そうじきの なかの ボンボン(フレーベル館)
世界にはまだ、誰も知らない不思議とすてきでいっぱい!
きみとぼく(文溪堂)
谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語
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10件見つかりました
図書館で娘の本を選んでいた時にこの本が目に入りました。 私が小学生時代に何回も読んだ本です。 いつもにこやかなお地蔵様がとてつもなく恐ろしい顔になり、やがて涙を流す。その涙を原爆で体中をヤケドを負った少女が「みず・・・」とゴクゴク飲んでやがて息絶える・・・。 涙なしには読めません。 4歳の娘にはまだ早いかなと思いつつ借りて早速読んでやりましたが、途中で涙が出て読めませんでした。 娘がもう少し大きくなって「せんそうはいけないことなんだ」と分かるようになったら読んでやりたいと思います。
投稿日:2009/05/09
8月6日・・広島に原爆が落とされた日です。 保育士として現役の頃必ず読んだ1冊です。 広島に原爆が落とされた時のことをお地蔵様の目・心を通して描かれている絵本で、怖いだけでなく主人公の女の子の可愛さや(だから、余計に悲しくて、腹が立つんでしょうね) 色を抑えた時代のつらさなんかも伝わる感じがします。 このおじぞうさまは『わらいじぞう』として町の人から愛されていました。 原爆の光は町を一瞬になくしてしまいました。 女の子の命もです・・・ 最後に『みず・・おみず・・』という女の子の姿を見て『わらいじぞう』の 顔がみるみる変わります・・・力のこもった怒りの顔に・・・歯をくいしばり目を見開き・・・ このおじぞうさまが笑うことは2度とありません。 戦争を知らない世代の私たちですが、わらいじぞうがおこりじぞうになる日を2度と作ってはいけない、そんな大切な1冊です。
投稿日:2007/08/15
この絵本の主人公は、まだ幼く、とても愛らしい女の子です。そんなあどけない女の子が、突然、あの恐ろしい原爆の悲劇に襲われるのです。 女の子の家の近くには、わらい地蔵がたっていました。しかし、目の前で、水を求めて死んでいった女の子の姿をじっと見ていた地蔵さんが、原爆のもたらした惨状に、恐ろしく険しい顔をしたおこり地蔵に、顔が変わってしまったのです。 涙なくして読めない悲劇ですが、原爆の恐ろしさ、虚しさをしることができます。私たちも、この悲劇が二度と繰り返されないためにも、こういう絵本を子供たちに読み続けてゆきたいものです。
投稿日:2004/11/07
私が子供のころ 原爆が落とされたのは 日本が戦争をし、悪いことをしてきたからだと (だから落とされても仕方ないのだと) 小学校の先生に教えられました。 日本はいったい、世界に向けて、どんな恥ずかしいことをしてきたのか・・ わからないまま、 原爆を正当化したような理由を聞かされ、納得したようなふりをしてきました。 この絵本は 原爆被害により、ボロ雑巾のようになり死んでいく子供にスポットがあてられ その死にように 笑い顔が怒り顔になってしまうお地蔵さんのお話です。 読んでまず思ったのが 「あぁ、こんな理不尽な原爆攻撃には、怒っていいんだ」という気持ちでした。 どんな理由があっても、原爆を落としたことは 正当化できようはずもないという、素直な気持ち。 それに気づかされた、とてもとても尊い本です。
投稿日:2016/09/07
今年の夏休みは、8歳の長女にもそろそろ知識を深めてもらおうと戦争に関する絵本を何冊か読んでいます。 『いわたくんちのおばあちゃん』『すみれ島』ときて、三冊目に読んだのがこの『おこりじぞう』でした。 私自身、子供の頃に読んで深く記憶に残ったお話です。 原爆が落とされたその日。 町は炎で真っ赤に染まり、ある人は一瞬にして命を奪われ、ある人は体中にひどい傷を負って辺りをさまよっている――そんな中、一人の少女がいつも笑顔を絶やさなかった『わらいじぞう』の元にやってきます。 全身にひどいやけどを負ったその少女は、お地蔵様に水をねだるのでした。 今まで読んだ二冊とは違って、ここまで原爆の恐ろしさ・悲惨さを描いた絵本を読んだことはなかったので、正直反応が心配でした。 でも娘は、ちゃんと少女の苦しみや悲しみを素直に読み取ってくれたようです。 みずからの意思ではなく戦っていた人がいたこと、一瞬にして家族を奪われ一人ぼっちになってしまった人、そして原爆のせいで苦しみながら亡くなった大勢の人達がいたこと。 本当にむごくて悲しい過去ですが、子供達には目をそむけずにその事実を知っていてほしいと思います。 そして、同じ過ちを犯さない平和な未来を作ってほしいと願わずにはいられません。
投稿日:2012/08/13
読み聞かせを行っている教師の方の「おすすめの絵本」に載っていたので、(おりしも夏であるし)学校の読み聞かせにどうかと、手にしてみました。 「戦争」という化け物の恐ろしさが、よく伝わってくる内容でした。 特に、わらいじぞうがおこりじぞうとなり、水となって、女の子の口に入ってい行くシーンは、ぐっと、胸にくるものがありました。 でも、感受性の強い子には、少々朝から重たい話ではないかと、朝の読み聞かせで読むのはやめておきました。 ただ、とてもいいお話なので、何か別の機会に紹介できたらいいなと、考えています。
投稿日:2008/06/10
広島の原爆を扱った絵本 他にも戦争を扱ったものがあるけれど、私が知っているものは事実に基づいたノンフィクションが多い 笑顔でいつもみんなを見守っていたお地蔵さま 原爆を落とされ、皮膚が焼け爛れた子供や見渡すかぎりの焼け野原。笑顔のお地蔵さまをおこりじぞうと呼ばれるまでに変化させてしまう、原爆って・・・考えてしまう。 私は山口県なので比較的広島に行く機会が多いと思う。 1年に1回位は子供たちを連れて、原爆記念公園や資料館にも足を運ぶ。その度に怒りと切なさと、子供たちに同じ経験をさせてはいけないと強く思う。 子供たちに本当の意味で伝わっているかは分からない。 自分が経験していない事を伝えることは難しい この絵本と資料館をあわせて見せる事で、何かしら感じてくれたらと思う
投稿日:2008/02/07
普段あまり交流のないお母さんが、話しかけてきてくれました。 「うちの娘がこないだの本の話を、帰ってきてから私に一生懸命話してくれたんですよ。こうで、こうで、こうなってね、すんごくかわいそうだったんだよ!って・・・」 2年生にも『おこりじぞう』を読んでよかったかなと思いました。 教室でいちいち子どもたちに感想を聞いたりしないので、 こんなふうに言ってもらえるのはとってもありがたいことです。 冬休みに家族で広島の平和公園に行きました。 この本は自分の記念に原爆資料館で買いました。 絵を担当された四国五郎氏はあとがきで、 「こわいものなど描きたくはないのだが、こわいものを地上から無くするためには描かねばならない。」と書いています。 私もどちらかというと朝からこわい話や悲しい話は読みたくないし、 あまりにも強すぎる印象を受ける子がいたら・・・?? などと考えてしまうこともあります。 でも、やっぱり自分自身がいいと思う本を読みたいし、 子どもたちの受け取る力を信じて読んでいきたい。 私の息子もその日初めて聞いたのですが、 きっと資料館の光景を思い浮かべていたのでしょうね・・・ 隣の男の子の手をずっと握りしめて聞いていました。 (でも、その晩もこの本を読んでほしいと言いました。 私が夢に見そうでやめにしてもらいましたが。) 実は、『かさじぞう』→『おこりじぞう』→『おじぞうさん』(田島征三)と、はさんで読みました。
投稿日:2007/02/09
1945年8月6日…広島に原爆が落とされた日のお話です。 原爆が落とされた直後を描いた場面では 息が止まりそうな衝撃を受けました。 逃げ惑い 倒れこむ 裸の人々。 大人の私でさえ 思わず(怖い…)と感じてしまう場面です。 小さな子供たちの心には どう響くのでしょうか。 原爆という「この世で最も怖いもの」を語り伝えるために 【怖い絵本でありながらも 最後まで読んで(見て)もらえるように…】 と試行錯誤を重ねて創られた作品のようです。 平和を願うからこそ 知っておかなければならない事もありますよね。 核兵器の恐ろしさを 改めて思い知らされた絵本でした。
投稿日:2007/01/06
「おこりじぞう」は元々は「わらいじぞう」だったのです。 原爆の落とされた広島での話です。 絵も素晴らしいと思います。原爆が使われなくたって、戦争で皆が苦しむのは同じでしょう。 にこやかだった石のお地蔵さんでさえ怒り顔になって、涙を流すのに。 是非お子さんに読んであげてください。
投稿日:2003/03/31
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