小学校の夏休みのおはなし会向けにセレクト。
夏休みのラジオ体操の帰り道、マナブ、ヒデトシ、ぼくの三人は
カブトムシを見つけてクヌギの木に登るのです。
ところが、それが、カミナリじいさんのうちの木だったから大変。
カミナリじいさんの怒鳴り声に、つい逃げ出した三人。
でも、ヒデトシが転んで逃げ遅れて・・・。
逃げ切ったマナブとぼくでしたが、ヒデトシを助けに行くため、引き返すのです。
小学生男子らしい友情の葛藤が見事に描かれています。
潔い二人の姿に、カミナリじいさんの態度も素敵ですね。
カミナリじいさんの名言も、心にスッと届きます。
地域の人に叱られる、なんて、昨今なかなか見ることのない光景だと思うので、
ぜひ、今どきの小学生にはこの作品で一緒に体感してほしいです。