花さき山」 ジュンイチさんの声

花さき山 作:斎藤 隆介
絵:滝平 二郎
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1969年
ISBN:9784265908202
評価スコア 4.63
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  • きり絵の美しさが秀逸

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    1969年初版で102万部を発刊しているミリオンセラー。
    私も子供の頃、読んだことがあるので、親子2代にわたって読みました。
    文章についてはあまり記憶がなかったのですが、やはりこの滝平 二郎さんの切り絵が鮮明に残っています。
    小学校の課題図書だったと思うのですが、とても感銘を受けた記憶があります。

    「この 花さき山の いちめんの 花は、
    みんな こうして さいたんだ。
    つらいのを しんぼうして、
    じぶんのことより ひとのことを おもって
    なみだを いっぱい ためて しんぼうすると、
    その やさしさと、けなげさが、
    こうして はなになって、さきだすのだ。」

    この頁の言葉の一つ一つに重みがあって、きり絵の美しさは人々を魅了して止まないことだと思います。
    全てが、この頁に凝縮されているのではないでしょうか。

    とても崇高な志だと思います。
    小学校の自分は共感できたのですが、今の自分にとっては手放しで共感できない部分があるのです。
    それは、この本の本質に自己犠牲の精神があって、それを全ての読み手に強いるのは無理がある気がするからです。
    時代背景の差異があるにしても、素直に納得できないところです。

    勿論、素晴らしい絵本であることには間違いありませんが、全てに賛同できないので、今回の評価になりました。

    投稿日:2008/06/22

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