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銀のうでわ」 みんなの声

銀のうでわ 作:君島 久子
絵:小野 かおる
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:1997年
ISBN:9784001106350
評価スコア 4.58
評価ランキング 5,525
みんなの声 総数 11
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  • 民族性を感じます

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    シンデレラに似た昔話は日本にもあります。
    落とすのは足袋ですし、助けてくれるのはお坊さんです。
    足袋が足にぴったり合ったあとも、継母がごねて、歌の読み比べで決めます。
    いかにも日本らしいです。

    このおはなしも、中国らしさがうかがえます。
    助けてくれる牛やカササギは身近な存在です。
    仕事をまるごと引き受けるのではなく、知恵を教えます。
    めでたく結婚した後も、すんなりと幸せになるのではなく、苦難が続きます。
    花嫁に成りすます意地悪な女は、グリムや北欧の昔話にもよく出てきます。
    このおはなしが、影響をあたえたのかもしれませんね。

    小野さんの絵がおはなしにぴったりです。
    料理の器の絵が素敵です。

    色々な国のシンデレラを読み比べると、その国の民族性が分かるようです。

    投稿日:2011/09/18

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  • シンデレラ!!!のよう。

    中国のイ族に伝わるシンデレラストーリーの絵本です。
    意地悪な継母とその娘にこき使われる主人公、継母とその娘は着飾って盛大な祭りに出かけ。。。
    まさに、シンデレラを連想させるストーリーです(笑)。
    どうやって主人公は幸せになるのか、とても先が気になる1冊にも思いました。

    投稿日:2020/03/10

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  • 母親の愛

    中国「の民話です。シンデレラ物語に似ていますが、アーツが結婚して、女の子のあかちゃんが生まれて里帰りをしてからも、姉むすめに嫉ましく思われてアーツの代わりに妻の座を奪われてしまいました。隣のおばあさんに助けられて無事に妻の座に着くことができた時には、ほっとしました。愛するアーツが姉むすめに代わった時に疑いながらもなぜ見抜けなかったのかと思いましたが、ハッピーエンドでよかったです。母親が残した牝牛は、アーツを残して死んでいった母親の身代わりとなって、アーツを見守っているんだと思いました。母親の愛情は凄いものだなあと思いました。

    投稿日:2018/11/20

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  • 幾多の苦難を乗りこえて

    中国の風土の中でアレンジされた「シンデレラ」でしょうか。
    ガラスの靴が銀の腕輪に変わっていることに違和感を覚え、継母の残酷さとアーツにおこる奇跡に心うたれなから読み進んでいきましたが、アーツとチムアチの結婚の後日談には圧倒されました。
    アーツが姉娘に殺されてしまうなんて、シンデレラ・ストーリーでは有り得ない展開ですし、不幸を重ねることなどはタブーなのではないでしょうか。
    どろどろしたドラマが意外な展開を見せて、最終的にはハッピーエンド。
    とても疲れるお話でしたが、嫌いではありません。

    投稿日:2018/05/21

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  • 人間の業

    来月の「ブックトーク」の研修があり

    事前に読んで
    可能であれば、持参ください

    とのこと
    う・・・ん・・・
    読んだことがなかったです
    文字が多いから(笑

    でも、読み始めると
    展開が早いので
    次は、どうなる?と、気になりますし
    皆さん感じる「シンデレラ」のストーリーとの
    共通点と相違点

    お国柄、民族性 もあるのでしょうね

    民話らしく
    戒めもあるでしょうし

    話の途中から
    主人公目線ではなくなったり
    後半は、継母は出なくなって
    継姉?がその血を継いでいるかのような振る舞い

    シンデレラもそうですが
    継母、継姉は、どうしてこういう生き方だったんだろう
    というのが、私が幼い頃から
    感じることです
    人間の性?業?
    全世界共通な事柄なのでしょうか
    考えさせられます

    投稿日:2015/07/17

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  • シンデレラ!?

    • ちょてぃさん
    • 30代
    • ママ
    • 静岡県
    • 女の子11歳、女の子7歳

    中国の民話かあ!どんなお話だろう?と、読んでみました。ところが、あれれ?なんながか知ってるお話似ているではありませんか!
    継母にいじめられるかわいそうな主人公・・・「銀のうでわ」とは、「ガラスの靴」のシンデレラのパロディーでした。

    投稿日:2013/01/05

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  • 伝承の再話、ちょっと長いけど面白いです

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    訳者の君島さんも、この絵本を読んだナビの皆さんも書いていますが、「シンデレラ」と、よく似たお話です。
    すごいのはこのお話がヨーロッパのシンデレラに比べて800年ほど前から語られていた。ということですね〜。
    小野かおるさんのイラストが、とてもお話に合っていていい感じでした。

    伝承の再話なので話は長いですが、面白いです。
    読み聞かせなどに使うにはちょっと時間がかかりすぎてしまいそうなので、高学年くらいのお子さんたちにブックトークで、ワンシーンくらい読んであげるのがいいかな?と、思います。

    投稿日:2012/03/06

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  • 中国の歴史の奥深さが この絵本から感じ取れました

    四川省大涼山のイ族に伝承されているお話です。 どこの国にも継母は、自分の娘はかわいく 継子にはつらく当たるものなのですね!

    実のお母さんは死んでも子供を守ってくれているんですね・・・・

    人は死んでいきますが このお話のようにアーツを守ってくれているのが 何だか 人の血のつながりを感じました

    小野かおるさんの絵は 人の表情をうまく表現されていて民族衣装が きれいです! 

      少数民族が なぜこんなにも きれいな民族衣装を着ていたんでしょうね?

    自然の美しい色が ふんだんに用いられているのが なかなかステキです

    おはなしは アーツは継母にいじめられながらも 牛やかささぎにたすけられ 一番鶏が鳴く前に帰るという約束で守られています

    若者チムアムとの出会い 銀のうでわが鍵になるのですが

    継母のむすめがいくら アーツにばけても 真実にはかなわない
    嘘は ばれてしまうという  教えです。

    めでたしめでたし アーツは チムアムと又元通り仲良く暮らせるのです  女の子が かわいい! (この子は 前の妻の子かしら? こんな事思わなくても良いかな?)

    うそ* 真実* 誠実さ*   何を大切に生きる事が大事か

     人の生き方を昔の人は   後世の人間に伝承するためにこのような民話にして伝えてくれているのがありがたく思えます

    いつまでも語り継がれていくでしょうね!
    伝承の持ち味を大切に保ちながら再話されたのが嬉しいです

    投稿日:2010/03/10

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  • 結婚後に一波乱も二波乱も

     中国の少数民族イ族を中心としてまとめられた民話だそうです。
     「シンデレラ」を想起させるお話しです。
     西洋の「シンデレラ」は最古の記録が17世紀のものだそうですが、こちらは、9世紀唐代の『酉陽雑俎』が出典だとか。
     
     西洋の方のお話しは、王子との結婚が人生の終着点であるような結び方です。
     が、こちらは読後疲れてしまう(笑)くらい、結婚後に一波乱も二波乱(死と再生のドラマ)もあります。
     これを乗り越えてこそ、人生の真の幸福が待っているという構成です。
     靴が腕輪に代わり、お話しが進められますが、「シンデレラ」を知っている少しお姉ちゃんたちに一人読みをお薦めしたい作品です。

     イ族の民族衣装を身にまとったアーツをはじめ、お祭りに集まったひとびとの姿に見入ってしまいました。

    投稿日:2010/01/28

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  • 元祖「シンデレラ」

    中国の民話ということで気になって読んだのですが、読み進むうちに「シンデレラ」に似ていると思いました。あとがきを読むと、「銀のうでわ」の方が「シンデレラ」より古いらしいので、こちらが元祖「シンデレラ」かもしれません。

    主人公が継母にいじめられる。お祭りに行き見初められる。娘の落とした銀のうでわが手かがリとなり娘は幸せに。

    ここまでは「シンデレラ」とよく似ているのですが、その先がこのお話にはあります。日本の「天女の羽衣」によく似た「天女の里がえり」を読んだことがありますが、「天女の里がえり」でも苦難の箇所が多かったように記憶しています。

    「シンデレラ」のその後はわかりませんが、人生に苦難はつきもの、簡単に「めでたし めでたし」といかないところが、より現実に即しているのかな?と思いました。

    投稿日:2008/10/12

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