シリーズ8作目は、魔術師マージのお話。魔術師まで住んでいるチュウチュウ通り、ほんとうに楽しそう。
魔術があまり上手じゃない、いつもお騒がせのマージ。でも、マージがつくりだした「マージ2号」は、とても優秀です。へこむマージの気持ちが、つたわってきます。マージが家を出て行こうする場面が、せつなかったです。
なんでもできるマージ2号は、ありがたいけれど、やっぱりチュウチュウ通りにはマージがいなくちゃ。これからも、消防車のお世話になるのかな、、、。
たしろさんの挿絵が、いきいき、ほのぼのしていて、すみずみまで楽しめます。マージの「どうもう?!」なペットたちに、笑ってしまいました。裏表紙の、どうもうなペットとマージのお散歩がほほえましいですね。このシリーズで、わたしがいちばん好きな場面かも。