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ヒラP21

その他の方・70代以上・千葉県

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自己紹介
子どもの通う小学校の読み聞かせをスタートに、絵本の世界に飛び込んだ私ですが、いつの間にか子どもは親離れ。
私だけが絵本の世界に残ってしまいました。
小学校、中学校での読み聞かせをベースに、障害者関連施設、高齢者福祉施設と新境地を開拓中です。

読み聞かせおすすめコーナー

公開

ヒラP21さんの声

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自信を持っておすすめしたい 犬の心をとおして   投稿日:2009/03/28
黄色いボール
黄色いボール 作: 立松 和平
絵: 長 新太

出版社: 河出書房新社
読み終わったら、息子が「ひどいお父さんだね」と言った。
奥さんは、「あんたも、お父さんに捨てられちゃうかもしれないよ」と加えた。
つい、自分は「お父さんにも事情があるんだ」と言いたかったが、読み終わってすぐにリアクションのある絵本は好きである。

引っ越し先では動物を飼えないからと、河原でボール遊びをしているところで、気がついたら捨て犬になっていたタロウ。
川に向かって投げられた黄色いボールをお父さんに届けなければ。さまよい歩くタロウの姿はなんとも切ない
かつて捨て犬だった我が家の老犬を見ながら、犬ってけなげで主人思いだと思った。
さまよい歩いて最後に拾われたタロウ。新しい犬小屋の中に黄色いボールが大切にしまわれている。
ポチになったタロウはこれから幸せに暮らすのだろうか。
我が家の犬となって15年過ぎた老犬も、遠い昔の事を覚えているのだろうか。

小学校の読み聞かせに使おうと思う。
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自信を持っておすすめしたい 悲しさに心を突き刺されました   投稿日:2009/03/22
わたしのいもうと
わたしのいもうと 作: 松谷 みよ子
絵: 味戸 ケイコ

出版社: 偕成社
言葉少なに、いじめを受ける気持ちを痛烈に訴えてくる絵本です。
多分、周りの友だちはいじめているとは思っていないのかもしれない。いじめた当事者たちが中学に入り、高校に進学し、多分私の妹のことも忘れてしまったのでしょう。
笑いながら、おしゃべりしながら通り過ぎていく友だち。自分の世界にこもってしまって折り紙でつるを折り続ける妹。
とても悲しい本ですが、楽しそうに見えている小学校にも、大人たちの気づかないところでいじめはあります。

中学校に進学する息子に読んで聞かせました。すでに読み聞かせで知っている本のようでした。
反応はよくわかりませんでしたが、この本は、繰り返し繰り返し読んで聞かせて、心のどこかに、納めて欲しい本です。

味戸ケイコさんの絵が、素晴らしいと思いました。
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なかなかよいと思う おこられる気持ちを考える   投稿日:2009/03/22
おこだでませんように
おこだでませんように 作: くすのき しげのり
絵: 石井 聖岳

出版社: 小学館
どうして、いつも怒られるんだろう。
どうして、いつも怒ってしまうんだろう。
子どもと、大人のコミュニケーション。難しいと思います。
ぼく、気持ちをわかってもらって良かったね。でも、やっぱり怒られることってあると思う。それは、ぼくが悪い子だからじゃないんだよ。そのこともわかると良いよね。
大人たち、怒られる子の気持ち、つい感情的になってしまう前に子どもの気持ちを考えないといけないよね。
いろいろ思いながら、我が子に対してはついつい感情的に怒ってしまう自分です。どうしたら、思いが伝わるのか。
最終的には、子どもが答えを出してくれるのでしょうか。
子どもの心の成長を考えながら、怒りたくなる気持ちのガス抜きをしなければいけないと痛感。

この絵本、母子家庭です。
お父さんがいたら、違うのかな?
お母さんも精一杯のような気がしました。

小学校に入りたての子に、読んであげたい絵本です。
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自信を持っておすすめしたい おとうさんのすごさ、こどものやさしさ   投稿日:2009/03/18
4こうねんのぼく
4こうねんのぼく 作・絵: ひぐちともこ
出版社: そうえん社
父子家庭ってなんだろう。
息子は、この絵本に出てくるお母さんと、父子の星空観察が結びつかなかったようです。
父子家庭なのに、この絵本は明るいのです。
お父さんのすごさだと思いました。
でも、子どもは昔のお母さんに会いたい。さりげなくお母さんへの思いが語られているのに、子どもはあっけらかんと宿題に夢を書きます。
これはお父さんには解らないかも知れません。
これが子どものやさしさです。

読み聞かせをして、息子には今ひとつこの話の深さが伝わりませんでした。
あまり解説するのではなく、感じてもらいたい絵本です。

やさしさいっぱいの本だと思いました。
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なかなかよいと思う ウケルお話だけど   投稿日:2009/03/18
おならのしゃもじ
おならのしゃもじ 作: 小沢正
絵: 田島 征三

出版社: 教育画劇
頼み事をしたらちゃんと助けてくれる神様。こんな神様いたらうれしいな。
でも、なんでしゃもじなの?
おならの出るしゃもじ、おならの止まるしゃもじ。若者はこれを使って幸せに…。
でも、これを使って長者さま娘をお嫁さんにするなんて…。ひょっとして、いけない事じゃない?
長者さまも、おならを止めてくれた者にはむすめさんをお嫁さんにあげるなんて…。お嫁さんの気持ちはどこ?子どもの気持ちを考えなければ。
これで、しあわせになって、めでたし、めでたし…。これって良いの?

ぶつぶつ言ってたら、「そんなこと考えてたら、昔話は読めないよ」と奥さんの一言。
ごもっともです。

物心ついた子ども達!神様に助けてもらっても、悪いこと考えちゃだめよ。
子どもたちに受けそうな絵本だけど、軽く受け狙いで行きましょう。
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なかなかよいと思う 耳が聞こえないって   投稿日:2009/03/18
わたしの妹は耳がきこえません
わたしの妹は耳がきこえません 作: ジーン=W=ピーターソン
絵: デボラ=レイ
訳: 土井 美代子

出版社: 偕成社
私の子どもの小学校は、聴覚特別支援学校の児童との交流があります。
私の知っている人にも耳の不自由な人がいます。
息子と二人で手話の講習会に参加しました。
私には身につかないけれど、息子は多少は会話ができるようです。

ただ、その子がどの様な生活をしているのかについて、良くは知りません。
この絵本を読んで、多少は耳の不自由な子の感覚について学ぶ事ができました。

そして、何より痛感するのは、障害児は、耳が不自由だからと言って内にこもらず、バイタリティをもっているということです。私たちが思うほど不自由ではないかも知れないのかも知れません。
エネルギーはあるのに、言いたいことが伝わらない歯がゆさもある香も知れません。
でも、彼たちの方が、自然でのびのびしているかも知れません。

この本は、理解とコミュニケーションの大切さを考えさせてくれる絵本です。
言葉で語ることより体で表現すること。自分たちに難しいことを、彼らはさらりとやっています。

読み聞かせには不向きかもしれませんが、親子で感じること。
とても重要なことだと思いました。
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なかなかよいと思う 楽しい「ないしょ」で明るくなれる   投稿日:2009/03/15
ないしょ!
ないしょ! 文: 後藤 竜二
絵: 長谷川 知子

出版社: 新日本出版社
ごく普通な女の子ののぞみちゃん。いろいろ「ないしょ」があるから、読んでいるとのぞみちゃんに親しみがわいてきます。
ページを開くたびに、いろいろな「ないしょ」が語られます。お父さん、お母さんも等身大で登場して、親近感が沸いてきます。
あんなこと、こんなこと、いろいろあるから楽しい。登場する「ないしょ」が、よくありそうで許せることばかり。あっけらかんとしているから暗くならない。
私も自分の幼い頃を思い出して、今では笑える「ないしょ」がいっぱい。
こんな家庭なら、一人で閉じ込めてしまって苦しむ「内緒」は生まれないかも。
親子で楽しみました
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自信を持っておすすめしたい 大変だねー   投稿日:2009/03/07
おおきな木
おおきな木 作・絵: シェル・シルヴァスタイン
訳: ほんだ きんいちろう

出版社: 篠崎書林
この絵本を読み終わって、
息子は「大変だねー」と言った。
奥さんも「大変だよねー」と言った。
二人の言う「大変」の意味は多分違う。
あてにされるのも大変、与え続けるのも大変。
私自身も「本当に大変だー」と思う。これじゃあ身が持たない。
木と子どもの話です。子どもは求め続けながら老いていく。木は与え続けながら老いていく。
モノクロームでシンプルな絵本なだけに、言葉がストレートに響いてくる。
多分、親は疑問も持たずに与え続けるのです。(親ってそうなの?)
子どもは与え続けられて当たり前と思うのです。(本当ですか?)
この本を読んで思ったことは、子どもに対して、「少しは木に感謝しろよ」ということと、「木だってこれじゃ奴隷じゃないか」ということでした。
子どもが成長した時に、木も少しは拒絶しなければ駄目だよ。だって、子どもはありがたく思ってないもん。
シンプルなだけに、考えることが一杯詰まっている絵本です。
特に一人っ子の家庭に向いている本かも。
参考になりました。 1人

なかなかよいと思う 世界一大切な僕の村   投稿日:2009/03/04
せかいいちうつくしいぼくの村
せかいいちうつくしいぼくの村 作: 小林 豊
出版社: ポプラ社
日本人作家の作品なのに、大陸的というのかアジア的というのか、戦争を背景にしていながら、のどかな絵本だと思った。
風習が違うからだろうか?牧歌的な生活の中に、戦争が見え隠れしているのだけれど、日本的な心情世界ではなく、のびやかに生活が描かれている。日本と全く違う異文化。
お兄さんが戦争に行って、幼いヤモに、市場での商売の手伝いの役が回ってきた。ヤモにとっては新鮮で感動的な一日。アフガニスタンの日常を知らない自分にとって、どうしても観光気分になってしまうのだけど、アフガニスタンの生活を自然体で伝えてくれて…。
「村は せんそうで はかいされ、いまは もう ありません。」のエンディング。膨らんできた観光気分が、いきなり崩壊するような仕立てになっていた。
それから振り返ると、絵本の中にさりげなく戦争が表現されているのだった。
小林豊さんはすごいと思いました。普通ならば、戦争とその悲惨さが前面に出てきて心に訴えるのでしょうが、その逆です。最後の一言のために絵本のストーリー全てがあると思いました。それを日本人が伝えている。
自分は、アフガニスタンで現在も続いている悲惨さを知ってはいるけれど、どんな国だったかは知りません。単純に戦争は知っているけれど、その国を知らないみたいな。
絵本を読んだ後、あとがきの《もっとパグマン村のことを知りたいひとへ》も読み聞かせの中に加えました。息子もしっかり聞いていました。この本が書かれた15年後も決して平和な国ではありません。
自分が説明できない国のことは、子どもと一緒に学ばなければいけないと思いました。
自分が大切にしていた村、自分の生活が破壊されなくなってしまったら、自分はどうするのだろう。そのことも親子で学ばなければいけないと思いました。
参考になりました。 3人

自信を持っておすすめしたい 素晴らしい叙情詩   投稿日:2009/03/03
月夜のみみずく
月夜のみみずく 作: ヨーレン
絵: ショーエンヘール
訳: 工藤 直子

出版社: 偕成社
初めてみみずく探しに連れて行ってもらえた心の震え。お父さんに対する無条件の信頼。大自然に対するとても純粋な受容力。少女のとても繊細で無垢な心が、透明感のある詩に溢れています。

詩の中に、親子の会話、心のときめき、みみずくとであったときの感動が、盛り込まれていて、物語以上に饒舌な物語だと思います。

お父さんの言葉、心が伝わってきます。
この少女の一生の宝物になるような話だと感じました。
私は、子どもにこのような宝物を私損ねたかもしれない。

読み聞かせが終わったあと、心地よい余韻に浸ることができました。
詩と絵のコラボレーションが素晴らしく、読んでいてウットリしてしまう絵本です。

説明などは不要な、感じる絵本だと思います。
参考になりました。 2人

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