七夕の短冊に「長生き」と願いを託した5歳児(笑)と読みました。
大好きな昆虫たちが、一緒に遊んでいる途中で動かなくなってしまったり、
幼稚園のおじいちゃん先生に「先生は100歳になったら死んでおばけになるんだ」とおどけて言われて、ビックリしておうちに帰ってきたり、
彼なりの過程を経て、死ぬってどういうことかな、と考えることも増えて来ました。
そんな息子にとって、エリックとじいじのたどり着いた答えは、非常に興味深かったようで、神妙な顔でお話にじぃっと聞き入っていました。
息子を身ごもったとき、彼にバトンを受け渡すように義父がこの世を去りました。我が家に遊びに来てくれる義母が帰る前の晩はいつも、遺影の義父の前で「おばあちゃんは、おうちに帰ったらひとりぼっちじゃない!」と、義母の膝に抱かれながら心配そうな顔をする息子。優しい子に育っていてホッとする反面、近い将来、息子が大切な人を見送ることがあったら、私は黙って見守って行けるのだろうか、と不安に思うこともあります。
でも、、、この、エリックとじいじのお話があれば、何か心の灯のようなものになるかもしれないな、とふと思いました。
もちろん、家族全員で長生きしようね、とは言い続けているのですけどね。