったり、走って追い駆けたりを続けるのです。

結局、かあさんねこの勘違いではありますが、ミルクにありつけることができ、とてもほのぼのとした気持ちで読み終えることが出来ました。
良く出来たストーリー展開で、長く読み続けられることに納得出来る作品だと思います。
一寸文章が多めなので、読み聞かせよりは小学校低学年生が自ら読むのに適している作品かも知れません。

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なかなかよいと思う 懐かしい作品   投稿日:2012/02/23
スプーンおばさんのクリスマス
スプーンおばさんのクリスマス 文: アルフ・プリョイセン
絵: ビョーン・ベルイ
訳: 大塚 勇三

出版社: 偕成社
「スプーンおばさん ちいさくなる」に続く第2弾。
自分が子供の頃読んだ作品ですから、懐かしさが募ります。

さて、今回の作品は、スプーンおばさんが、クリスマスの買出しに日に、ちいさくなってしまったというシーンから始まります。
よりによってと言うとおり、スプーンおばさんには、買いたいものがあるのですが、おじさんは、全く必要なしと思っていたのです。
スプーンおばさんの買いたいものとは、麦の束、鳥の家、輪飾りと、どれもクリスマスを鳥と祝おうとするノルウェーの慣わしに因んだもの。
所変わればというところなのですが、そんな風習があると知っただけでも、価値があることだと思います。

それから、スプーンおばさんの機知に富んだ発想によって、無事に3つの買出しを終えるのですが、そのやり取りは実に楽しいもの。
巧みに亭主を操るなんて、身につまされるお話しです。(笑)

それでも一番良かったのは、最後にスプーンおばさんが、亭主に「クリスマスおめでとう」とキスしながら言うシーン。
何のかんの言って、二人が仲良しというのも、この作品の大いなる魅力なのでしょう。

シリーズとして結構発刊されていますが、自らが読む作品としてオススメします。
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ふつうだと思う 「かいじゅうたちのいるところ」の副読本?   投稿日:2012/02/23
7ひきの いたずらかいじゅう
7ひきの いたずらかいじゅう 作・絵: モーリス・センダック
訳: 中川 健蔵

出版社: 好学社
12cm×23cmという超変形で、かつ、6ページしかないという、変わった作品です。
「かいじゅうたちのいるところ」に登場する怪獣を、そのまま説明したみたいな感じの作品で、その意図するところが分かりません。
センダックの作品は、その背景を理解していないとならないものもあり、これは何なのか?是非、聞いて見たくなる、そんな作品です。
正直、コメントし辛いです。
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なかなかよいと思う 親子でやってみたい早口言葉   投稿日:2012/02/23
生麦生米生卵
生麦生米生卵 編: 齋藤 孝
作: 長谷川 義史

出版社: ほるぷ出版
齊藤孝・編、長谷川義史・絵というある意味、最強コンビの組み合わせの作品。
齊藤孝さんと言えば
『声に出して読みたい日本語』『三色ボールペンで読む日本語』『読書力』『会議革命』『質問力』『齋藤孝の「ガツンと一発」シリーズ』『原稿用紙10枚を書く力』『人を10分ひきつける話す力』等 沢山の書籍を読んだことがあります。
読書論から果ては、小学生の勉強法に至るまで広いジャンルを網羅し、固定ファンも多い作家です。

その齊藤孝さんが選んだ早口言葉に、長谷川義史さんが味わい深い絵を描いているのですから、良いに決まっています。
その絵は、昭和の結婚式の1日を描いたもの。
早口言葉に、このテイストの絵ですから、実にかけ離れた設定なのですが、逆にそれが奏効している感があります。

ちょっとこじ付け気味の展開ではありますが、親子ともども楽しめること間違いありません。
気にいった早口言葉は、子供と競争してみるのも一考でしょう。
パパやって見てと言われると、滑舌の悪い私は辛いものがありますが。
※因みに滑舌が漢字変換しないのでおかしいと思ったら、元々は業界用語であり、段々と標準語として認知されつつあるとのことでした。

早口言葉も、日本語の素晴らしさを良く表現しているもの。
核家族化が、こうした文化の伝承を無くしている側面もあり、こうした絵本の存在は極めて貴重だと思います。
伝える機会を提供してくれた齊藤孝さんの志を受けとめ、是非、多くの人に読み聞かせして欲しい作品です。
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なかなかよいと思う 動物病院の設定がGood   投稿日:2012/02/23
どうぶつびょういん おおいそがし
どうぶつびょういん おおいそがし 作・絵: シャロン・レンタ
訳: まえざわ あきえ

出版社: 岩崎書店
2011年のイギリスの作品。
最近の傾向として、海外の作品が現地発刊とほぼ同時に邦訳されるケースが多くなってきている気がしており、大変好ましいことだと思います。

物語は、ばくの子供が、お医者さんであるママの病院に手伝いに行くシーンで始まります。
動物病院と言うと、近所にあるような個人病院を思い浮かべる方も多いはず。
でも、このママの働く病院は、それこそ総合病院というに相応しい規模のもの。
全く人間の罹る総合病院と同じ仕組みで、そこに擬人化した動物達がいるのですから、面白くないはずがありません。
その病名が、解けなくなったヘビ、首が戻らなくなったキリン、体の斑点が取れたヒョウ等だから、見ただけで笑ってしまいます。

ばくの子供は、一所懸命お手伝いするものの、やる事成す事、他の方の邪魔になっているようですが、そこはご愛嬌。
取り巻く動物達も大人の対応をするので、ほのぼのとした気持ちになることでしょう。

総合病院を舞台にしたことで、この絵本の成功は約束されたも同然のようなものだったと言えると思います。
子供と一緒になって、絵を楽しみつつ読み聞かせ出来る絵本としてオススメです。
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自信を持っておすすめしたい 大笑いできる作品   投稿日:2012/02/23
となかいはなぜサンタのそりをひく?
となかいはなぜサンタのそりをひく? 作: モー・プライス
絵: アツコ・モロズミ
訳: 松野 正子

出版社: 岩波書店
絵は、アツコ・モロズミさん。
この作品が、2作目ということですが、最初1993年にイギリスで発刊されています。
調べたら、彼女は1955年生まれで、広島大学、筑波大学大学院を卒業後、イギリスのロイヤル・カレッジ・オブ・アーツで博物学のイラストレーションを修め、イギリス在住のようです。
訳は、「ふしぎなたけのこ」等で知られる松野正子さん。
昨年末に亡くなられておりますが、素晴らしい作品を邦訳されたものだと思います。

原題は、Why the reindeer were chosen?
何故、トナカイは選ばれたのか?というのが直訳です。

物語は、ソリがなく、サンタクロースが妖精のエルウィンとプレゼントを歩いて運んでいたシーンから始まります。
サンタクロースは、これ以上配れないと、エルウィンに告げるのです。
そこで、エルウィンは、仲間と秘密裏にソリを製作して、サンタクロースにプレゼントします。

問題はこれから。
誰がソリを曳くかです。
この絵本がユニークなのは、それを公募したこと。
世界中の動物達がやってきては、ソリを曳くのですが、どれも上手くいきません。
ゾウ、ワニ、ハスキー犬、果てはカンガルー、猪に至るまで、どれも大笑いの展開です。
ゾウが屋根に降り立つや否や屋根が潰れるシーンや、跳ねるカンガルーの乗り心地の悪さは、想像しただけで楽しさ満点。
アイデアの勝利と言えそうです。

そこに登場したのが、トナカイ。
谷に落ちた友人を救いに行くために編成されたのですが、やはり、ソリにトナカイは似合うと再認識出来ました。

ストーリーの面白さは言うまでもありまえんが、アツコ・モロズミさんの絵がそれを十二分に惹き立てています。
北国の暮らしぶりやその季節感は言うに及ばず、表裏表紙一面に描かれたソリの絵は、見事としか言いようのないものだと思います。

クリスマスにオススメの作品が、また1つ増えました。

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なかなかよいと思う 分かりやすいストーリー   投稿日:2012/02/23
しんせつなともだち
しんせつなともだち 作: 方 軼羣 (ふあん いーちゅん)
絵: 村山 知義
訳: 君島 久子

出版社: 福音館書店
中国民話の再話。
1955年に方 軼羣(ファン イー チュン)が中国で絵本『夢卜回来了』として発表したもの。
それに、1965年に村山知義さんが絵を挿入して発刊したもので、かなりの古典的作品になります。
この作品は、1959年の出版以来読まれ続けている、フランスのロングセラー絵本「ペール・カストール」シリーズの一冊として、「ゆきのひのおくりもの」としても発刊されています。
「ゆきのひのおくりもの」のにんじんが、「しんせつなともだち」ではかぶになっているくらいで、話の展開に大きな差異はありません。

物語は、雪の中でかぶを2本見つけたこうさぎが、お腹が一杯になったので、残りの1本をろばに届けてあげるシーンから始まります。
ろばは、外出中。
くしくも、ろばは、その頃雪の中にさつまいもを見つけて、喜んで帰るとかぶを見つけます。
その繰り返しが続くぐるぐる話で、友達への想いがリレーされていくという話は、実に分かり易いもの。
情けは人のためならずということが、分かってくれたら良いのではないかと思います。

ただ、最後にこうさぎが、「ともだちが わざわざ もってきてくれたんだな」と言って終わるのですが、もう一ひねり欲しかったところです。
余りにもあっさりしていて、余韻が少しもないというのが残念な気がしました。
登場する動物達は、マフラーをしていたり、帽子を被っていたりして、その擬人化された暮らしぶりも楽しみの1つです。
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ふつうだと思う 再会の感動に重きを置き過ぎの感あり   投稿日:2012/02/23
まいごのフォクシー
まいごのフォクシー 作: イングリ・ドーレア エドガー・ドーレア
絵: イングリ・ドーレア エドガー・ドーレア
訳: 卜部 千恵子

出版社: 岩波書店
1949年のアメリカの作品で、邦訳は何と2002年。
50余年の時を経過した後に邦訳されるとは、実に息の長い作品です。
文・絵のイングリ&エドガー・ドーレア夫妻は、1940年に「リンカーン」でコールデコット賞を受賞しています。
原題は、「Foxie the singing dog」で、ロシアのチューホフの短編「カシタンカ」にヒントを得た作品とのこと。

物語は、主人公のフォクシーが、ご主人を追い駆けて外に出たまでは良かったものの、迷子になってしまうシーンから始まります。
そこで、フォクシーは、太ったおじさんの家で飼われることになるのですが、そのおじさんは、サーカスの出演者。
フォクシーは、その家に住むネコ・オンドリと共に、芸の修得に余念がありません。
デビュー当日、何と、ご主人がサーカスの観客に来ていて、感動の再会となるのですが、それまで親身になって世話してくれたおじさんのことを直ぐ忘れてしまうのは、如何なものですかね?
前のご主人の元では、がりがりのキツネのようだったのに、太ったおじさんのところでは、すっかり毛並みも良くなったというのは、それだけ大切にされた証のはず。
何か、その恩よりも、再会に焦点が当たってしまっているのに、少し違和感を覚えました。

絵は、モノクロとカラーのページが交互になっているクラッシックな手法が取られていますが、決して古さは感じません。
何処かブレーメンの音楽隊を彷彿させるような展開は、親しみを持って読み聞かせ出来る作品だと思います.
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なかなかよいと思う 絵のテイストが楽しい   投稿日:2012/02/22
ゴリラが1ぴき
ゴリラが1ぴき 作・絵: アツコ・モロズミ
訳: 松野 正子

出版社: 岩波書店
作は、アツコ・モロズミさん。
この作品が、初めて絵と文を手掛けた絵本とのことですが、最初1990年にイギリスで発刊されています。
調べたら、彼女は1955年生まれで、広島大学、筑波大学大学院を卒業後、イギリスのロイヤル・カレッジ・オブ・アーツで博物学のイラストレーションを修め、イギリス在住のようです。
この作品は、ニューヨーク・タイムズの賞の受賞作品。
訳は、「ふしぎなたけのこ」等で知られる松野正子さん。
昨年末に亡くなられておりますが、素晴らしい作品を邦訳されたものだと思います。

物語は、
ゴリラが 1ぴきという文で始まります。
非常に精緻なゴリラが、バナナを食しているシーンが描かれています。
次ページからは、ゴリラ1ぴきと、〇〇が〇ひきと、段々と数を数えていくという展開ですが、他の生き物が中々見つかりません。
ゴリラが雪山にいたり、海辺にいたりと、タイトル通りおかしな絵が続きます。
このテイストって、ゴリラ好きのアンソニー・ブラウンに通じるところがある気がしてなりません。

数の数え方で、ひきとぴきの区別が出来たりするので、きっと、この絵本は役に立つこと間違いありません。
絵が楽しいのに加えて、捜すのに苦労するという点もあるので、小さくても充分に楽しめることでしょう。


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自信を持っておすすめしたい 田植えの仕組みがわかります   投稿日:2012/02/22
おむすびさんちのたうえのひ
おむすびさんちのたうえのひ 作・絵: かがくい ひろし
出版社: PHP研究所
かがくい ひろしさんと言えば、「だるまさん」三部作シリーズがつとに有名です。
三部作で50万部突破しているとのこと。
加岳井 広という苗字ですが、とても珍しい。
調べたら、かがくいさんは、2009年9月28日に54歳という若さで急逝されていたのですね。
僅か2005年〜2009年という創作活動ですから、本当に短い間に名作を残されていたのだと思います。

この作品は、2007年のもの。
主人公は、おむすびさん。
文字通り、おむすびなのですが、それが田植えをする発想が◎。
いつもながらに、かがくいさんの目の付け所に脱帽です。

そして田植えを手伝ってくれるのは、村のみんな。
それも、具のしゃけ、たらこ、おかか、うめぼし、こんぶを始め、おいなりさん、ほそまきさん、ふとまきさんなんて面々ですから、ワクワク感は募るばかり。
田植えのシーンが丁寧に描かれているので、子供との会話が弾むこと間違いありません。
それにしても、こうした文化を上手く挿入するのが、かがくいさんは得意ですね。
田植えとは、古来、神事であり祭りであり、集落で手伝い合う「結い」と言う共同作業であったのですが、それをさり気なく描写するなんて、凄いと言うしかありません。

その後、たこどんといかどんも田植えの手伝いに来るのですが、8本足のたこ、10本足のいかの、田植えの巧みなこと。
充分、笑わされてしまいました。

田植えを終えた後の日焼けした姿にも、大笑い。
しかも笑いの中に、ほっとさせる優しさもあって、オススメの作品です。
かがくいさんの作品は、どれをとっても、外れがないので全部読破したくなりました。

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