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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

街どろぼう」 みんなの声

街どろぼう 作:junaida
出版社:福音館書店
税込価格:\1,650
発行日:2021年07月09日
ISBN:9784834086225
評価スコア 4.25
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みんなの声 総数 7
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  • たった一人でも

    junaidaさんの新刊としり、楽しみに読んでみました。小さいサイズに、濃紺の色の表紙が目をひきます。ひとりぼっちの巨人がさみしさのあまり、街から家をはこんでくるのですが…。大勢でなくても、たった一人わかりあえる人のいることがどれほど心強いことか、としみじみ思いました。そして、やはり絵が美しかったです。

    投稿日:2021/09/12

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  • さびしさをうめるもの。

    山のてっぺんで、ひとりぽっちで暮らす巨人。
    その巨人が、さびしさに耐えきれず、ふもとの村からこっそり持ってくるところから物語が始まります。

    読んでいる間、絵が持つ独特の肌触りを感じながら、さびしさに浸りました。

    大人っぽいテイストですが、子ども達にも紹介してみたいと思いました。

    小さくて大きくて、心に沁みてくる一冊。

    投稿日:2023/07/04

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  • ほんとうに大切なこと

    私の好きなjunaidaさんの絵本。

    製本も綺麗で、飾りたくなりますよね。

    街どろぼう。

    山の上に1人で住んでいた巨人が
    寂しさのあまり山の麓の街から一つの家をどろぼうしてきます。

    巨人は誰かと一緒に暮らしたかったんですね。

    ここで一緒に暮らしましょう。
    ほしいものはなんでもあげますから

    そう家族に伝えたところ、

    巨人はまた街に行き家をどろぼうしてくることになります。

    結局、街のほとんどは巨人に盗まれてしまいます。

    やっと巨人の周りにもたくさんの人がいます。
    もうひとりぼっちではありません。

    でも、巨人の心は・・・?
    ずっと寂しいままなのでした。

    おかしいな?
    街をどろぼうしてきたのに、
    心はひとりぼっちのまま。

    巨人は1人山を降りていきました。

    巨人は本当の温かさを見つけることができたのです。

    きっと素敵な出会いだったんでしょうね。
    たくさんの物で溢れるよりも、
    心が通い合う自分の大切なものがあれば
    きっと心は満たされるではないかな?

    そんなことを気づかせてくれる絵本なのでした

    投稿日:2022/11/28

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  • おしゃれな装丁の小さめ絵本

    『Michi』や『の』など、junaidaさんの描く不思議で美しい世界が好きです。
    こちらは少し小さめサイズの絵本。表紙が一部布使いになっていたりと、とてもおしゃれな装丁です。
    山のてっぺんにたったひとりで住んでいた巨人が、寂しくなって麓の町から家をこっそり持ってくるというお話。
    ハラハラしながら読みましたが、ラストはほっとできてよかったです。

    投稿日:2022/06/27

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  • 寂しさをわかち合う友だち

    junaidaさんの絵の世界に人間関係の縮図がこめられていました。
    寂しがり屋の巨人が、いくら街から家々を盗んできても、心は満たされませんでした。
    それは人々からの孤立感は解消されなかったからです。
    街は盗めても、心は盗めません。
    巨人が盗んできた街並みで、ぽつんと残った家の住人と巨人は友だちになりました。
    寂しさをわかち合うことでも、友だちになれるのですね。
    それはどろぼうではありませんでした。

    投稿日:2021/10/16

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  • さみしさとのつきあいかた

    「ふたりでいるのにひとりぼっちだった」
    「一緒にいても淋しかった」
    芸能人の離婚会見で耳にするそんな言葉がうかんできました。

    先日読んだ寺地はるなさんの『雨夜の星たち』にこんな一節
    「友だちがいないのはさびしいことである。一般的にはそういわれている。人格に問題があるかのようにようにあつかわれることもある。問題は友だちの有無ではなく、さびしさとのつきあいかたではないだろうか。」

    おおぜいに囲まれてどんなににぎやかでも
    さみしいこともあるし
    傍にいる人がたったひとりでも、何も言わなくても
    さみしさが和らぐこともあるでしょう。
    心がその人に向いていれば。

    のこされていた少年とずっと仲良く暮らすくことが
    巨人のさびしさとのつきあいかただったのだと思います。
    そしてそれは、少年にとっても。

    投稿日:2021/09/17

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  • 本を手にした時、その小ささに驚きました。
    そして、何とも物騒な題名に、異形の主人公。
    それでも、junaidaさんの澄んだ色彩がページを開かせてくれました。
    大きな山のてっぺんに佇む巨人と、山のふもとの街。
    孤独な巨人が、寂しさに耐えかねて、家を一軒、山のてっぺんに持ち帰ってしまうのです。
    その家の家族に一緒に住もうと提案しますが、他の家も持ってきてと言われての顛末。
    結局、既存の仲間には入れなかった、ということでしょうか。
    気持ちが一人ぼっち、という表現がなんとも心に響きます。
    だれからもよばれなかった少年の存在感が愛おしいです。
    そして、巨人が手に取った少年の家の大きさにハッとしました。
    これって、まさに、この本の大きさではないか、と。
    文章もありますが、静かに絵が語る作品。
    読者と紡ぐ物語ではないでしょうか。

    投稿日:2021/09/04

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