
犬を愛する皆さまへ!とんでもなく愛嬌のある絵本がイギリスから届きましたよ。 「犬たちはどうして、おしりのにおいをかぎあうの?」 そんな疑問に答えてくれるお話だというのに、これが本当に可愛い。
始まりは世界中の犬が集まったパーティーの夜に起こったある事件がきっかけだというのですが・・・。 その奇想天外な事の顛末を味わう前に、まず目が離せなくなるのが冒頭部分。 パーティー会場に到着すると、まず入り口のドアに注意書きが書いてあるんです。
「おしりはおぬぎくださいませ」 えっ!! 「ぬいだおしりは おしりかけにおかけください。」 えええっ!!!
驚いているこちらをよそに、次のページでは犬たちが当然のごとく きちんとおしりをおしりかけにかけているのです。そしてみんなすまし顔。 ・・・気になりますよね(笑)。
ナンセンスなこの物語を愛らしく彩っているのは若手イラストレーター松岡芽衣さん。 とにかくたくさんの種類の犬が登場します。そして一匹一匹の表情それぞれがたまりません。 最初から最後まで共通して漂っているのは「ちょっとおばか」な雰囲気。 この感じがまた犬好きにはたまらないんですよね。(違ったらごめんなさい。)
とにかく、何となく納得もできちゃうこのおかしな話を親子でお楽しみくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

犬たちはどうして、道でであうと、おしりをかぎあうの? それはね、世界中の犬が集まった、あるパーティの夜から始まったのです……。 読んだらだれかに話したくなる、ユーモアいっぱいの絵本!

今日はお待ちかね、ワンワンまつりの日です。
世界中の犬たちがお城に集まって、ご飯を食べたりかくし芸をしたり、ダンスをしたりするのです。
でも、その前に預からせてください。
あなたのお尻を。
指示されるままに、犬たちは自分のお尻をお尻かけにかけました。
さあ、楽しもう!!
けれど、ダンスに夢中になった犬が、火のついたろうそくを倒しちゃいました。
ろうそくの火はカーテンに燃え移り、あっという間に燃え広がりました。
たいへんだ!!
命からがら逃げきった犬たちは、ハッと気づきました。
お尻を忘れてきたぞ!!
みなさんは、犬に関してこんな疑問を抱いたことはありませんか?
犬たちは、どうしてお尻をかぎあうのかしら?
絵本は、この素朴な疑問を見事に解決してくれます。
読み終わったとき、
そうだったのか!
と、心の底からスッキリすることでしょう!!
とてもおもしろい絵本です。
小さなお子さんから大人まで、楽しみながら読めると思います。 (めむたんさん 40代・ママ 男の子18歳)
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