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赤ちゃん怪獣ばかりチヤホヤされて、お姉さんのヘイゼルはおもしろくありません。身近なテーマを怪物に託して、明快に描きます。
外国っぽい絵本って、どちらかというとあまり好みじゃなくて、今まで避けてきてしまったのだけど、ある方のHPで、おすすめの本として紹介されていたので、借りてきて読んでみました。
赤ちゃんが生まれて、みんながかまってくれなくなり、すねてしまうお姉ちゃん(お兄ちゃんの場合も)、これまた、よくあるストーリーなのですが・・・。
この本の面白いところは、かいじゅう界と人間界では、価値観がまったく逆だというところ。
せかい一わるいかいじゅう、こそがみんなの憧れなのです。
だから、ビリー(赤ちゃんの名前)が悪いことをすればするほど、周りの大人たちがほめ、ヘイゼル(お姉ちゃんの名前)はおもしろくありません。
ビリーは家の中だけでなく、「せかい一わるいあかちゃんかいじゅうコンクール」に優勝してしまうほどの、実力の持ち主(笑)。そんなビリーに、ヘイゼルは勝てるのでしょうか???
ラストのオチまで笑えます。
シリーズがまだあるらしいので、続きも読んでみたいです。 (ぼのさん 30代・ママ 男の子11歳、女の子9歳、女の子4歳)
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