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にじいろのさかななかなかよいと思う みんなの声

にじいろのさかな 作・絵:マーカス・フィスター
訳:谷川 俊太郎
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:1995年11月
ISBN:9784062619516
評価スコア 4.05
評価ランキング 26,757
みんなの声 総数 214
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73件見つかりました

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  • 絵本ナビの醍醐味!

    • ぼのさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子11歳、女の子9歳、女の子4歳

    この絵本ほど、好き嫌いが分かれるって本も珍しいんじゃないでしょうか?!
    以前皆さんのレビューを読んでから、「買うのはやめとこ。でも、図書館で見つけたら読んでみたいなあ。」とずっと思っていた絵本です。残念ながら図書館にはなかったのですが、上の子たちが保育園の時の元園長先生で、今は友人としてお付き合いさせていただいてる方から、借りてきました。

    この絵本はかなり有名なようで、上の子たちは、「学校にある。読んだことあるよ。」元先生だった夫まで、「あ、にじいろのさかなだ!」(どうやら、教材に使ったこともあるようです。)

    辛口評価を読んでいた私には、ちょっと拍子抜けしたというのが正直なところ。
    海が好き。水色が好き。
    そんな私には、ため息が出るほど、美しい絵だと思いました。
    そしてお話も、想像していたより、ずっとよかったです。
    谷川俊太郎さんの文章も、耳に心地よく響きました!

    うろこをくれなかったから、仲間外れにされたのかなあ?
    私はたぶん、にじうおくんの、鼻にかけた態度や言い方が、嫌われてしまったのだと思います。
    大切な宝物は、誰だって分けてあげられないし、分けなくていいと思います。
    でも、見せてあげること、触らせてあげること、貸してあげることならできるかもしれない。

    大人なら、うろこ=お金だと思えば、ひとり寂しく貯めこむより、みんなが幸せになる使い道を考えた方が、楽しいよね・・・なんて思えるかも?!

    どちらにしても、1冊の絵本で、これだけ意見が分かれ、ああ、こういう見方もできるんだ〜!なんて発見するのは、絵本ナビの醍醐味だと思います。
    同じ本を読んでも、感じ方は人それぞれ。
    同じ人であっても、その時々で感じ方が変わったりもします。
    そういう意味でも、私はこの絵本を皆さんにおすすめしたいと思います。

    投稿日:2005/04/28

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    8
  • 挿絵が美しい!

    気になりつつも読む機会がなく、やっと読むことのできた一冊です。
    レビューを書くにあたり、先に皆さんのレビューを読ませていただいた
    のですが、評価が真っ二つに分かれていて、大変驚きました。

    ポイントはやはり、「銀のうろこ」の存在なんですね。
    「銀のうろこ」を持っていたから、傲慢な横柄な態度が身についてしまった
    にじいろのさかな。

    無邪気に「銀のうろこ」を欲しがった小さな魚(おそらく稚魚)に対しても
    傲慢で横柄な態度で接したという噂は、にじいろのさかなの印象を今までで
    一番最悪なものにしてしまったのでしょう。

    このことでみんなに無視されることになったにじいろのさかなは、たこに
    アドバイスを受け、宝物である「銀のうろこ」をみんなに分け与えることで、
    みんなとの距離を縮めることができるんです。

    その様子はまるで「銀のうろこ」で友達を買収しているようにも見え、
    レビューでの批判が絶えないのだと理解できました。

    そもそも、にじろのさかなが無視されるようになったのは、今回の出来事
    だけが問題なのではなく、それまでの傲慢な態度の積み重ねが原因なのだ、
    と思うんですよね。

    「銀のうろこ」を保有していたことで、周りの魚を見下していた魚。
    周りの魚は自分のうろこを褒めるためにいるのだと思っていた魚。
    「あそぼう!」と話しかけられても、無視して通り過ぎていた魚。
    そう、最初にみんなを無視したのは、にじいろのさかなの方ではないですか!

    他と違うところは、自分にとって最大の魅力ある長所であると同時に、
    最大の短所でもあると思うんです。
    にじいろのさかなにとって「銀のうろこ」は、まさに”それ”であり、
    「銀のうろこ」に頼りすぎてしまった結果、魅力が短所へと変わって
    しまったのかなと思います。

    そう考えると、たこのくれたアドバイスには、とても合点がいくんです。
    「銀のうろこ」が剥がされていくたびに、にじいろのさかなの凝り固まったプライドが
    徐々に剥がされ、そしてみんなと気持ちを共有する喜びを知るのです。

    注目すべき点は、「銀のうろこ」を失った後の魚の気持ちの変化でしょう。
    「あそぼう!」とみんなに呼ばれ、「いま いくよ」と返事をしていた
    にじいろのさかなの姿に、良かったねと思わずにはいられませんでした。
    おそらく、初めて本当の友達ができた瞬間だったのでは?と思います。

    評価がはっきりと分かれるこの作品、私はといいますと、好きな作品に
    一票投じたいと思います。そして、なんといっても挿絵の美しさは、
    天下一品だと思います。

    もしかしたらこの作品は、読んだ時の自分の心境や年代によって、いろんな
    捉え方の出来る作品なのかもしれませんね。いろんな人にこの作品を
    読んでいただき、どんな感想を持ったか是非聞いてみたいです。

    投稿日:2013/01/22

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    1
  • うーん・・・

    なんかスッキリしません。

    有名な話だと知っていたので

    買ってしまいましたが

    家で読んでみて、ちょっとこれはな・・と

    感じました。

    ものを与えたから仲良くなれた。

    それまではきらいだったのに急になかよく・・。

    自分に利益がないならつきあわないって考えは

    日本人にはどうだろうか・・。

    投稿日:2011/11/29

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    1
  • 美しい絵と美しい心

    にじいろのさかなのきらきらしたうろこがとても
    美しい絵本です。そうして、もちろん美しいのは
    絵だけではなく、心も(行いも)美しく描かれて
    います。
    しあわせってどういうことをいうのだろう?
    いろんな形のしあわせがあると思うけれど、
    何かいいものをたくさんもらうことではなく、
    何かいいものをたくさんあげた時に、感じる心。
    これはしあわせのひとつの形ですね。
    たくさんあげた時に、自然とたくさん受け取って
    いることにもなるのですものね。
    娘にも、この形のしあわせをぜひ手にしてほしい
    なあって思います。

    投稿日:2010/12/04

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    1
  • 虚栄を捨てて

    • きらきら虫さん
    • 40代
    • ママ
    • 茨城県
    • 女の子16歳、男の子13歳

    ボランティアで読み聞かせを始めた時、レパートリーも少ない中、一番最初に1年生に読んだ思い出の本です。

    ともだちができてしあわせになった、というエンディングは、違う幼稚園から集まったばかりの子どもたちにはほっとすると思ったし、あのキラキラや美しい絵は集中してもらうにはもってこいだと単純に思ったので。

    絵本ナビで賛否両論あるのを見て、100人いれば100の解釈があるんだなあと思って、あらためて考えさせられました。


    この本が好きだった中学生の息子に、こんな解釈もあるんだって、と言うと、
    「それもありかぁ」と言って、「でも子どもの頃はそんな風に思わなかった、友だちできて良かったと思ってた」と言いました。


    もちろん、子どもでも嫌いな場合もあるでしょうし。

    否定的な見方もすればできるのはわかります。

    でも私は、うろこをもらいたがるさかなよりもにじうおの方に注目しました。


    だいたいにじうおは最初は傲慢で嫌なやつでした。

    それは、うろこをあげないことではなくて、自分だけが特別だと思っていたから。

    みんなに称賛されるのは自分だけと思っていたから・・・。

    たこのアドヴァイスで、うろこを分ける行為は、虚栄心や傲慢さを捨てることではなかったかしら。

    だから、「うろこをあげればあげるほどうれしくなった」のではないかな?



    絵本ナビのおかげで、昔読んだ絵本ももう一度、読みなおすきっかけになりました。

    息子も、「本当にこのキラキラすげえ」と言いながら、懐かしそうに見ていました。

    投稿日:2010/11/23

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    1
  • なつかしい

    昔、教科書に載っていたお話で懐かしくて手に取りました。
    「あれ?こんなお話だったっけ?」と内容をかなり忘れていました。

    うろこをあげなかったから、仲間はずれにされたと言うよりも横柄な態度がダメだったのかな?と思いました。
    当時の自分はどんな考えを持ったのか…今となってはわかりませんが鱗をくれない=イジワル!と思ってそうです。

    投稿日:2023/10/19

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    0
  • 本当の幸せとは?

    3歳息子と読みました。こわくないよにじいろのさかな、を読んだ後でこちらを読みましたが、個人的にはこわくないよ、の方が心に響きました。
    きらきら光る素敵なうろこをみんなにあげて、みんなが喜ぶ顔を見る方が、きらきらのうろこを持っていたときより幸せだ、ということですが、なにかを与えることで成り立つ関係で心は満たされるのかな?と思いました。
    3歳息子は、きらきらきれいだねーと喜んで読んでいました。

    投稿日:2022/02/20

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  • 絵もストーリーも美しい本。

    • きゃほさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子7歳

    生まれながらにして美しい恵まれた、にじうお。
    それを羨む仲間たち。
    さあ、どうする、にじうお。

    とにかく絵が美しいです。
    もともと娘が欲しがった絵本でしたが、
    引かれたのは表紙の美しい絵でした。

    ストーリーも美しいです。
    素敵なものを独り占めしたい気持ち、
    みんなと仲良くなりたい気持ち、
    幸せを仲間と共有したい気持ち。
    色んな気持ちが描かれています。

    ただただ最初から親切で優しくて、
    努力せずして手に入ったものだし、
    あげるよーという綺麗なだけの話じゃない。
    心の葛藤を経てから心変わりする、
    その経緯がとても人間らしいし、
    リアルさを感じるところが、
    この本の魅力です。
    (人間じゃなくて魚ですが)

    投稿日:2022/02/25

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  • 先にひとりで読んでみました

    レビューの評価が大きく分かれていたので、少し気になって娘に読む前にひとりで読んでみました。

    まず物語よりも先にキラキラのうろこや幻想的な海のブルーがとても美しく絵画を見ているようで。それだけでも娘に見せてあげたいな〜と思いながらあらためて物語を読んでみました。私はひととおり読んで考えた結果、この谷川俊太郎さんの独特のリズムを読み聞かせしてあげたいと思いました。

    他の魚たちがどうしてそんなに人のものを(キレイだとはいえ)欲しがるのかが分からなかったですが、にじうおがまわりから疎まれたのは特別なものを持っているからではなく、そのせいで知らず知らずに身についてしまった強いプライドや傲慢な態度のせいだったのですよね。うろこを分け与えることによって、「自分だけが決して特別ではない」ということを認識できたというお話で、その表現の仕方が少し極端だっただけなのかなと思いました。

    5歳の娘はきれいな絵を見て喜んでいました。

    投稿日:2020/09/06

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  • 分け合う、譲ることの意味

    こんなことがありました。
    うちの姉妹と、とあるお友達と遊んでいた時のこと、お友達が大切にしているおもちゃを貸してほしいと言う、うちの娘(次女)。
    最初、お友達は、これは宝物だから貸せないと言っていたのですが、最後には、少しだけだよ、と貸してくれました。
    そのやりとりを見ていた長女が、お友達に、嫌なら嫌ってどうして言わないの!と。

    確かに大切なものだから貸したくない!ときっぱり言える強さは大切なこと。
    ですが、大切なものでも譲る気持ちをもてることもまた大事なことです。
    長女は私が!私が!なタイプで、譲るという気持ちがあまりないので、お友達の優しさがあまり理解できずに上記のような発言をしてしまったのだと思います。

    この絵本では、
    自分で独り占めしないでみんなで共有したら、もっともっと楽しいんだよと言うことを言っているのでしょう。
    ウロコをくれないから仲間外れとかはちょっと過激だなと思いましたが、
    分け合う、譲るということの意味を子供たちには感じ取ってほしいと思いました。

    投稿日:2020/08/22

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