新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

みどりの船」 みんなの声

みどりの船 作・絵:クェンティン・ブレイク
訳:千葉 茂樹
出版社:あかね書房 あかね書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:1998年
ISBN:9784251005250
評価スコア 4.67
評価ランキング 2,304
みんなの声 総数 20
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  • 空想の世界で遊ぶためには…

     空想の世界で遊ぶためには、遊んでいる自分を見つめるもう一人の自分の存在を無視しなければ、夢中になれません。
     幼い子どもでも、なかなか恥ずかしがってできない子もいます。
     大人でも、どっぷり浸かれるトリティーガさんのような人も入るんですね。
     主人公姉弟のジャングル探検が、世界航行へとお話しが飛躍していくプロセスが楽しい。
     
     この姉弟が発見した緑の船は、トリティーガさんの意図した作品のようです。
     機関室に見立てた、太い木の切り株の上の小屋の中を見ると、ご主人(船長さん)の写真や望遠鏡。
     きっとご主人は、船を愛し乗った方だったのかも。
     そのご主人の好きな船を庭に作るトリティーガさんのしゃれっ気。
     ご主人を愛していたのでしょうね。

     この庭で、庭師(水夫長)を含め4人で旅した数日間は皆にとって幸せな時間であったと想います。
     こんな時間を幼い頃に持てるこどもたちは、この姉弟のように忘れることがないと思います。

     近所のこどもたちに遊んでもらう私ですが、小学生とは野球(近所で“ノックのおばさん”と呼ばれています)、園児さんたちとは絵本や折り紙。
     どうしても、既存の道具やおもちゃを使っての遊びになりがちです。
     今年の夏は、レジャーシートの飛行機で旅でも計画してみようかと思います。

    投稿日:2010/02/26

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  • 夏休み いなかのおばあちゃんの家で 過ごしたのです
    おばあちゃんは禁止していた 森の奥に入り
    探検を始めたのですね なんだかワクワクする話です

    森の奥にはいっていくと見つけたのは 昔の船だったのです

    そこで出会った やせた女のひとと庭師のような男の人
    女の人は 望遠鏡の使い方など 世界地図を見せていろんなことを教えてくれました
    女の人は トリディガーさんという名前です

    この冒険は夏休みにした楽しい時間だったことでしょうね

    時間がたつと船のところに木が生い茂り・・・ 昔は船だったのだと知るのは 僕たちの他にはいないのだな〜


    こんな冒険の話もゆめがあり 楽しいですね

    投稿日:2023/12/13

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  • 大切な、夏のおもいで。

    イギリスの田舎。
    夏休みを過ごしにやってきた姉弟が、お屋敷の庭で経験した冒険物語です。

    姉弟と、屋敷の主である年配の女性、庭師の交流がとても温かく、胸にしみます。そして、メインのお話の裏で語られる、穏やかに閉じていく領主館の物語も良いです。クエンティン・ブレイクさんの絵と文だからこそ、だと思いました。

    美しい一冊です。

    投稿日:2023/11/14

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  • 夏の日の思い出

    夏休みをアリスと二人でおばさんの家で、2週間くらい過ごすと退屈になって、壁を乗り越えてお屋敷の庭にもぐり込んでみることに
    した。壁の向こうには、まるで大きな森みたいで、”みどりの船”を
    見つけた。持ち主のトリディーガさんと庭師のようにみえる水夫長と一緒にとても楽しい夏休みを過ごしました。トリディーガさんが、
    一緒になって空想の世界で遊んでくれるのが、素敵だと思いました。子供のころに、本気で冒険できたり、体験できたり素晴らしい思い出は、一生の宝物だと思いました。

    投稿日:2019/07/20

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  • 真剣に空想世界を遊ぶこと

    夏休み、森のなかに浮かんだ船。それは、トリディーガさんという名の女の人と、水夫長と呼ばれる男の人の、大人が真剣に遊ぶ、空想の船。
    ぼくたちも、仲間に入れてもらった…
    この大人二人は、謎の人たちだが、子ども時代に、こういう大人に出会いことが、どれほど、その後の人生を豊かなものにしてくれるか。いいなあと思った。

    投稿日:2018/02/07

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  • 森にある船

    田舎で過ごしたある夏休みのふとした出来事が
    毎年の行事となり
    大きな思い出となったようです。
    トリティーガさんは、船のことをとてもよく知っていて
    船を愛している女性なのですね。
    彼女の思い出については書かれていないようですが
    夢を見続けているトリティーガさんをすこしさびしく思いました。
    時が過ぎて船が木々の緑で覆われて
    思い出も木々に覆われてゆくのも。

    投稿日:2017/11/30

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  • 夏の思い出

    • ちょてぃさん
    • 40代
    • ママ
    • 静岡県
    • 女の子13歳、女の子9歳

    夏の日々、こんなふうに緑いっぱいの自然の中で、空想の翼を羽ばたかせて、思いっきり遊ぶことができたらどんなに楽しいだろうと思いました。こどもの冒険心をくすぐる一冊です。自然と朝から晩まで戯れていた自分の幼少期を思わず重ね合わせてしまいました。

    投稿日:2015/03/25

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  • 夏の日の幻影

    夏休みに過ごしたおばさんの家の近くの庭で見つけたのは「みどりの船」。
    少年少女の夏に対する思いと、「みどりの船」の船主のトリディーガさんと、水夫の追い求める懐古。
    ノスタルジックであり、幻想的な作品です。
    自然の中に作られた船は、トリディーガさんのご主人への思いでしょうか。
    操舵室に飾られた写真はご主人。
    いろいろに藤蔵が膨らみます。
    「みどりの船」は夏の日に、4人の心の中で様々な後悔や冒険をします。
    そして、夏が過ぎ、思い出とともに年が過ぎます。
    トリディーガさんの「みどりの船」への思いは薄らいだのか、昇華されたのか、船は草木に覆われ自然へと同化していきます。
    アリスと僕には忘れられない思い出。
    映画を観た後のように余韻の残る作品です。
    読む人それぞれがイメージを拡げられる作品です。

    投稿日:2011/04/15

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  • 宝物になる絵本

    • ねがいさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 女の子7歳、男の子3歳

    きっと、この絵本は素敵に違いないと、ずっと気になっていた絵本でした。
    読み終えた今、やっぱり素敵な絵本だったので、買って自分の宝物にしたいと
    思っています。

    子どもたちがみどりの船を見つけた時の絵からは、まるで風がザーッと
    吹いてくるような錯覚さえ起こりました。
    冒険、嵐、休息、キラキラ煌めく日々。
    こんな夏休みが過ごせる子は幸せです。

    終わり方も、なんとも言えない切なさがあり、子ども時代を終えた大人には
    じんわりと響いてきます。
    寝る前に娘と読みましたが、何だか映画を一本見たような、濃い時間でした。
    夏休みが来るたびに読みたいと思います。

    投稿日:2008/10/19

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  • ラストが

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子12歳、女の子8歳

    このお話はピアスの「トムは真夜中の庭で」とかバーネットの「秘密の花園」と雰囲気が似ているな。と、感じました。

    小学生の姉弟の兄弟が、夏休み中に過ごしたおばさんのうちのとなりのお屋敷の庭で(説明が多くてすみません)古びた壊れかけた船を見つけたことから、冒険が始まります。

    船そのものも、船の持ち主のトリディーガさんも、大変魅力的なのですが、ラストになんとも言えない喪失感があって、朝の読み聞かせで使おうと思っていたのですが、読み聞かせっで使うのはやめました。
    ただ、物語のドラマとしてはとてもよくできていると思うので、ひっそりと読むのはいいかもしれません。

    投稿日:2008/05/30

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