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ホームランを打ったことのない君に」 大人が読んだ みんなの声

ホームランを打ったことのない君に 作:長谷川 集平
出版社:理論社 理論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:2006年01月
ISBN:9784652040485
評価スコア 4.62
評価ランキング 3,860
みんなの声 総数 60
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  •  ホームランを打ったことがない。
     たぶんホームランを打ったことのある人の方がうんと少ないのではないだろうか。
     ホームランを打てる人の条件、まず野球をやったことがある人、バッティングにセンスがある人、相手投手の調子がよくない時、あるいは風の強さ。
     だから、ホームランを打った人はとってもうれしいはずなのに、ちょっと照れくさい。笑いがこみあげてくるはずなのに、それを奥歯で噛みしめている。
     でも、そんなことどもも、あくまでも想像。
     だって、ホームランを打ったことがないのだから。
     それは人生でもそうかもしれない。
     ホームランを打てる人生なんてそうそうあるものではない。

     長谷川集平さんの絵本はいつも何かを考えさせる。
     大きなことのはずなのに、けっして声高に語るのでもない。絵も派手ではない。
     静かに、大切なことを話しかけてくれる。
     この絵本はホームランを打ったことのないルイ少年が町でかつて野球がうまかった仙吉にホームランの何事かを教えてもらう話だ。
     仙吉は交通事故にあって野球ができなくなって、今はリハビリ中。
     けれど、ルイにホームランの魅力をやさしく伝える。
     仙吉は野球ができなくなったことを愚痴ることもしない。ただ、野球の素晴らしさを話し、ホームランの美しさを語るだけだ。
     それでいて、静かに、だ。
     仙吉を別れたルイはそのあとでゆっくりとバットを振り続ける仙吉の姿を見る。

     仙吉がどうしてバットを振り続けるのかをルイは知っている。
     ホームランを打つために、だ。
     けれど、そのホームランは野球の世界だけのホームランだけではないことにルイは気づいたかもしれない。
     そんなことを長谷川集平さんは声高にはいわない。
     長谷川さんの文と絵で、読者である私たちがわかるだけだ。
     ホームランを打つことは難しい。
     でも、ホームランを打ったことのない悔しさとか寂しさとかはホームランを打ったことがない者だけがわかることではないだろうか。
     そのことを大事にしているなんていえば、負け惜しみに聞こえるだろうか。

    投稿日:2014/06/29

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  • いいですね。

    我が家の小学校5年生の子供の国語の教科書に、こちらの本が紹介されていました。
    少年野球をやっているお子さんはとても共感できるのではないでしょうか。
    小学生の読書にぴったりな1冊に思いました。
    イラストもいい味わいを出していると思います。

    投稿日:2021/04/30

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  • ホームランへの憧れ

    私は野球に詳しくないので、ホームランって、
    サッカーやバスケでいうシュートのような、
    テニスやバドミントンでいうスマッシュのような、
    バレーボールでいうアタックのような、
    そんなものをイメージしていたのですが、そうそう打てるものではないんですね。
    ホームランへの強い憧れが感じられる絵本でした。

    投稿日:2021/02/04

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  • 始める前からあきらめるのかい

    私の大好きな絵本です。
    子供たちにもおすすめしたのですが、野球のルールを知らないからか、今いちの反応でした。
    でもやっぱりいいお話。
    また、違う機会に、読んでほしいです。
    「始める前からあきらめるのかい」
    と、アドバイスするせんちゃんに、ジーンと胸が熱くなります。

    投稿日:2021/01/08

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  • なんでもないように見える人ほど

    なんでもないように見える人ほど、びっくりするような努力をしているのかもしれません。
    この絵本では、仙ちゃんがそうですね。
    仙ちゃんからアドバイスをもらって、そのあとお母さんから仙ちゃんのことを聞いて、主人公は何かを考えたようです。
    それを実際の行動に移し、そして続けたら、自分の望む未来を迎えることができるのでしょう。
    頑張れ!!

    投稿日:2019/09/17

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  • あきらめない

    ルイ君がホームランを打ちたいがために大振りになって打てない気持ちはよくわかります。
    仙ちゃんというやさしいお兄さんがアドバイスをくれて、とても素敵な関係だなと思いました。
    諦めない気持ちを持ち続けることが大切だということを、改めて教わった気がします。

    投稿日:2017/11/11

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  • スポーツを頑張っている人に

    自分にはホームランなんて打てないかもって思いますよね。
    試合でボテボテのゴロをうってしまって落ち込む少年が、仙ちゃんに励まされ、心動かされ、頑張るぞと前を向く姿には清々しいものがあります。
    なかなか 自分の成長を信じて努力を続けるって難しいこと。自分には才能がないかもと思ったり、ここが限界と感じたり。
    そんな風に思ったらこの絵本を読んでほしいです。
    野球に限らず様々なスポーツをがんばっている人におすすめです。

    投稿日:2017/11/08

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  • 努力を続けることの大切さ

    • てつじんこさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子8歳、男の子5歳

    スポーツに限らず、結果が出ないのにめげないで頑張り続けることって、とても難しいことだと思います。私にもそういう経験があります。誰にだってあるんじゃないでしょうか。

    夢を実現させるために努力を続けることができるって、とても素晴らしいことなのだと改めて気づかされました。仙ちゃんの姿を見ていると、胸が熱くなりました。歩けるようになることだって相当大変だったはずなのに、それは仙ちゃんにとっての通過点でしかなく、今もその先にある大きな夢に向かって努力を続けている最中なんですね。
    仙ちゃんとルイくんを見てると、がんばれ!と心から応援したくなりました。
    うちの息子は今、何か一つに打ち込んでいるというよりは、興味があることすてべとりあえずやってみたいという気持ちが強いようです。この先、息子も夢が見つかったなら、この本を読んで欲しいなと思いました。あきらめないで頑張ることの大切さを教えてくれる素敵な絵本です。

    投稿日:2017/11/08

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  • 夢を諦めない方法。

    • ととくろさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子8歳、女の子5歳

    ホームランを打つコツ、
    何かマジックが書いてあるお話なのかな?と
    題名を見て思いました。
    違いました、等身大の男の子たちのお話です。
    主人公もコツを説く彼も。
    ヒーローなんかじゃない、
    ただ野球を好きな少年たち。
    ホームランを打つ夢。
    想いが彼らに
    しっかり上を向かせ、人生を歩ませている。

    野球好きの主人がいるので
    娘二人ですが家族でプロ野球観戦には行きます。
    プロの球さばき、打ち方、
    てんで私にはわからないのですが、
    そこには熱狂的なファンと熱気があって、
    雰囲気に魅せられるのでした。
    夢をみる少年が無数にいるのもわかります。
    絵本のシンプルな絵も
    そこから先、気持ち、
    いろいろ想像がしやすい気がしました。

    物語は一見切ない流れに。
    が、公園でバッティングフォームを繰り返す彼を
    またページを戻り見直し、主人公の目線に。
    同じ気持ちになります。
    諦めない、夢をみる。
    気持ちが前を向かせるのです。

    野球が好きでも、そうでなくとも、
    絵本から溢れる、夢への気持ちが心に響きます。
    ぜひ手にとってみてください。

    投稿日:2017/11/08

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  • 結果ではなく過程

    • みいのさん
    • 50代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子15歳

    野球は身近なスポーツですが、活躍する選手や、目立つ選手ばかりに、目がいってしまいがちです。
    ホームランは打ったことがなくても、日々の練習を怠らず、努力を続けることが大事だし、その積み重ねがホームランにつながると、改めて思います。
    そして野球に限らず、色々な場面で研鑽を重ねる人たちを、忘れずにいたいです。

    投稿日:2017/11/06

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