![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
おっとっと! 石につまづいて転びかけたねずみくんを助けたのは、とかげくん。 「ありがとう」 お礼を言ったねずみくんは、お花をとかげくんにあげます。 すると、とかげくんも「ありがとう」。 何気ないやり取りですが、段々と2ひきがうちとけて、仲が深まっていく様子が、なんともほほえましいのです。
そして「ありがとう」の輪は、ひまわりさんやおはなさんにまで広がって…… その理由は? 最後には、題名にも納得の心地良さの余韻を味わってください。
『ぽつぽつだいじょうぶ』、『おすわりどうぞ』、『ねえねえ あのね』などの作品で、温かい気持ちを内包した愛らしい動物たちの何気ないやり取りを描いてきた、しもかわらゆみさんが描く最新作。ねずみととかげという異色の取り合わせですが、リアルな造形なのに、表情や感情がたっぷり伝わってきます。寄りそうような花々も、物語をさりげなく導いてくれますよ。子どもから大人まで魅了する心温まる余韻をお楽しみくださいね。
(中村康子 子どもの本コーディネーター)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
おっとっと! ある日、とかげくんに助けられたねずみくん。「うれしい」気持ちを分かち合うふたりの、出会いから仲良しまでの物語。読み聞かせにもぴったりの絵本。
読み聞かせ2歳から ひとり読み3歳から。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
とってもかわいい挿絵で、お話も大好きです。
ネズミとトカゲの組み合わせって、珍しいと思うのですが、ネズミのフサフサした毛並み、トカゲのウロコ感も本物のように描かれていて、感動しました。
トカゲくんが「ネズミくんがうれしいと、うれしい」の言葉がストレートに胸に刺さってきて、こんなふうに素直な気持ちを持てたら、毎日もっと楽しく生きられるのになぁと感じました。
読み終えた後、なんだか私にまで嬉しい気持ちが伝染するような、そんな感覚を受けました。 (ちびっこおばちゃまさん 40代・その他の方 男の子4歳)
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