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ぼくのブック・ウーマン」 大人が読んだ みんなの声

ぼくのブック・ウーマン 作:ヘザー・ヘンソン
絵:デイビッド・スモール
訳:藤原 宏之
出版社:さ・え・ら書房
税込価格:\1,540
発行日:2010年04月
ISBN:9784378041247
評価スコア 4.71
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みんなの声 総数 16
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  • すばらしいっっ

    本当にあった「荷馬図書館員」のお話です。

    へき地にまで本を届ける姿が、とても美しい。
    また、その活動に反応していく子供の成長もすばらしい。

    この過酷なお仕事が、ほとんど女性の手によって支えられていたことも
    とても興味深いポイントでした。

    沢山の人に知ってほしい活動。

    「本の力」を感じる一冊です。

    投稿日:2024/05/12

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  • 馬に乗って僻地まで本を届けるブックウーマンと、初めは興味を示さなかった本を手にとって読書に喜びを見いだすようになっていく少年の姿は、感慨深いものでした。

    あとがきで知った荷馬図書館計画には驚かされました。
    インターネットはおろか、テレビ放送もない時代に、本の役割は今とは違います。
    日本で公共図書館か普及したのは戦後ですし、教科書が無償化されたのも、私の小学校入学の少し前です。
    90年ほど前の世界恐慌の時代、遠隔地であっても「空気と同じように無料で本が届けられる」という政策が素晴らしいと思います。

    今も世界のどこかで、本を必要としている人々に本を届ける活動をされている方々や、移動図書館などに携わっている方々に思いを馳せました。

    投稿日:2022/06/14

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  • 自分の仕事に誇りを持って

    1930年代に実施された、アメリカの「荷馬図書館計画」によるブック・ウーマン活動のお話です。
    僻地に住む人たちのために、雨の日も雪の日も、馬車で本を届ける女性。
    読み書きを知らなかった少年は、吹雪の中をやってきた女性の後ろ姿に心動かされ、生まれてはじめて本を手にします。
    自分の仕事に誇りを持って、本を届け続ける女性の姿に感動します。

    投稿日:2021/04/26

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  • 本を運ぶ女性

    「ブック・ウーマン」は、その本を運ぶ女性で、馬に乗り、暑い日や寒い日も一日がかりで、山の上まであがってくるのは、並大抵なことではないので、感謝しかないなあと思いました。大家族で暮らす長男であるカルの気持ちが淡々と描かれていました。本好きな妹の気持ちも”にわとりのひっかいたあとみたいな文字」と思っていたのが、読めるようになって本を読む楽しさ、嬉しさが伝わってきました。カルの感謝の気持ちもブック・ウーマンに伝わってよかったと思いました。

    投稿日:2019/04/18

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  • 【あらすじ】
    山奥に住んでいる一家の下に、馬に乗った女の人がやってくる。彼女は「空気のように無料で」本を貸し出してくれるブックウーマンと呼ばれる人だった。悪天候の日も休まず本を届けてくれる姿に、最初は本なんか好きではなかった少年も、次第に心を開いていき…
    アメリカで実際にあった話をもとにした、図書を届ける仕事をした人の話。

    【感想】
    後書きに、このお話の元となった社会背景などが説明されています。
    1930年代、アメリカの大統領、フランクリン・ルーズベルトが提案した「雇用促進事業計画」として、遠隔地・僻地に住む人たちに本を届ける移動図書館のようなサービスが開始されたとありました。高地などでは、険しい道を、馬やラバにのり、2週間ごとに家々を訪ねたといいます。担当したのは女性たちで、報酬は僅かでしたが、彼女たちは誇りをもって働いたそうです。

    子どもたちに質の高い教育や文化を与えたいという、人間の善なる気持ちが形に表れているようで、感動しました。
    現在は、馬ではなく、自動車で配達しているようです。

    この絵本に出てくる荷馬図書館員(馬で本を届ける人)も、女性ですが、しっかりした人で、どんな悪天候の日も本を届け続けていました。絵本には描かれていないけど、相当大変な事もあったでしょうし、ガッカリするような事もあったでしょう。それでも、本を届け続け、また届けられた人たちも感謝の気持ちを表現するために、貧しい暮らしの中から精一杯の贈り物をしたそうです。それらの温かい交流がステキでした。
    どんな環境でも、どんな時代でも、質の高い素敵な文化・学問を子どもたちに与えたいと願う人がいる事が素晴らしいです。

    投稿日:2017/06/18

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  • 本を届けるということ

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子17歳、男の子15歳

    『トマスと図書館のおねえさん』、『図書館ラクダがやってくる』とともに
    図書館の絵本(全3巻)となっているようですね。
    この作品では、山間部に住む少年の目を通して、
    1930年代のアメリカで行われていた「荷馬図書館員」の仕事を描きます。
    カル少年は山間部に家族と住んでいるので、
    農作業などが仕事で、勉強とは縁遠い生活だったのです。
    そんなカルの家に、馬に乗った「ブック・ウーマン」が、
    図書館の本を定期的に運んでくれるようになったのです。
    しかも、「空気と同じように」無料で。
    最初はいぶかるカル少年ですが、ブック・ウーマンの熱意に興味を抱き、
    やがては、本を読むようになるのです。
    ライブラリアンの原点を見る想いでした。
    本の可能性を再発見した読後感でした。

    投稿日:2011/02/25

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  • 「ぼく」の心の声を淡々と描いている作品

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子10歳

    高い評価をされている方が多いですね。
    悪い本ではありません。むしろ内容的には素晴らしい本だと思います。
    ただ、この絵本を子どもたちに読んだり、薦めたりするのは、本好きのただのエゴにならないかなぁと、ちょっと感じました。
    いい話だけど、特別インパクトには欠けるし。
    物語は大きな盛り上がりもなく主人公の「ぼく」の心の声を淡々と描いている作品なので、子どもたちにとってはつまらないかもしれない。

    もっと読みこんだら気持ちは変わるかもしれませんが、今はまだ子どもたちに薦められるほど、この本が分かっていません。
    ただ、知識として、この絵本の「あとがき」に書いてあることは、とても興味深く、アメリカ合衆国という国の懐の大きさを知ることができました。

    投稿日:2010/11/15

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  • 思いと行動に、ただただ尊敬!

    • おしんさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳

    少年カルが住んでいるところは、山のずっと高いところ。学校にいくこともできなければ、図書館もありません。妹のラークは、本を読むことが好きなのに、カルは、文字すら読むことができませんでした。
    ある日、ひとりの女性が、本をたくさんつめたバッグを持って、馬に乗ってやってきました。
    ラークは喜びました。本を貸してくれて、二週間たったらまたやってくるというのです。

    ケンタッキー州のアパラチア山脈あたりで、実際にあった荷馬図書館計画で行われたことでした。
    子どもたちに本を読んでもらいたいという思いで、馬に乗って、危険を顧みず、本を届ける女性たち。その思いからくる行動にただただ感心させられました。
    そして、カル少年をも変えていったのです。おかあさんが、ブックウーマンに言ったひと言が、心に残りました。
    恵まれた環境の中にいながら、本から遠ざかっている今の現状は、悲しい限りです。

    投稿日:2010/08/30

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  • 80年前にアメリカで実際にあったお話と聞いて驚きました。
    ブック・ウーマン
    山の中に住む人々が まだ学校にもいけなかった頃 移動図書館のように本を届けてくれたんですね! 感動しました
    人間は 学問が無くても おじいさんやおばあさんやお父さんお母さんから 生き方を学んで立派に生きてきた人がたくさんいます

    日本でも 昔は学校にも行けずに文字を読むことができない人がたくさんいた時代がありましたが、 それでも文字に残してくれたおかげで
    いろんな時代の事が分かるのです。

    この本を届けるブック・ウーマンの仕事はすごく大変だったと思います
    この絵本から知りました

    妹のラークは本が大好きで弟たちに教えてあげたのですね
    お父さんもお母さんも文字を知らずに生活してきたのでしょうかね?

    それでも 人へのありがたさ お父さんはお金がないので物々交換として きいちごをあげようとします。
    「この本は お金は 入りません。 空気みたいにただなんです。」この言葉が心に残りました。

    やがて おにいさんの カルも本が読めるようになるのです。

    良いお話でした!

    (私の母は今89才ですが本が好きで おくどさん(昔 ご飯を炊く 竈の前で 本を読んだと話してくれました。お母さんは、明治生まれで お母さんが早くなくなり 学校へ行かせてもらえず 文字が読めなかったとのことですが・・・・子供には学問をさせてやりたいという思いはしっかり持っていたと母から聞くと何だかこの本のお父さんやおかあさんと同じように思えて 泪が出る思いです)

    投稿日:2010/07/09

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  • 小さな活動に見えるかもしれませんが

     『図書館ラクダがやってくる』の後に読み、驚きました。
     こちらは80年程前のアメリカに実在した女性図書館員をモデルにした作品ということで。
     なんと、移動図書館は、そんな昔から会ったんですね。

     学校へも通えず図書館もないところに住む、文字や情報の届かないこどもたちが、たくさんいることを学びました。

     ケンタッキー州のアパラチア山脈あたりで活動していたブック・ウーマンをモデルとしたそうです。
     主人公の男の子カルは、9人家族で暮らしています。
     長男であるカルは、最早家族に頼られる立派な働き手です。
     カルが気に入らないのは、妹のラーク。
     暇さえあれば、本と首っ引きです。
     字を覚える気も、ましてや本になど興味を持とうともしないカルに一つの出会いがありました。

     本をいっぱい詰め込んだ荷物を持って、一日がかりで山の上まであがってきたブック・ウーマン。
     雨の日も霧の日も凍えそうな寒い日も彼女は、新しい本と取り替えにやって来た。
     そして、一歩も外へ出られず、家族で体をくっつけ暖炉を囲むしかない吹雪の夜に、……。
     
     ブック・ウーマンのこのエネルギッシュな活動が、カルを変えていくページから前のめりになり読みました。
     小さな活動に見えるかもしれませんが、一人の少年の人生を明るく広いものにした功績は、言葉では語り尽くせぬほどの偉業だと思います。

     ボランティア活動をしていらっしゃる方には、是非読むことをお薦めします。

    投稿日:2010/06/09

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