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いろいろたべもの

いろいろたべもの(偕成社)

シルエットから食べものをあててね!『おせち』が大好評の作者の最新刊!

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連載

注目の新刊&オススメ絵本情報

2021/04/15

【連載】4月の注目の新刊&オススメ絵本紹介 〜おはなし絵本編〜

【連載】4月の注目の新刊&オススメ絵本紹介 〜おはなし絵本編〜

4月の新刊は外に出るのが楽しくなりそうなピクニックの絵本から、忍者の探し絵絵本、アッと驚くしかけの新装版までバラエティに富んでいます。
お子さんと一緒に楽しい絵本を見つけてくださいね。
★新刊★3つのヒントで答えを見つけよう!
忍者好きなお子さんも、探し絵好きなお子さんもみーんな楽しめる新刊『3ヒントクイズえほん にんちゃくん』。3つのヒントを頼りに、絵の中に隠れているものの中から、答えを見つけておはなしを読み進めていきます。
作者のIC4DESIGNさんは、広島にあるデザイン会社。本の装幀やグッズのデザイン、イラストレーションなども手掛け、海外からの注目も高いそうです。
絵本を手がけるのは『にんちゃくん』が初めて。これから注目を集めること間違いなし!の作家さんです。

3ヒントクイズえほん にんちゃくん 3ヒントクイズえほん にんちゃくん」 作:IC4DESIGN すぎ ようこ
絵:いまむら ありさ
出版社:ポプラ社

みならい忍者の男の子、「にんちゃくん」。今日はおかあさんに、おばあちゃんの家までおつかいをたのまれました。ひとりでおばあちゃんの家にいくのは初めてですが、にんちゃくんは無事にたどり着けるのでしょうか?
3つのヒントから正解の絵をさがす「3ヒントクイズ」。この本では、主人公のにんちゃくんと一緒に、3ヒントクイズをたっぷり楽しめます。巻末にはおまけのさがし絵コーナーも。1日中あそべるゲーム絵本です。

★新刊★まるのみ注意!……は、はたしてどっち?
もしも、大きなヘビに出会ったら、丸のみされたらどうしよう……そんな心配をしますよね。でも、もしかしたら、ヘビの方も「丸のみ注意!」と思っているかもしれないんです。それはなぜかって? その答えは絵本の中に描いてあります。

まるのみ へび まるのみ へび」 作:花田鳩子
絵:植垣 歩子
出版社:大日本図書

野原に住んでる大きくて大食いのへび。そこへやってきたカエルをまるごとパクリとのんじゃった!?次々にやって来る生きものたちをつぎからつぎへと飲み込みますが…!?予想以上の展開に思わず大笑いしてしまう、まぬけでにくめないへびの物語。読み聞かせで受けること間違いなしの1冊です!

★新刊★大らかで楽しい遠足の絵本!
暖かくなって、木々の緑が芽吹きはじめると、ウキウキワクワク、遠足日和!
12匹の子ネコたちと一緒に、歌いながら遠足に出かけてみませんか?
作者の長野ヒデ子さんは、「せとうちたいこさん」シリーズや『おかあさんがおかあさんになった日』などたくさんの作品を生み出している絵本作家さん。この作品もご本人のようなおおらかで暖かな雰囲気が、随所にちりばめられています。読み終わったら、みんなで歌を歌いたくなる一冊です。

えんそくねこねこ えんそくねこねこ」 作・絵:長野 ヒデ子 出版社:ひさかたチャイルド

12匹の子猫が遠足に出かけました。子猫たちは、「いとまきまき」の替え歌を歌いながら丸木橋を渡ったり、山に登ったり。途中で出会ったお友達と遊んで、いっしょにお弁当を食べて、遠足は、ワクワク、ドキドキ、うれしい、たのしい!

★新刊★犬のクロとおばあさんの、絆の物語。
「ブルーカンガルー」シリーズや「ちびくまくん」シリーズなど、心の交流を優しいタッチで描く、イギリスの絵本作家・エマ・チチェスター・クラーク。彼女の新作は、真黒な犬が主人公のおはなしです。
お母さんに教わった3つのことを忠実に守りながら生きるクロ。でも、彼の最初のご主人は冷たくて怖い人でした。新しいご主人を探すため、町に逃げてきたクロ。お母さんの3つの格言は、クロを助けてくれるのでしょうか……?
少し長いおはなしを楽しめるようになる、4歳、5歳くらいのお子さんにオススメの物語絵本です。

クロのあたらしいうち クロのあたらしいうち」 作:エマ・チチェスター・クラーク
訳:こだま ともこ
出版社:徳間書店

犬のクロが、母さんに言われたのは
「おうちのひとの言うことをよくきくこと。
道をわたるときは、右左をよく見ること。
あぶないめにあっている人を、たすけてあげること」。
ところが、クロをひきとったうちの人は、
こわくて冷たい人でした。
ある晩、クロは綱をかみ切って逃げ出し、
大きな町に出ました。
道のむこうにやさしそうなおばあさんが見えましたが…? 
心あたたまる絵本。

★新刊★「何にもナイ」の先に見えたものとは?
「ナイ」ばかりを数えて、どんどん暗い灰色の世界へ行ってしまった少女・ライネがこの絵本の主人公。ある日、不思議な存在「ランプゥ」と出会ったライネは「ナイ」ばかりだと思っていた世界を変える見方を教えてもらいます。
この作品が国内での絵本初出版となるシズカさんは、2017年にベルギーの出版社からデビューした珍しい経歴の持ち主。小さいお子さんから、思春期を迎える中高生、そして大人まで、幅広い年齢の読者に響くおはなしです。

ナイアル ナイアル」 作:藤井カゼッタ
絵:シズカ
出版社:フレーベル館

あれもナイ、これもナイ、わたしは何ももってナイ…。でも「ナイ」をさかさまにしてみたら…「アル」がいっぱい見つかった!
装丁は名久井直子氏です。

★新刊★「子どもノンフィクション文学賞」大賞作品がはたこうしろうさんの絵で絵本に!
2021年で12回目を迎える、「子どもノンフィクション文学賞」。2020年に満場一致で大賞を受賞したのは、当時小学3年生の少女、前田海音さんの作品でした。その作品に感銘を受け、絵本の絵を担当したのは、『なつのいちにち』や『あなたがおとなになったとき』など、読者の心に強く響く一瞬を描く、絵本作家のはたこうしろうさん。
少女が「二平方メートル」の世界で感じたこと、考えたことを、ぜひ絵本を読んで、体感してください。

二平方メートルの世界で 二平方メートルの世界で」 文:前田 海音
絵:はた こうしろう
出版社:小学館

小学生と人気絵本作家の感動作

札幌に暮らす小学3年生の主人公は、生まれたときから脳神経の病気で入退院を繰り返している。入院するとしばらくベッドの上での生活となる。お母さんは一緒にいてくれるが、放射線を使った治療のときは、ガラスを隔てて別々になる。家ではお兄ちゃんが鍵っ子になる。申し訳ない気持ちだ。どうして自分だけが病気なんだろう・・・。そんなある日、海音ちゃんは、病室で大発見をする。わたしはひとりぼっちじゃなかった! 実在の小学3年生が書いた 「子どもノンフィクション文学賞」(北九州市主催)の大賞受賞作品に、当代一の人気絵本作家はたこうしろうが絵をつけた奇跡のコラボレーション。誰も予想できない30ー31ページ目の見開きと、ハートウオーミングなラスト。涙なしには読めない感動作。

【編集担当からのおすすめ情報】
子どもノンフィクション文学賞を、満場一致で受賞した小学3年生の女の子の作文を読んだ人気絵本作家はたこうしろうさんが、その作者・前田海音ちゃんを訪ねて札幌へ。海音ちゃんが見ている札幌の街の風景や、小学校、そして病院を描いた。なにより、海音ちゃんの心を描いた絵本です。



●兄弟、姉妹のあるある満載! 昭和レトロなかわいい絵本。
兄弟、姉妹がいると、妹や弟はお姉ちゃん、お兄ちゃんにかまってほしい! でも、お兄ちゃん、お姉ちゃんは自分の世界が楽しい……あるあるですよね。ごっこ遊びがしたくて、お姉ちゃんが帰ってくるのを待っていた「めいちゃん」もそんなお姉ちゃん大好きな妹。でも、その日はちょっと違いました。なんと、謎の生き物「みーみ」と「ひーひ」がやってきたんです!
「めいちゃん」と「みーみ」と「ひーひ」のかわいいやり取りはもちろん、目を引くのはページのそこここに描かれている机やタンス、フランス人形などの「昭和レトロ」な小物たち。なつかしさと新しさが共存する、秋乃紅葉さんのデビュー作です。

みーみとひーひ みーみとひーひ」 作・絵:あきのもみじ 出版社:Gakken

ごっこ遊びの好きなめいちゃんのもとにやってきた謎の生き物みーみとひーひ。ぬいぐるみたちとみーみとひーひを生徒に、めいちゃん先生のゆかいなごっこ遊びが始まります! さて、みーみとひーひの正体は…? 昭和レトロな世界観の不思議可愛いお話!



●作者の秋乃紅葉さんによるワークショップ動画公開中です。
●お休み前にオススメの新刊絵本2作品。
★新刊★はじめて一人で寝る日。あのドキドキがよみがえる絵本。
おやすみ前にはやっぱり絵本の読み聞かせ。そんなご家庭にオススメの新刊が2冊発売されました。
まず一冊目は、『今日』や谷川俊太郎さんとの共著『あーん』『そして』などで活躍しているイラストレーターで絵本作家の下田昌克さんのおやすみ絵本。はじめてひとりで寝る、男の子のおはなしです。誰もが一度は経験したことがあるであろう、ふしぎで不気味な夜の気配。それはもしかしたら、小さい子どもだから感じることのできる特別な体験なのかもしれません。読めばきっと「あのとき」の感覚を追体験できる作品です。

よるがやってくる よるがやってくる」 著・イラスト:下田昌克 出版社:こぐま社



★新刊★驚きのしかけが隠された絵本の新装版!
おやすみ前に読みたい絵本、2冊目は『もっかい!』。我が子に早く寝てほしいパパママにとって「もっかい!」はちょっと困ったお願いでもありますよね。それは、小さなドラゴンのママもおんなじです。
この作品の面白さは、絵本の中でドラゴンが読んでいる絵本と、実際の絵本が不思議とリンクしているところ。そして、最後のアッと驚く穴あきのしかけです。絵本を最後まで読んだ子たちは、きっとこう言うでしょう「もっかい!」って(笑)。

もっかい! もっかい!」 作・絵:エミリー・グラヴェット
訳:福本 友美子
出版社:フレーベル館

おやすみ前の絵本の時間。セドリックはお気に入りの絵本をママに読んでもらいます。「もっかい!」と何度もせがむうちに、ママが先に寝てしまって…。怒ったセドリックが火を噴くと、なんと本当に絵本に穴があいちゃった…!?
字が躍る、おはなしがかわる、そして最後に、絵本のうしろに穴があく! ケイト・グリーナウェイ賞を二度も受賞した絵本界の奇才、 エミリー・グラヴェットが贈る"遊び心いっぱい"の絵本、新装版です。


●入学入園シーズンに読みたい絵本5選!
●卒園する子どもたちに語り続けた言葉を絵本に!
今年、入学・入園を迎えてたお子さんをお持ちの皆さん、おめでとうございます。
初めての環境、場所、人たちとの出会いで、お子さんは楽しみつつもちょっと疲れが出てくるころではないでしょうか?
そんな新しいチャレンジを続けるお子さんと一緒に読んでほしい、入学・入園シーズンオススメ絵本をご紹介します。
まず1冊目は、絵本作家・藤本ともひこさんと、村上康成さんによる、子どもたちへの応援絵本。保育園アドバイザーとして、17年間、新しい世界へ旅立つ子どもたちへ、藤本さんが伝え続けてきたメッセージが絵本になっています。村上康成さんの伸びやかな子どもの姿に自分を重ねるお子さんもいらっしゃるのでは? 親子で絵本のメッセージに耳を傾けてみてください。

おおきくなったらきみはなんになる? おおきくなったらきみはなんになる?」 文:藤本 ともひこ
絵:村上 康成
出版社:講談社

保育園アドバイザー歴17年の絵本作家・藤本ともひこさんが、
毎年、卒園式で子どもたちに語りかけてきた言葉が絵本になりました。

おおきくなったら、きみはなんになる?
なりたいものは、きっと、いっぱいあって、みんなちがう。

いろんなことをやっているうちに、
すきなものを、みつけることがある。

だれかがむりだって、いうかもしれない。
でも、そんなのかんけいない。

きみがやりたいことは、きみがきめるんだ。
きみがやりたいことを、きみがやるんだ。

卒園・卒業というたいせつな時期の子どもたちへ送る、応援歌(エール)です。


●さあ、学校探検に出かけよう!
小学校に入る子どもたちが一番不安なのは「小学校がどんな所なのか?」ということではないでしょうか? そんなときはこの絵本の出番! 2年生のお兄さんお姉さんと一緒に「がっこうたんけん」に出かけましょう。音楽室、給食室、理科室……ページをめくる度に小学校に詳しくなって、絵本を読み終わるころには、小学校が楽しくなるはず!
ようちえんのいちにち』や『いちねんせいのいちにち』など、人気の「大型ガイド絵本」シリーズの一冊です。

いちねんせいのがっこうたんけん いちねんせいのがっこうたんけん」 作:おか しゅうぞう
絵:ふじた ひおこ
出版社:佼成出版社

小学校って、どんなところ? 何があるの? みんなで学校探検に出かけよう! 楽器がたくさんある音楽室、大きな鍋が並ぶ給食室。理科室にあるコワーイものって……?! 学校の楽しさを伝える大型ガイド絵本。


●今、お子さんとお金の話をしませんか?
小学校入学や、進級・進学のタイミングでお小遣いの話をはじめるご家庭も多いのではないでしょうか? 月にいくらと決める? それともほしいものがあったときの申告制? 色々悩みは出てきますが、まずは、お金の「価値」について、お子さんと話すきっかけを作ってみてはいかがでしょう?
『100円たんけん』は、子どもたちになじみ深い「100円」を通して、物の価値や経済の仕組みについて楽しく学ぶことができる絵本です。
読み終わった後、「100円」についての考えがお子さんの中できっと変わっているはず!

100円たんけん 100円たんけん」 文:中川 ひろたか
絵:岡本 よしろう
出版社:くもん出版

コンビニで、おかしをおねだりしたら、「100円までよ」って言われた。
100円ショップに行ったら、なんでも100円だった。

じゃあ、よそのお店では、100円で何が買えるのかな?

ぼくとお母さんは、商店街をたんけんしてみることにした。

名付けて…100円たんけん!

はかりうりしているお肉屋さんで、100円ぶんのお肉を買ってみよう。
魚屋さんに100円で買えるものはある?
1800円のケーキ、100円ぶんならどのくらい?
八百屋さんは? お寿司屋さんは? パンやさんは?

子どもたちにとって身近なねだん「100円」で買えるものをくらべてみながら、
お金のやくわりや、もののねうちについて、考えるきっかけをくれる絵本。

読めば、ふだんのおこづかいの見方がちょっと変わるかも!?
親子で楽しめる、はじめてのお金絵本です。

●植物を育てる喜びを感じるなら今、この絵本で!
桜から新緑へと木々の芽吹きが目を楽しませてくれるのも4月の楽しみのひとつ。そんなときにこの絵本を手に取れば、すぐに種を手に、植物を育ててみたくなることでしょう。
作者は20世紀に活躍し、幼年童話「テディ・ロビンソン」シリーズや『思い出のマーニー』を生み出したジョーン・G・ロビンソン。翻訳家・こみや ゆうさんの優しい文章が、植物や子どもたちなど描かれているかわいい絵とピッタリ合った、季節を感じる一冊です。

庭にたねをまこう! 庭にたねをまこう!」 文・絵:ジョーン・G・ロビンソン
訳:こみや ゆう
出版社:岩波書店

明るい日差しに誘われて庭へとびだした子どもたちは、庭師のおじさんに導かれながら、落ち葉をどけ、土をたがやし、種をまきます。水やりや草ぬきも遊びのうち、虫や鳥もやってきます。夏にはパーティーをひらきましょう。庭での発見。花や野菜を育てるよろこびをいきいきと描いた絵本。『クリスマスってなあに?』の姉妹編。

●4月の新刊&オススメ動画公開中。

※掲載されている情報は公開当時のものです。

テキスト:木村春子(絵本ナビ)

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