フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし」 みんなの声

フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし 作:レオ・レオニ
訳:谷川 俊太郎
出版社:好学社 好学社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1969年
ISBN:9784769020028
評価スコア 4.44
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みんなの声 総数 113
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113件見つかりました

  • 深い。

    レオ・レオニの作品らしく、こちらもとても深い内容で、大人もはっと考えさせられる絵本でした。
    絵も文章もすばらしいです。
    人にはそれぞれ違う視点があって、それはとても素晴らしいこと。
    いろんな考え方があるからこそ、楽しく有意義な生活が送れるんだということ。
    フレデリックたちに改めてたくさんのことを学んだ気がします。
    子供たちにも読んであげたいですが、親御さんたちにもぜひ読んでみらいたいと思える絵本でした。

    投稿日:2010/12/02

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  • 難しいなあ

    • きゃべつさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子7歳、男の子4歳

    絵本の世界も深いな・哲学だなあと思うことが最近あります。
    それは、この本のような大人でも簡単に結論が出せないような本に出合うからです。

    皆が働いてる間に、フレデリックが集めていたものは言葉なのです。
    フレデリックは詩人だから言葉で皆を暖かくするのです。

    「皆と同じじゃなくていいんだ」というテーマがレオ・レオニの本には多いです。このお話は「それぞれの得意分野で貢献すればいいんだ」というメッセージも加えられています。
    異な感性を認めるということ、言葉で言うのは簡単だけれど
    本当に認めることは簡単なようで難しいですよね。

    フレデリックのような人が近くにいたら、私は人間として魅力を感じるかもしれないけれど
    きっと敵味方分かれるんじゃないかなーと
    かわいいねずみの絵に反して、難しいことをふと考えました。

    投稿日:2009/04/15

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  • 素敵な絵本

    • かっぴーさん
    • 30代
    • せんせい
    • 埼玉県
    • 女の子3歳

    とても感銘を受けた本です。他人と違っていることをすることで、はじかれたり、怒られたりすることってありますよね。でも、フレデリックはそれを恐れず、いずれみんなの役に立つために、自分を貫く姿勢に胸うたれました・・・。保育をしていて、子どもたちの考えもいろいろです。十人十色の考えを、先生がいかに受け入れられるかにかかっていると思います。子どもを伸ばすカギになると思います。そういった意味では、この絵本は、育児や教育に参考になる素敵な絵本だと思います。フレデリックのような一見ちがうアイデアにも耳を傾けていきたいものです。

    投稿日:2007/08/09

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    2
  • 冬に備えて何を集めようか!

    冬に向けて食料を貯蔵するねずみたちと「ひかり」「いろ」「ことば」など実体のないものを集めるちょっとかわったねずみフレデリック。
    みんなが働いているあいだ、何もしていないと思われ、仲間のねずみたちに「何をしてるの?」と言われてしまうフレデリック。

    冬ごもりで食料がつきかけてきたとき、フレデリックの集めていたものがみんなの心の栄養になったのです。

    人にはそれぞれ得意な物があり、それを最大限に発揮してお互いに支え合っていけばもっともっと住みやすく、生きやすくなるのかなと感じさせられました。

    4歳の息子は暖かくなったり色がたくさん見えてよかったねと言っていますが、まだ詩は理解できないようでした。でも、ねずみたちがみんな幸せなのがうれしいようです。

    投稿日:2013/12/08

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  • だんだん好きになるフレデリック

    • とむままさん
    • 40代
    • ママ
    • 三重県
    • 男の子13歳、女の子11歳

    レオ・レオニさんのお話は副題がついています。

    これは「ちょっとかわったねずみのはなし」です。

    スイミーのように読めばなるほど!!とわかりやすいものもありますが、
    このフレデリックは???の人も多いかもしれませんね。

    私もだんだん好きになっていった本です。

    食べたり、飲んだりは生命の維持で大切なことですが・・・もうひとつ大切なのは心の楽しさかな?と思います。

    笑顔でいると病気も治ったという本もよく出ていますよね。

    フレデリックみたいにはできないけど、こんな心の余裕をいつも持っていたなぁ・・と思うのです。

    大きくなったらまた読んで欲しいと思う絵本です。

    投稿日:2009/07/29

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    1
  • 大人社会と同じ

    冬に備えてせっせと食べ物を集める仲間達とは違い、
    フレデリックはいろいろなものを集めます。
    ちょっとほかのネズミ達とは違う???

    大人でも同じですね。
    成果があれば経過も認めてもらえる。
    フレデリックの話は、皆に食べ物以上のなにかを与えたから
    単なる怠け者、変わり者ではなく、働かなかった時間も
    無駄ではなかったのだとみんなも思ってくれたのでしょう。

    まぁ、理想としては衣食住をある程度充実させてから
    にしてほしかったけど。
    フレデリックは根っからの芸術家というか、
    きっと男の人なのでしょうね。

    本当は生きるのが困難な時ほど、真っ先に排除されがちな
    芸術等の心の栄養が必要なのかもしれませんね。

    投稿日:2009/05/28

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    1
  • 意味があること

    娘は、以前どこかでこの本を読んでもらったことがあったらしく、
    図書館で見つけて、大喜びだったので借りてきました。
    レオレオニ独特の、わかりやすく、なんともいえない温かみのある絵とは対照的に、
    内容は実に哲学チックです。
    3歳の娘は、その辺まで理解はできてないようなのですが、
    ただ、ちょっととぼけた表情のネズミ達がかわいくてならなてようです。
    みんなが冬篭りのために働いている時に
    フレデリックはフレデリックにしかできないやり方で
    冬篭りの支度をしている・・・。
    そんな社会では「逸脱行為」と捉えられがちなことも
    最後には理解されるというラストは救いです。

    投稿日:2008/01/23

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  • 生きるために必要なもの

    字が読めるようになるずっと前から、
    家の本棚にひっそりとあった本です。
    字が読めるようになってすぐ、読み始めました。

    昔は意味が分からない部分も多かったです。
    「しじん」ってなんだろうって…

    でもなぜかとても好きでした。
    レオ・レオニさんの絵の持つ吸引力と、
    谷川俊太郎さんの書く、簡単で美しい文章の力だと今は思ってます。

    この歳になってこの本の持つ魅力をあらためて感じています。

    人は食料だけでは生きられない。
    美しい絵や詩や文章や音楽によって人は生きていけるのだと、
    知っているのはフレデリックだけだったのです。

    そんなフレデリックのおちゃめな魅力は、
    きっと子どもたちにも伝わると思います。

    投稿日:2006/12/14

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  • 哲学的なフレデリック

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子12歳、男の子10歳

    フレデリックはちょっと変わったねずみ。
    仲間のねずみが冬支度しているというのに、
    じっと座り込んでいる。
    何をしているのか聞かれても、
    おひさまのひかり、いろ、ことばを集めている、
    と答えるのです。
    でも、その威力は冬、在庫が尽きた時に発揮されたのです!
    なんとも哲学的なフレデリックのはにかみがキュートです。
    フレデリックの、微妙な表情と存在感がとても印象的な作品ですね。

    投稿日:2006/06/14

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    1
  • とても想像力をかきたてられます

    娘が3歳くらいのときに絵本カーニバルで一緒に見た絵本です。まだ少し早いかもとは思いましたが、娘がとても気に入って買いました。
    レオ・レオニの絵本はスイミーくらいしか知らなかったのですが、このお話は深いところにぐっとくる内容で、フレデリックが語るときには、私も娘も心の中で季節の色を想像したり、ねずみたちが寒さを感じたところでは、私たちも寒いような気になったりで、こんなに絵本の力はすごいのか!と感動した作品です。
    人と違ってもいいんだという内容は理解しにくくても、いずれもう少しおおきくなれば理解できるだろうと思えるし、小さな子でも心の中の世界はいっぱい大きくしてあげたいからこんな絵本をたくさん読ませてあげたいなと、心の底から思いました。

    投稿日:2003/10/09

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