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岐阜県の郷土料理のひとつに、「ヘボの甘露煮」というものがあります。「ヘボ」とはこの地方の呼び名で、クロスズメバチという種類のハチです。ハチを食べると聞くとおどろくかもしれませんが、むかしから、日本各地や世界中で、虫は食べられてきました。日本の一部の地域では、今も、季節のごちそうとして虫を食べているのです。いったい、どんなふうに虫を食べているのでしょうか。

私の父母は岐阜県生で、私が小さい頃に蜂の子を食べたような、食べなかったような、曖昧な記憶があります。
父の口からヘボという言葉を聞いたことは覚えているので、父は蜂の子を目の前で食べ、それを私にもすすめたのでしょう。
でも、その時の蜂はアシナガバチでした。
永年蜂の子はアシナガバチだと思いこんでいた私には、目から鱗の絵本でした。
蜂の子取りにまで行った記憶はないので、ひょっとしたら父にもその経験まではなかったのかも知れません。
岐阜県奥美濃の話です。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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