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やなせたかし おとうとものがたり

やなせたかし おとうとものがたり(フレーベル館)

アンパンマンの作者やなせたかしが弟・千尋との思い出を綴った幼物語。

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でんでんむしのかなしみ」 みんなの声

でんでんむしのかなしみ 作:新美 南吉
絵:かみや しん
出版社:大日本図書 大日本図書の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1997年07月
ISBN:9784477010236
評価スコア 4.66
評価ランキング 3,104
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  • 人生の喜びと悲しみ

    ある絵本屋さんで「大人にオススメの絵本」として紹介されていました。
    美智子さまも元気づけられた作品だそうです。
    表題の「でんでんむしのかなしみ」は特に心に染みます。
    自分が背負っている貝の中が悲しみでいっぱいと気がついてしまったでんでんむし。
    でも、みんなにも聞いてまわり、自分だけが悲しいわけではないことを知ります。
    「かなしみはだれでももっているのだ。わたしばかりではないのだ」
    美しい挿絵とともに、人生の喜び悲しみをそっと教えてくれる絵本です。

    投稿日:2021/05/19

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  • ”かみやしん”の挿絵が好きです!

    • 押し寿司さん
    • 70代以上
    • じいじ・ばあば
    • 愛知県

    お隣町になる新美南吉記念館には幾度か訪れたことがあります。そこを訪れると懐かしい気持ちになれるのが好きな私です。
    ”かみやしん”さんの描く挿絵、”うまやのそばのなたね”ようねん
    童話絵本に描かれている挿絵が特に好きです。この本には、      
          (詩)一年生詩集の序
          でんでんむしのかなしみ
          里の春山の春
          木の祭り
          でんでんむし

    5つの作品が収録されています。
    新美南吉の本を読むとなぜだか優しい気持ちになれるし、昔が懐かしく思います。私にとっても癒しなんだと思います。

    投稿日:2020/01/14

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  • かなしみの表現に度肝を抜かれる

    • ちえぞさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子2歳

    タイトルの「でんでんむしのかなしみ」を含む短編集。
    小さい子向けの本ではありませんが、息子が手にしたこの本を、カタツムリの本かな?と思い読んだところ、とんでもない。生きる上で必ず生じる「かなしみ」をどう乗り越えるか、という至上命題を、でんでんむしの行動を通して静かに伝えてくれる作品でありました。

    読み進めると、かなしいのは作中のでんでんむしだけではなく、自分自身であったことに気づかされます。そしておそらく、最終的にはでんでんむしと同様の対応をして生きる続けることを選ぶのです。

    小さい子供に読み聞かせするときには「一年詩集の序」と「でんでんむしのかなしみ」を読んでいます。言葉の意味がわからなくとも、新美氏の紡ぐ言葉の美しさは感じられると思います。

    投稿日:2017/11/30

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  • 4つのお話

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子6歳、女の子4歳、女の子0歳

    「でんでんむしのかなしみ」「里の春、山の春」「木の祭り」「でんでんむし」の4つのお話が収録されています。
    「でんでんむしのかなしみ」はほかにも絵本で出ているのを読んだことがあります。全部いいと思うのですが、やっぱり私はこの「でんでんむしのかなしみ」が一番印象に残りました。
    悲しみは誰でも持っているものだからこそ…。

    投稿日:2017/10/16

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  • 深い

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子3歳、男の子0歳

    南吉の記念館で一度読んだことがあるが、内容をすっかり忘れて、
    再度子どもにもせっかく愛知にいる間に
    ゆかりの南吉童話を読んであげたいと思い、借りてきました。

    ひとことで言えば、深い。

    南吉童話はどれもいいのですが、
    心に沁み入ってくる話で、
    子どもというより、自分への癒しとして読んでしまいました。

    ついつい自分が、自分がとなりがちですが、
    自分だけでなく、周りの人の気持ちも
    もっと自分と同じように大切に扱いたいと思わされました。

    まずは、身近な子どもや主人のことも
    もっと気持ちを大切に汲み取っていきたいです。

    また子どもが大きくなったら読んであげたいし、
    自分のためにも読みなおしていきたいです。

    投稿日:2016/02/08

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  • 一年詩集の序
    でんでんむしのかなしみ
    里の春、山の春
    木の祭り 
    でんでんむし
    新美南吉さんの4つのお話しとはじめの詩
    どれも 感動しました
    言葉遣いも優しくて 何より 心の優しさが感じられます

    最後のお話の でんでんむしに ぐっと心惹かれました
    お母さんの背中に生まれたばかりの 小さなでんでん虫が
    お母さんとの 会話に 深い親子の愛情を感じ 感動しました!

    お母さんも知らない不思議な世界 
    「そらのむこうに なにが あるの?」
    「さあ、 それも しりません。」

    お母さんも知らない わからない   ふしぎな とおいそらを みつめている でんでん虫の赤ちゃんに 未来を見つめる目を感じました

    かみやしんさんの挿絵も ステキでした
    大人の絵本のようでもあります
    思春期の方にも 新美南吉さんの優しいお話を読んでほしいな〜
    そんな事を思いました

    投稿日:2015/07/22

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    2
  • 生き物たちに宿る感性

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子21歳、男の子18歳

    新見南吉の小さなお話をいくつかまとめたものです。
    丁寧な語り口、生き物たちに宿る感性が素敵だと思いました。
    「でんでんむしのかなしみ」
    一匹のでんでんむしがふと気づくのです。
    背中の殻には悲しみがいっぱい詰まっているのではないか。
    不安になり、仲間のところへ行くと、皆同じことがわかり、自分の心の持ち方を悟るのです。
    奥が深い、余韻が残りますね。
    「里の山、山の春」
    春遅い山奥の小鹿は、まだ見ぬ春について思いめぐらすのです。
    そして、山を下りて実感した、野原の春。
    小鹿を通じて、読者も春を感じることができそうです。
    「木の祭り」
    野原の真ん中の木に花が咲き、蝶々や虫、蛍がやってくる様子が幻想的に描かれます。
    「でんでんむし」
    でんでんむしの親子の会話が面白いです。
    見るものが何でも不思議なでんでんむしの子の疑問が微笑ましいです。

    投稿日:2014/12/21

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    1
  • みんなが背負っているもの

    新美さん作の絵本ということで気になって
    借りてきました。

    奥が深くて3歳の息子にはどこまで
    伝わっているのかわかりませんが
    これからも読んでいきたいなと思います。

    誰でもが背負っているものを自分は
    なかなか気付かない。
    大切なことをわかりやすく伝えてくれる絵本です。

    投稿日:2014/09/21

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    1
  • 深い!!

    帰省先の主人の実家にあったので,3歳の娘の寝かしつけに読んでみました。

    3歳の娘には内容を理解するには難しかったですが,静かな語りの文面が心地よかったのか静かに聞いていました。
    4話のお話が書かれていますが,「こぎつね」「赤ちゃんかたつむり」が出てくるお話もあったので3歳の娘は子供心として興味を感じたようでした。

    大人に読んでほしい本でもあるように思います。
    何とも味わい深い気持ちになり,色々考えさせられました。
    絵も素敵でした。
    娘が内容を理解できる年頃になった頃,読んでほしい本です。

    投稿日:2014/05/23

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  • 心に染み入る

    娘が幼稚園から借りてきました。
    「『でんでんむしのかなしみ』だよ。でもこの前読んだのとは
    ちょっと違うよ」と。
    小さな子どもが読むには地味な絵本だったかもなあ・・などと
    思っていたけれど、しっかり心に残っていたのだなあとうれしく
    なりました。
    こちらの絵本も読んでいて楽しかったです。
    楽しかった・・というか美しく品格のある世界にしみじみ心を
    奪われました。読んでいて気づいたのですけれど、地味そうに
    見えても、「世の中の不思議が気になったり」「自然の美しさ
    に夢中になる」小さな子どもの生活そのものが描かれているのだなあ
    だから心を奪われてしまうのかもしれないなあと思いました。
    この絵本を選んで借りてきた娘のセンスのよさにうれしくなりました。

    投稿日:2012/09/10

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