ひだまり」 みんなの声

ひだまり 文:林 木林
絵:岡田 千晶
出版社:光村教育図書 光村教育図書の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2018年11月10日
ISBN:9784895722216
評価スコア 4.56
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  • たくさんのことを教えてもらいました

    まだ小さかった息子に絵本を読んでいるとき、私は時々涙を流しました。
    絵本に心を打たれて。

    この絵本を読んで、私は久しぶりに涙を流しました。
    トラビスのささくれだった心をなめらかにしてくれた、大事な大事なミケーレ。奪うのではなく分け合うことを教えてくれた、心優しいミケーレ。トラビスは、幸せとはなんであるのかを初めて知りました。
    ミケーレを失ってしまったとき、トラビスの心は以前よりも激しくささくれますが、それをなめらかにしてくれたのも、やっぱりミケーレでした。
    大切な存在があることの幸せ。それを失ったときの悲しみ。立ち直るまでの苦しみ。

    優しいタッチで描かれた絵と柔らかな文章で、たくさんのことを教えてもらいました。

    投稿日:2019/02/14

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  • ひだまりの作った恋物語

    ひだまりは猫にとって、天国のような場所なのでしょうか。
    ミケーネと知り合ったトラビスの心の変化、二人の恋物語がとても眩しくて切なく感じられました。
    悲しい出来事の後の、トラビスの惨めさには心が傷みました。
    間違いなく思春期の若者たちにぐさりと来る絵本だと思います。

    投稿日:2019/01/09

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    4
  • 陽だまりの温かさ

    『あかり』と同じコンビによる作品。
    こちらも、題名の通り温かさを静かに感じました。
    乱暴者の猫トラビスが、優しい猫ミケーレに出会って心変わりするストーリーです。
    全編で登場するのが、陽だまりの温かさ。
    その不思議な空間が、一人で充分から、二人でちょうどよい、に。
    その幸せを感じた時、それを失う怖さをも実感するのですね。
    そして、現実のものとなり、トラビス自身も・・・。
    とても深いストーリーです。
    小学校高学年くらいからでしょうか。

    投稿日:2018/12/28

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    4
  • やさしさ

    全ページ、お試し読みで読みました。
    おとなが読む絵本なのでしょうか。
    しんと、切ないですね。
    色鉛筆なのでしょうか、細かく描かれている絵が、とても美しい。
    ねこのお話ですが、そうでもないかもしれないな、
    とか色々に感じます。
    心のお話なのですね。

    投稿日:2018/11/27

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  • 愛の力

    内容を読んで、ミケーレが、トラビスの横顔を愛おしく眺めている表紙の絵に納得できた私でした。トラビスを心から愛していたんだと思いました。だれにでも優しいミケーレでしたが、乱暴もののトラビスの真の優しさや男らしさに気づいて恋してしまったんだと思いました。ミケーレを失って荒んでしまったトラビスですが、また陽だまりを見つけることが出来たのを嬉しく思いました。きっと亡くなってもミケーレの愛の力だと思いました。

    投稿日:2019/08/08

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    1
  • トラビスの生きる強さに感動

    温かで幸せなひだまりを知ることで、その幸せを失っても、生きる強さを身につけることができた猫のトラビスの姿に感動しました。詩的な美しい文章は、この物語にピッタリ。年齢によっては少し難しい言葉もありますが、言葉の美しさを音で感じることができると思いました。
    購入して間もなく、産経児童出版文化賞 産經新聞賞を受賞された記事を拝見し、なるほどと、納得の作品です。

    投稿日:2019/05/07

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    1
  • 切ないけれど温かい

    同じ作者さんコンビの『あかり』も『こもれび』も素晴らしかったので、こちらも読みたいと思いました。
    横柄で乱暴者の茶トラのトラビスが、ミケーレに出会ってから、少しずつ変わっていきます。
    奪うのではなく分け合うことの喜びを知ったトラビスですが、ある日ミケーレを失ってしまって……。
    切ないけれど、まさしくひだまりのように温かいおはなしでした。

    投稿日:2024/10/24

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  • 絵もお話も美しい

    とても美しい絵本だと思いました。絵はもちろんの事、猫好きの私にはすごく素敵な1冊になりました。また、内容が奥深い。猫の世界にもこういったことはあるのかもしれませんが、人間でも同じと思いました。素敵な人、優しい人との出会いによって変わる自分。その人を失ったときの悲しみ。それを乗り越えていくことで、さらに変わる自分。涙が出そうになる、そんなお話でした。

    投稿日:2024/10/20

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  • やさしい光

    1人ぼっちだったトラビス。ひだまりも魚もひとり占め。
    仲間と分かち合う幸せを知っているミケーレとの出会い。
    ミケーレの優しい言葉にトラビスの心が動いていく。
    ありがとう、なんて言葉も初めて言われた。
    2匹で一緒に、ひなたぼっこをする心地よさ。
    目を閉じて、ひげをくすぐったのが、風か、ねこじゃらしかを感じようとしているトラビスの表情がかわいい。
    トラビスとミケーレの幸せな時間は流れていく。
    幸せ色だった頁は寂しげな色に変わってしまう。
    冬が過ぎ去り、春がまた始まろうとする頃。ミケーレとの温かな思い出で、優しい心を取り戻すトラビス。
    もう会えなくても、トラビスはミケーレと一緒なんだね、ひだまりのミケーレと。
    優しくそっと背中を押すように、生きていく力に気づかせてくれる絵本でした。

    投稿日:2021/06/03

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  • 陽だまりの意味するところ

    最近、林木林さんにはまっています。
    この作品も、感慨深く読みました。

    ぶっきらぼうなトラビスとやさしいミケーレ。
    2匹のネコは、出会い、そして恋に落ち・・・。
    アクシデントから、悲しい別れを予感し
    「こんど生まれ変わったらひだまりになりたい」というミケーレ。
    彼女がいなくなった後、ひだまりを求めてあがくトラビス。
    そして、傷を癒してくれたひだまり・・・。

    心を通い合わせ、幸せの種を分け合うことの大切さを
    「ひだまり」という言葉で表現した、
    見事な作品です。

    投稿日:2019/12/04

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