ねこが寝ているところへ一羽のひよこが「ぴよ ぴよ」。 続いて次々にひよこがぴよぴよ現われます。 ひよこたちはぴよぴよ進みますが、ねこはじっと狙っています。 ひよこたちの進む先には・・・大きなにわとりがいてねこをにらみます。「こっこっこっこっ!」 ねこしょんぼり。ぴよぴよぴよおしまい。
ぴよ ぴよ ぴよとにぎやかなひよこの行列を、黒いこねこがねらっています。それをみつけたにわとりのおかあさんが、こわい顔をしておこります。こっ こっ こっ!
次々現われるひよこたちの一羽だけが色違いでアクセントになっています。 それにあわせて鳴き声の「ぴよ」も色違い。鮮やかな色のコントラストと「ぴよぴよ」の音がとてもうまく合っていて、楽しい作品になっています。
我が家の子どもたちが小さい頃大好きな絵本でした。ひよこたちが「ぴよぴよ」といいながら、おかあさんのかげから顔をのぞかせます。「ぴよぴよぴよぴよ・・・」とだんだん増えていくようすが楽しい。一匹だけ色がちがっていて、鳴きごえの文字の方も色が変わっているので、そこだけ違うトーンで読んであげると、子どもたちはとっても喜びます。
先日、お友達の家に遊びに行ったとき、8ヶ月の娘さんに読んであげました。すると、「ぴよぴよ」という音が興味を引くらしく、じーっと絵を見つめていました。読み終わると、またこの絵本を手に取って「もういっかい」というようなしぐさをしてくれました。まだ言葉が出ない赤ちゃんとも、絵本を通じてコミュニケーションできたようで、とてもうれしかったです。 (クッチーナママさん 30代・ママ 女の子8歳、女の子5歳、男の子3歳)
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