からすのパンやさん」 パパの声

からすのパンやさん 作:かこ さとし
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,100
発行日:1973年09月
ISBN:9784032060706
評価スコア 4.8
評価ランキング 331
みんなの声 総数 471
  • この絵本のレビューを書く

並び替え

15件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 2 次の10件 最後のページ
  •  『どんな絵本を読んできた?』とか『昭和こども図書館』といった絵本とか児童書の読書ガイドを最近読んできて、気になった作家がいた。
     加古里子(かこさとし)さんである。
    絵本「だるまちゃん」シリーズで人気の高い絵本作家だが、これら児童書のブックガイドで紹介されていたのは「だるまちゃん」では なく、この『からすのパンやさん』だ。
     読んだことのない読者にはどんな絵本だろうか気になるところだし、「だるまちゃん」シリースのテイストの作品かと思ってしまうが、まったく違う作品に、驚きだし、かこさとしという絵本作家は、こういう作品も描くのだと、心が改まる感じさえした。

     この絵本には「あとがき」があって、その中でかこさんは「個々の生きた人物描写と全体への総合化の大事なこと」と、絵本の「あとがき」にしては難しい文章を書いている。
     簡単にいえば、この絵本ではたくさんのからすを描いているが、それぞれに特性があって自分としてはそれを描きわけているということをいいたいのだと思う。
     この「あとがき」のあと、再度絵本に戻ると、確かに一羽一羽のからすが見事に描きわかれていて、もしかしたらこの絵本を楽しみには何時間あっても足りないのではないだろうかと思ってしまう。

     同じようにからすたちが焼くパンの面白さといったらない。
     この絵本が最初に刊行されたのが1973年だが、その時にパンダパンを焼いていたパン屋さんなどほとんどなかっただろう。
     かこさとしという絵本作家の想像力にただただ脱帽する。

    投稿日:2017/10/22

    参考になりました
    感謝
    0
  • 4歳の娘がこの頃、好き好んでよんでいます。

    話のテンポがよく、文章量の多さに少し読み聞かせにつかれますが、最後まで読み聞かせることができます。

    必ず、その読み聞かせの流れをとめるページがあります。

    たくさんの面白い形のパンが見開きいっぱいに描かれたそのページ。
    子どもは順番に見ていきます。自分の好きなパンはコレ、と見つけます。

    繰り返し読んでも、必ずそのページで立ち止まり、面白い発見、新しい発見をします。

    カラスのパン屋さんのように、ころころぽてぽて、子どもとパンを作るきっかけにもなりました。

    パンって不思議と子どもの心をとらえるものだなぁ、と改めて感じました。

    投稿日:2016/01/27

    参考になりました
    感謝
    0
  • そういえば読んだことがある

    • キースパパさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子2歳、女の子0歳

    嫁から進められて手に取った1冊です。
    表紙を見てもピンとこなかったけれど、読んでいくうちに記憶が蘇ってきました。
    そういえば、昔どこかで読んだことがあるなあ、と。
    当時、この絵本に出てくるパンに心を躍らせていたことを少し思い出しました。
    大人になって読んでもワクワクする絵本です。

    投稿日:2013/09/11

    参考になりました
    感謝
    0
  • セリフが面白いので大喜び!

    はじめ図書館で借りて読んだのですが、大好きになって何度も「借りて」、というのでついに買ってしまいました。いろいろなパンが出てくるのも面白いですし、カラスがたくさんでてくるシーンのテンポのよい独特のセリフが面白いらしく、覚えて自分で大声で言って喜んでいます。

    投稿日:2010/09/08

    参考になりました
    感謝
    0
  • 面白パンでいつも楽しんでいます。

    うちの子はパン好きです。
    「パン好きな子に」って書いてありましたが、まさにジャストミート。
    これは毎日読んでいます!


    ゾウパンとか、自動車パンとか、ケタケタ笑いながら指差し読みしています。
    可愛いったらないな…


    難点は、カラスが大好きになってしまったこと。
    うちはカラスの寝床、代々木公園のすぐ近くに住んでいるので、いつも「かーかー! かーかー!」と言って駆け寄ろうとします。
    ちょっと心配になってしまいます。
    まぁ、それくらい好きってことですね(笑)

    投稿日:2010/03/07

    参考になりました
    感謝
    1
  • みんな違って,みんないい

    とにかく登場するカラスが個性的で面白い絵本です。
    パンやさんの4羽の子供たちは,貧乏でも,とても元気で,明るい。
    そして,その貧乏さえも個性として生きていく「たくましさ」があります。
    人と違っていることが,いじめの対象となったりする現在だからこそ,子供に読んであげたい1冊です。
    それにしても,パンやさんの家族が考えた色々な種類のパンの楽しいこと・・・。
    この本を読んだ後,是非子供と新しいパンを考えて,粘土で作ってみてください。

    投稿日:2009/03/25

    参考になりました
    感謝
    0
  • どんなパンが食べたい?

    息子が大好きな絵本。一番のお気に入りは、カラスの作ったおいしそうパンからありえないパンまで沢山載っているページ。息子と「このパンどんな味かなぁ」と想像しながら読んでます。

    投稿日:2009/01/10

    参考になりました
    感謝
    0
  • 上質な喜劇

    • SKMさん
    • 40代
    • パパ
    • 埼玉県
    • 男の子5歳、男の子5歳、女の子3歳

    みどころいっぱいの絵本ですが、
    うちの子供たちが気に入っているのは
    大騒動の場面。

    ひょんな勘違いから
    パンやに、カラスが大勢、
    殺到するわけですが、
    そこに到るプロセスが
    なんとも人間くさくて、滑稽で、面白い。
    思わず、笑ってしまいます。

    この絵本は「人間のおかしみ」を描いた
    上質な喜劇だと思います。
    喜劇やコメディを見て、
    満たされる幸福感と同じ感覚が
    味わえるような気がします。

    投稿日:2008/11/11

    参考になりました
    感謝
    1
  • 幅広い年齢が対象

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    1973年の作品ですが、178万部発行の大ベストセラー。
    読めば、その理由が納得出来る作品です。

    お話は、からすの森にあるからすのパンやが舞台で、4羽のあかちゃんが生まれるところから始まります。
    黒色ではないので、それぞれの色に因んだ名前を付けるのですが、最初から期待させられる構成です。

    4羽のあかちゃんで、家が大変になるのですが、まさに現実の我々の情況そのもの。
    大きくなった子供たちが、友達をお客で呼んできたり、一緒にパン作りに協力したりと、家族を考えさせられるシーンも盛沢山。

    仕舞には、大騒動が起きるのですが、そのきっかけが、パンが焼けたをパンやが焼けたとの勘違いですから、楽しくないはずがありません。

    大騒動でからすが集結するさまは、圧巻で何度見ても飽きることはありません。
    それぞれのからすの表情が豊かで、時間を忘れてしまうくらいの魅力に溢れていると思います。

    文章は多いので、読み聞かせに時間がかかりますが、決して聞き手を飽きさせることはないと思います。
    こんなに、見どころ、読みどころが多い作品は今まで読んだことがない程です。
    小学生が自分で読むにも、話の起伏があって十二分に堪能できるはず。
    幅広い年齢が対象になる数少ない絵本だと思いますので、一押しのオススメです。
    かこ さとしさんの他の作品が読みたくなりました。

    投稿日:2008/03/02

    参考になりました
    感謝
    1
  • 意外な使い道があった一冊

    • 赤かっぱさん
    • 40代
    • パパ
    • その他
    • 女の子3歳、男の子0歳

    この本は出版が1973年と古く、既に家庭によっては親子二代で受け継がれる名作の一つになっているのではないでしょうか?
    おぼろげな記憶なんですが、我が家では娘が二歳半を過ぎた秋頃(二歳10ヶ月頃?)にブームが到来しました。もちろんまだ読み聞かせてもストーリーをちゃんと理解できているようではありませんでしたが、ちょうど日本語・オランダ語を問わず語彙が急激に増え始めた時期であり、この本に描かれたいろんな種類のおもしろおかしいパンに目を輝かせ、一つ一つ指さしては確認するように憶えようとしているようでした。小さいお子さんにはこうした使い道もあるんですね。
    ただし、でんわパンやテレビパンなど、今の時代には既に存在しない造形のものや、かみなりパンやおそなえパン、てんぐパンなど、娘の身近に見られないため説明に窮するものがありました。逆にこうしたものが将来、会話のネタになりそうではあります。
    からすがパンをこねたり、からすの乗る救急車や消防車が登場したりと、物語そのものはかなり現実離れした面がある割には文字が多く、対象年齢不明な感じがしないでもありません。読み聞かせるには難しく、自分で読むにはストーリーが幼児向け過ぎるような。難しい一冊ですね。
    三歳二ヶ月になった現在、再びちょっとしたブームになっていますが、明らかに以前とは異なったリアクションに、この絵本の真の魅力を探ろうとしているところです。

    投稿日:2007/04/06

    参考になりました
    感謝
    0

15件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 2 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / きんぎょがにげた / どんどこ ももんちゃん / いないいないばあ / もこ もこもこ / はじめてのおつかい / おおきなかぶ ロシアの昔話 / 教室はまちがうところだ

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



編集長・磯崎が新作絵本を推薦!【NEXTプラチナブック】

全ページためしよみ
年齢別絵本セット