石井桃子さんが開いていた「かつら文庫」で子どもたちがすり切れるまで読んだ絵本です。しばらく絶版になっていたこの絵本が童話屋から復刊されたとき、石井さんは「ねずみのほんがかえってくる!」と喜んでくださいました。それから20年余、世紀を超えて、日本の子どもたちに愛されつづけています。
一匹のねずみが、家を探しています。土管のなか、火のそば、スリッパのなか、そしてとうとうおもちゃの家を見つけます。「さあ、ねずみにいえができました。よかったね!」でお話はおしまいです。
紹介文に「とうとうおもちゃの家を見つけます」とあったので、どんなおもちゃの家なのか気になり読んでみました。
ネズミのサイズにちょうど合うドールハウスですが、ドアではなく窓から入ったみたいですね。
写真なのでリアルなネズミの姿に少し抵抗がありました。
でも、寒すぎない、暑すぎない、広すぎない、狭すぎない…という、家に求めるたくさんの条件を読んでいくと、まったくその通りだと共感してしまうお話でした。 (みいのさん 60代・その他の方 )
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