主人公は誰よりもクリスマスを心待ちにしている女の子レミ。なんてったって、サンタクロースになるのが夢なのです。
レミは毎日サンタクロースに手紙を書いています。12月に入り、レミが自分でつくったアドベントカレンダーを開け、いつものように手紙を書いていると・・・サンタさんのお手伝いをする「トントゥ」のベルがやってきてくれました!
これはいつものクリスマスとちがう、何かが起こりそうな「わくわく」の予感!?
ところがベルは言います。
「おいらはおてつだいじゃないやい、おいらは親方だい!」
あれあれ、本当かな?
それでも、二人は一緒にクリスマスの準備をします、ベルは部屋やツリーに「ベル」を飾り付けます。
レミはサンタクロースに渡すクッキーを手紙を用意して靴下にしまいます。
そして大ごちそうを食べたクリスマスイブの夜、二人は建物がキラキラ輝く夜の町に飛び出していき・・・。
季節の行事を楽しく描く「ますだゆうこ&たちもとみちこの絵本」シリーズの「クリスマス」のお話です。
クリスマスの日を迎える「わくわく」がたくさん詰まっているこの絵本、クリスマスやサンタクロースに関するまめ知識や世界のクリスマス料理の紹介、デザートやアドベントカレンダーの作り方なども教えてくれる、親子で一緒に楽しめる充実した内容です。
でも、レミが大きくなって本当におんなのサンタクロースになれたなら・・・。
そんなことを想像するのが1番「わくわく」しちゃいますよね!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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