きんぎょが にげた
- 作:
- 五味 太郎
- 出版社:
- 福音館書店
絵本紹介
2026.07.29
新作絵本や話題の絵本が注目される一方で、世代を超えても変わらずに読まれ続けるロングセラー絵本も多く、今絵本ナビに掲載されている作品は10万冊以上あります。その中で、絵本ナビユーザーに最も人気のある絵本「プラチナブック」。どんな作品が並ぶのでしょう?
プラチナブックとは?
絵本ナビに寄せられたレビュー評価、レビュー数、販売実績など、独自のロジックにより算出された絵本を「プラチナブック」として認定、「とびきりの人気作品」としてご案内しています。
その中から上位30作品(2026年7月認定)をご紹介します。多くのユーザーの方から親しまれている作品は……? 「この絵本知ってる!」「見たことはあるけど読んだことない」などなど、絵本選びの参考にしてみてくださいね。
小さな子どもたちから絶大な人気を誇るこの絵本。大好きな探し遊びであるのはもちろんのこと、カラフルなお部屋と愛らしい形をしたきんぎょ、そしてわかりやすい場面転換に引っ張っていってもらいながら、すっかり夢中になってしまうのです。嬉しそうに指をさす様子が目に浮かびますね。「絵本好きになったきっかけの1冊」という声が多いのも納得です。
0歳の頃から、何年も繰り返し読み続けている子が多いというこの作品『きんぎょがにげた』は、なんと発売から40年も経つ、五味太郎さんの代表作の一つです。大人になれば今度は「にげるきんぎょ」に自分を重ね合わせて読む味わいかたも!? 何度読んでも決して飽きることない美しい絵本です。
きんぎょさん「あっ、あっ」
1歳になったばかりの子に「きんぎょさん、どこ?」って聞くと、
「あっ、あっ」と言いながらきんぎょを指差しすようになりました。
もちろん、いろんなものの中からは上手に探せませんが、逆に、
「バナナはどこ?」とか「象さんがいたね」とか、何でも指差して
遊んでいます。
(ママじゅん♪さん 40代・ママ 男の子1歳)
今宵もまた、夜空を見あげれば、おつきさまに会える幸せ。林明子さんの傑作の一つに数えられるあかちゃん絵本です。
本を読むのが楽しくなりました♪
ページをめくる度に少しずつ現れるお月さま。雲が来て顔が見えなくなりそうになると困った顔。雲から顔を出して、みんなに会えた時にはにっこり笑顔。このお月さまの表情がたまらなくいいのです。もちろん裏表紙のおちゃめな「ベー顔」も。
はじめは一緒にお月さまの表情をまねっこして楽しんで、そのうち何度も何度も読むのをせがまれて、2歳になった今では簡単なストーリーを覚えてしまい、私に何度も読んでくれるようになりました。
(プチしゅ〜さん 30代・ママ 男の子2歳)
0歳の赤ちゃんから大人まで笑ってしまうと、発売以来ずっと多くの読者を喜ばせ続けているこの絵本。理屈がわからなくたって、見て、聞いているだけで楽しくなってくる。さらに、ユーモラスだけれど、どこまでも優しさを感じる表情。動きの愛らしさ。だるまさんが転ぶだけじゃない、という意外性。自然とスキンシップを取りながら読んでしまうこと。読んであげる大人の方が先に笑ってしまうこと。
……それらが全部、この絵本が愛される要素になっていることは言うまでもないですよね。
何度読んでもケラケラ
初めて息子に読み聞かせた時の反応の良さには驚きました。
「だ る ま さ ん が」の次のページをめくるたびにケラケラと大爆笑。読んでとせがまれ、何度も読み聞かせましたが飽きもせず何度も何度も笑ってくれます。
そのうちに「だるまさんが」の次のページがおもしろい、ということを覚えたようで、ページをめくるのを少しタメてみたりすると、待ち切れずにクククっと笑いだしたりするようになりました。そして「早く早く!」と言わんばかりの期待のこもった目で振り返る表情がとてもかわいくて、わざとタメてからページをめくってしまいます。そしてめくった後にはお決まりの大爆笑。
(こうまま。さん 20代・ママ 男の子1歳)
みどころ
あかちゃんの「最初の本」として大人気!
「じどうしゃ ぶーぶーぶーぶー」
「いぬ わん わん わん わん」
「みず じゃあ じゃあ じゃあ」
「かみ びり びり びり びり びり びり」
真っ赤でコンパクトなサイズに、たくさんの“音”が詰まっています。
1つの見開きページに、1つの音。シンプルで目をひく絵はもちろん、文字の配置場所もたのしい。たとえば、かみびりびり……のページは、ほんとに「びりびり」と裂けた紙の形に似た配置。文字と絵の効果で、まるで絵がうごきだしそうに見えます。
赤ちゃんがかじっても放り投げても安心の厚紙絵本。ママやパパの声でくりかえし読んでもらえる喜びを味わうことのできる絵本です。
いかがでしたでしょうか。それぞれの作品のページには、たくさんの「読者の声」も掲載されています。まだ読んだことのない絵本や、気になった絵本があれば、合わせてのぞいてみてくださいね!
磯崎 園子(いそざき そのこ)
絵本情報サイト「絵本ナビ」編集長。著書に『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』(ほるぷ出版)、『ママの心に寄りそう絵本たち』(自由国民社)、監修に『父母&保育園の先生おすすめの赤ちゃん絵本200冊』『父母&保育園の先生おすすめのシリーズ絵本200冊』(玄光社)がある。