ペッファーさんの牧場は海のそば。めうし、ろば、ひつじ、ぶた、そして小さなねずみがボートに乗ろうとやって来た。一匹ずつ、危なっかしくボートに乗り込んで……。
「やっぱりそうだあ〜」――息子とわたしは結末が見えてしまったのですが、娘はおもしろそうに見ていました。
乳をたくさんたたえた(ように見える)牛、ちょっぴり太めのろば、編み物している羊というのがおとぼけで魅力的。『てぶくろ』のひとつのバージョンに、最後にコオロギが入ってきて、パーン!と手袋がはじけ飛んでしまうものがあるのですが、そのお話を想起しました。
最後のページの、のどかな海の風景がいいなあ。オーストラリアあたりって、こういう入り江みたいな海岸が結構あるんですよね。ちょっとぜいたくなプライベート・ビーチです。そこに動物たちがやって来るという設定が愉快でした。