豊かな森に暮らすモミの木は、早く大きくなって別の世界に行きたいと願うばかり。「今を生きなさい!」と諭すお日さまの声も届かない。やがて森から切り出されたモミの木は、クリスマスに美しく飾り付けられるが……。モミの木を人生に重ね合わせられる作品。
世界中で愛されている、アンデルセン童話の名作『モミの木』がマリメッコのデザイナー、サンナ・アンヌッカのイラストで絵本になりました。物語を広げるアートワークと共に、読後には「今、その時を楽しみなさい」という人生のメッセージが心に届きます。 大切な人へ、自分用に、贈り物として喜ばれる1冊です。
全頁試し読みで読みました。未来に起きる素敵なことばかりを夢見て暮らすモミの木に、お日様が「今を生きなさい」と言った言葉に、本当にそのとおりだと思いました。モミの木が切り倒された時に、周りにいた木々や草花とはもう会えないのだし、鳥たちとだって二度と会えなくなってしまうのです。旅立ちは、決して楽しいものとはいえないものとその時に気がついてしまいました。クリスマスの”モミの木”として美しく飾られて喜びも感じてよかったとは思いますが、その時その時を楽しむとよかったなあと思いました。私は、今では未来のことは考えていないので、”今を日々楽しく生きたい!”と思ってます。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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