野っぱらの真ん中で、あんよを投げ出し、何やらあそんでいるももんちゃん。
そこへ、のっしのっし、おおきなうしさんがやってきて「さんぽにつれていって」といったんですって。
最初は「うしさんが のっしのっし」、小山のようなうしさんに引っぱられるももんちゃんですが、次のページからは「ももんちゃんも のっしのっし」。
表情雄々しく、眉をきりり、口をきゅっとひきしめて、うしさんの前に立って歩きだします。
すると「のせてのせて」ってきんぎょさんがきて、さぼてんさんがきて、おばけさんがきて・・・
汗だくになりながら「のっしのっし」と果敢に歩きつづけるももんちゃん、かっこいい〜!
・・・と、そこで「ももんちゃん ちょっとまって」とうしさん。ももんちゃんがふりむくと(わー、うしさんのおおきなお顔!)・・・ももんちゃんどうなる!?
最後まで「のっしのっし」と歩いていくだけのお話ですが、親子で「のっしのっし」と読むと、なぜだか顔を見合わせて笑っちゃう。「ももんちゃんあそぼう」シリーズ4冊目。
「のっしのっし」と歩くごとに変わっていく、ももんちゃんの表情に注目です!
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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