えっちゃんと子猫のミュウが、野原で遊んでいると、
ちょうちょが飛んできました。
ひらひら ひらひら
夢中で追いかけます。
えっちゃんがちょうちょを捕まえた時、
別のちょうちょがやってきました。
「ともだちかな。」
えっちゃんは、そっと放してあげました。
ところが、気が付くと、知らない場所。
迷子になってしまいました。
えっちゃんの目から涙が・・・
すると、「なかないで」と優しい声。
いったい誰?
子どもって、夢中になると周りが見えなくなりますよね。
だから、こういう光景ってよくわかります。
えっちゃんが迷子になったときは、胸が痛くなりました。
私も、一緒に泣きだしそうになりました。
助けてくれたのは、ちょうちょでした。
たくさんのちょうちょ。
とっても優しい気持ちになりました。
優しさであふれた春らしいお話です。