ラテールとアースセイバー 絶滅危惧種が教えてくれること(フレーベル館)
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「幼年童話」という基準も曖昧なんですが、ここでは絵本から読み物の橋渡し・・・と考えて以下の条件をつけて選んでみました。
・絵がたくさん入っている。
・字が大きくて読みやすい。
・文章は少なめのものが多いが、長いものについては大人が読んであげることで楽しめる。
・サイズは絵本よりも小さく読みものよりも大きなB5変型サイズか、A5の読みものの形をとっているものが多い。
・お話の文は横書きと縦書きの両方がある。
絵本の中でも小学生になっても読み応えのある作品は沢山ありますし、小学校低学年でももっと長いお話を読む子もいます。今回はわかりやすくする為にある程度形も条件として取り入れてみました。
と言う訳で、集めてみるといろいろなタイプの本があるのですが、絵本ナビとして「幼年童話」を定義させていただくなら、
“本格的な童話や物語を自分で読むようになるまでの移行期の、子どもがひとりで読んで理解できる本、または親に読んでもらって理解できる内容の本”というところでしょうか。
お子さんが1人でお話を読み始めるまでの限られた大切なこの時期、1人で読みたいと自然に本に手が伸びるまでは、ぜひ何歳まででもたっぷり読んであげて下さいね。大人としても懐かしかったり、心にじんとくる作品がたくさんあります。親子でたっぷり楽しんで下さいね!
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