新刊
まんぷくよこちょう

まんぷくよこちょう(文溪堂)

おいしい食べ物、おしゃべり、ふくびき、商店街の魅力満載!

  • ためしよみ
ロングセラー
どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

世界中で愛されている絵本!まもなくかわいい続編が刊行されます!

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連載

注目の新刊&オススメ絵本情報

2020/11/19

【連載】11月の注目の新刊&オススメ絵本紹介 〜人気シリーズ&おはなし絵本編〜

【連載】11月の注目の新刊&オススメ絵本紹介 〜人気シリーズ&おはなし絵本編〜

●待ってました! 待望の人気シリーズ新刊4作品
大好きな絵本のシリーズは、早く出ないかと誰もが待ち遠しいものですよね。
11月に出版された絵本の中から、人気シリーズ最新刊をご紹介します。
★新刊★今回もいたずらには余念がありませんね……。
まずは、いたずら好きで食いしん坊なのらねこたちが大活躍する「のらねこぐんだん」! シリーズ8作目となるおはなしの舞台は、意外と王道?なケーキ屋さん。今回ものらねこぐんだんの勢いは止まりません。美味しいケーキもページいっぱい登場して、読み終わったらお腹が空くこと間違いなしの一冊です。

ノラネコぐんだん ケーキをたべる ノラネコぐんだん ケーキをたべる」 作:工藤 ノリコ 出版社:白泉社

累計180万部突破の大人気シリーズ最新作は、ケーキ屋さんが舞台!
朝、開店前の「ワンワンケーキのみせ」をのぞくノラネコぐんだん。
店内では、マーミーちゃんがワンワンちゃんに「1こ たべても いいでしょう?」とおねだりしています。
いつもとはひと味違う新展開に、ハラハラドキドキが止まらない!
マーミーちゃんの活躍やケーキづくりのシーン、おいしそうなケーキの数々も必見です♪
2020年11月刊

●動画公開中
★新刊★ カマキリ先生が伝えたい、世界の多様性、自然界の豊かさ。
NHK Eテレ「香川照之の昆虫すごいぜ!」のカマキリ先生として人気の俳優・香川照之さん。香川さんが立ち上げた、「INSECT LAND」シリーズは、昆虫たちの住む「INSECT LAND」を舞台に、多種多様な昆虫たちの暮らしや、困難に立ち向かう姿が描かれています。香川さんはこのシリーズを作ったことについて、「生きものたちとの共存について、地球の未来について、親子で語り合うきっかけになると嬉しいです。」と語っています。
最新作はカマキリの女の子が主人公。一体どんなおはなしなのでしょうか?

INSECT LAND(インセクトランド)カマキリのシャルロットとすずらんでんわ INSECT LAND(インセクトランド)カマキリのシャルロットとすずらんでんわ」 作:ロマン・トマ 香川 照之 出版社:講談社

子どもたちに昆虫の世界の多様性、自然界の豊かな姿を伝えたいと企画されたのが、この「INSECT LAND」シリーズです。シリーズ第3作目は、擬態(かくれんぼ)が得意な、ハナカマキリのシャルロットが登場。昆虫たちが楽しく暮らすインセクトランドですが、このごろ様子がおかしいようです。かくれんぼなら他の昆虫に負けないはずのシャルロットですが、このごろ簡単に見つかってしまいます。「なんだか おかしいわ。」シャルロットがラシャマ林の下で悩んでいると、とつぜん、すずらんの花が「リリリリン」と鳴りだしました。そっと近づいてみると…。

シャルロットが隠れている、さがし絵のページがあります!


「インセクトランド」シリーズの”あの”仲間たちも登場します!

★新刊★自由気ままなカエルくんの質問に、あなたは答えられますか?
カエルがカエルをやめるという、衝撃的なセリフからはじまる『オレ、カエルやめるや』。突拍子もない発想と、心にストンと落ちる心地よいラストに、第1作目からファンも多いシリーズです。
最新作は『オレ、ねたくないからねない』。今回は冬になったら冬眠するはずのカエルが「冬眠しない!」と宣言します。
どうして冬眠しないのか、カエルくんは一体どうなるのか……。ぜひ絵本を読んで確認してくださいね。

オレ、ねたくないからねない オレ、ねたくないからねない」 作:デヴ・ペティ
絵:マイク・ボルト
訳:小林 賢太郎
出版社:マイクロマガジン社

大人気カエルシリーズ第4弾。初めての冬を楽しみにしていたカエル君。フクロウさんにそれは無理だと言われても、諦められません。


★新刊★「はたらくくるま」シリーズファン待望の新刊登場です!
2012年に出版され、その年のニューヨークタイムベストセラーリスト第1位に選ばれた『おやすみ、はたらく くるまたち』。今も乗り物好きな子どもたちの心を離さない名作に、新刊が仲間入りしました!
今回のお仕事は古いビルの解体工事! 大人でもなかなか知ることのできない現場の様子が、はたらくくるまたちの活躍と共に描かれています。

はたらくくるまたちのかいたいこうじ はたらくくるまたちのかいたいこうじ」 作:シェリー・ダスキー・リンカー
絵:AG・フォード
訳:福本 友美子
出版社:ひさかたチャイルド

『おやすみ、はたらくくるまたち』シリーズ最新刊。今日は、古くなったビルの解体工事。ブルドーザーやクレーン車、ダンプトラック、ショベルカー……シリーズで活躍するくるまたちが勢ぞろい。たたいて、崩して、砕いて、運んで、よりわけて、みんなで力をあわせて大仕事。


●人じゃないのに人っぽい? キャラクターがクセになる絵本4選
絵本の中には動物や昆虫を「擬人化」させた作品も多く出版されています。その中から、動物でもなければ昆虫でもない、とっても不思議な「擬人化」絵本を選んでみました。
果たしてこれは擬人化なのか……? あなたはどう判断しますか?
★新刊★腹話術の人形・ケンちゃんの思わぬ大冒険!
まず最初にご紹介するのは、腹話術の人形と相棒の腹話術師のおはなし。
ケンちゃんは腹話術の人形なのに、とっても表情豊かでユニーク。人形なのにまるで生きているみたい!
そんなケンちゃんが町いちばんの悪党「ワルソーいちぞく」に誘拐されてしまいます。ワルソーいちぞくの手に渡ったケンちゃんの変貌ぶり。必見です!

ぼくはケンちゃん ぼくはケンちゃん」 著:はしもと えつよ 出版社:偕成社

ケンちゃんは腹話術のお人形。ゴネットさんといっしょに旅をしています。陽気で楽しいふたり組はどこへ行っても大人気。たくさんの人たちを楽しませます。いつでもどこでも一心同体のゴネットさんとケンちゃん。そんなふたりをものかげからあやしい目で見ているのは……町いちばんの悪党、ワルソーいちぞく! ケンちゃんとゴネットさんにスーパーピンチがおとずれます……!
ケンちゃんとゴネットさんの心あたたまるやりとり、ふたりに迫り来る危険……そして大団円。読みきかせにぴったりのお話絵本です。


今ではあまり目にする機会が少なくなった腹話術師とその人形。その文化に触れるきっかけとなるのもこの絵本の特徴です。腹話術師のおはなしをどうして描こうと思ったのか、作者のはしもとえつよさんが語ってくれたインタビューが、偕成社のHPで公開されています。
偕成社HPにて、作者はしもとえつよさんのインタビューが掲載されています。
★新刊★まるで生きているよう。ボールはどこへ行く?
人形の後は、ボールのおはなしです。
とある家に転がり込んできた、一個の野球のボール。ボールは家の中を縦横無尽に駆け回ります。顔もない、セリフもない、ごく普通のボールなのに、ページをめくるうちにボール自身がまるで意志を持ってその動きをしているように思えてくる……。ふしぎな読後感を感じる一冊です。

めいわくなボール めいわくなボール」 著:牡丹靖佳 出版社:偕成社

あつくもなくて、さむくもない、そんなある日の午後のこと、少年たちのホームランボールが、すぽりとレンガのえんとつに。ボールは暖炉から飛びだして、家のあちこちに跳ねていき……。

おだやかな昼下がり、とつぜんの闖入者におおさわぎ!
コメディ映画の一幕のような、おかしみたっぷりの絵本です。



作者の牡丹靖佳さんは、絵画を中心に国内外で活躍している現代美術作家。『おうさまのおひっこし』や『ルソンバンの大奇術』などの絵本も出版されています。実はこのめいわくなボールが大暴れするお家。『ルソンバンの大奇術』の家なのでは……と思わせる所がチラホラ登場するのです。そこは一体どこなのか、絵本を読んで確かめてみてくださいね。
●読み終わったあなたは、もうスモンスモンの虜!
3冊目に紹介するのは、なんともふしぎな生き物「スモンスモン」の絵本です。2019年に出版され、たちまち絵本好きの話題をさらっていった『スモンスモン』。1回読んだだけでは「???」。でも、2度、3度と読んでいくうちに、どんどん『スモンスモン』の世界にはまっていって、気づいたときには、もう「スモンスモン」のない世界なんて考えられない!そんな気持ちになっていることでしょう。
理屈なんて考えずに、どっぷりはまってみてください。

スモンスモン スモンスモン」 文・絵:ソーニャ・ダノウスキ
訳:新本 史斉
出版社:岩波書店

ゴンゴン星にすむスモンスモンは、トントンにのってロンロンの実をもぎに出かけます。ところが、ゾンゾンに落ちてしまって、さあ大変!助けてくれたのはクロンクロンたちでした。オノマトペで名付けられた生きものたちが、つつましやかに助けあう世界。奇妙で愛らしくて、一度見たら忘れられない絵本です。



●王子にかけられた魔法を解けるかな? 美しさとふしぎのつまった絵本。
キャラクターがクセになる絵本、最後にご紹介するのは、オプ・アート(錯視)を使った絵本です。
オプ・アート(錯視)とは、平面のものが立体に見えたり、動いていないものが動いているように見えたりすることで、別名「目の錯覚」と呼ばれています。
『まほうつかいウーのふしぎなえ』は、魔法使いウーが、いろいろな魔法(錯視)を使って、カエルに姿を変えた王子の魔法を解こうとする物語。
錯視による不思議な感覚はもちろん、おはなしも楽しめる絵本です。

まほうつかいウーのふしぎなえ まほうつかいウーのふしぎなえ」 著:エド・エンバリー
訳:小宮 由
出版社:文溪堂

魔法使いウーの魔法は、黒のインクと白い紙をつかって描かれる不思議な絵。魔女にカエルに変えられてしまった王子の魔法をとくことができるかな? モノクロの絵の中に作りだされる影、色、光・・・ふしぎなオプ・アート〈錯視〉の絵本。

●ホッとやさしい気持ちになりたいときにオススメの3冊。
★新刊★道徳教科書に採用された作品が、待望の新装版に!
『はしのうえのおおかみ』を、小学校の道徳の教科書で読んだことのある人も多いのではないでしょうか?
1991年に誕生したこの物語は、長く道徳の教科書や紙芝居として読者の心をつかんできました。
この度、満を持して新装版の絵本として出版されることとなりました。
人と人との心の距離をぎゅっと縮めるような、やさしい気持ちになれる物語。大人には懐かしく、子どもには新鮮に映ることでしょう。

はしのうえの おおかみ (新装版) はしのうえの おおかみ (新装版)」 作:奈街 三郎
絵:花之内 雅吉
出版社:鈴木出版

1991年11月に発刊された『はしのうえのおおかみ』の新装版です。うさぎが一本橋を渡っていくと、おおかみが「おれがさきだ。もどれ もどれ」とおおいばり。そんなあるひ、橋を渡ってきたのは大きなくま。あわてたおおかみは…。



●保育士試験実技の参考書としても有効な一冊。
働くパパママは、お子さんが保育園でどんな風に過ごしているか気になりますよね。そんなパパママにオススメなのが、「大型ガイド絵本シリーズ」の中の一冊、『ほいくえんのいちにち』です。
絵本を読みながら、お子さんと「保育園でこんなことをしているの?」「今日のお昼は何を食べたの?」とコミュニケーションを深めるのにとっても役立つことでしょう。
それだけでなく実はこの絵本、一部の人にとても役立つと注目を集めているのです。それは、「保育士資格試験」を目指す学生さんたち!
絵本に描かれている外遊び、お散歩、給食、お昼寝作など、保育園のシーンが、12月に行われる保育士資格試験の造形(絵画)の参考になると話題になっているのだそう。
保育のプロを目指す人たちも一目置く、しっかりとした取材に基づいた、緻密な描写を、ぜひ確かめてみてください。

ほいくえんのいちにち ほいくえんのいちにち」 作:おか しゅうぞう
絵:かみじょう たきこ
出版社:佼成出版社

保育園って、どんなとこ? 楽しいのかな? 友達いっぱい、できるかな? 保育園の一日をスケッチ風に描いた絵本です。ハラハラ、ドキドキ、ワクワク、保育園の楽しさ、素晴らしさが、画面いっぱいに広がります。



★新刊★「泣いても良いんだよ」とそっと背中を押してほしいときに。
日没が早くなり、夜が長くなるとなんとなく物悲しく、気持ちが沈むこともありますよね。
ときにはひとり、涙を流してしまうときも……。でも、涙は決して悪いものではないと伝えてくれる絵本が出版されました。

どうして なくの? どうして なくの?」 著:フラン・ピンタデーラ
絵:アナ・センデル
訳:星野 由美
出版社:偕成社

ある日マリオは、ずっと考えていたことを思いきっておかあさんにたずねました。「ぼくたち、どうしてなくの?」
おかあさんは、どうしてなくのか、いくつものことを話してくれました。
かなしいとき、おこってなくこともある、じぶんのいるところがわからなくなったとき、だきしめてほしいとき、おとなになるためになくこともある、何時間さけんでも気がすまなくてなくことも……「なくこと」についてつづられた詩のようなシンプルな言葉のなかには、深い思いがかくれています。美しく魅力的な絵とのコラボレーションは、読む人にたくさんのことを思いおこさせてくれて、安心感をもらえるかもしれません。なくことはたいせつなこと。おしまいには、「なみだ」についての科学的知識も紹介されています。



この絵本は、ぼくの直観が生み出したものだ。お話をかくときには、ぴったりの言葉をさがそうとするものだ。けれどときに、いつのまにか机の前にいて、だれかに書かされているような、そんなふうにお話をかくこともある(それがいちばん、すばらしいことだ)。このお話は、ぼくの子ども、または昔のぼくの問いかけにこたえようとしている。ひょっとしたら気づかないうちに、ぼくはこの物語をきみのためだけにかいたのかもしれない。”
(作者フラン・ピンタデーラ コメント/偕成社HPより一部引用)

わたしがはじめてないたのは、かれこれ40年前、バルセロナ郊外の町でした。そのあとしばらく、わたしはなき方も、話し方も、わすれていました。でも、絵をかくことだけはよくおぼえていたので、言葉にできないとき、なみだがでないとき、さけびたい気持ちをぐっと飲みこんだとき、それを絵にしました。”
(画家アナ・センデル コメント/偕成社HPより一部引用)

※掲載されている情報は公開当時のものです。

テキスト:木村春子(絵本ナビ)

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