なにもすることがなくて、朝からたいくつなこぐまのくんちゃんはお母さんに何度もたずねます。「何をして遊んだらいい?」お母さんに言われるまま、ご飯をたべ、絵を描き・・・とうとうお母さんに自分でやることを見つけるよう言われたくんちゃんは、はじめはどうしたらよいか、分かりません。でも、家のまわりを歩いているうちに、川に木切れの船を浮かべ、石の家を作り、落葉の中でうさぎになり、くるみをひろい、シーツのテントで探検家に変身!!次々と遊びを見つけ、最後には家族の中で一番「おおいそがし」になりました。
幼少期に出会いたいシリーズものです。
くんちゃんの何気ない日常に、こどもたちはきっと自分を重ね合わせ、こうした疑似体験を通して、感性を磨いていくのだと思います。共感できる等身大のくんちゃんシリーズはその季節や設定ごとに実体験と重ね合わせて、さらに心に浸透させるよう生活の中に取り入れることができる絵本だと思います。 (ちょてぃさん 30代・ママ 女の子11歳、女の子7歳)
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