ある日、よおちゃんは急におばあちゃんに会いたくなりました。 丘の上に住んでいるよおちゃんは、バスに乗って出かけます。
その頃、おばあちゃんも急によおちゃんに会いたくなります。 山の上に住んでいるおばあちゃんは、電車で出かけます。
…ということは? 大変! よおちゃんとおばあちゃんはすれ違いでお家に着いてしまったので、ふたりとも急いでかえります。おばあちゃんはタクシーで、よおちゃんはトラックで。
…ということは? ふたりはまたまたすれ違い。 だけどね、ふたりはのんびり待ってなんていられません。 だって、今日おばあちゃんに会いたいのですから。 よおちゃんに会いたくて仕方がないのですから!
なんて素敵な関係なのでしょう。 思い立ったらすぐ行動。願いが叶うまであきらめない。 ふたりは息がぴったりです。 最後にふたりで交わす、ふたりだけの約束が私は大好きです。
親と子とはまた違う、相手を想い合うおばあちゃんと孫との関係がパワフルに伝わってきて、元気になれる一冊です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
おばあちゃんがだいすき!な女の子と、孫がかわいくてしかたがない!おばあちゃんのお話です。こんなに気持ちが元気なおばあちゃん、なんてすてきでしょう。「あ、このおばあちゃん、うちのおばあちゃんみたいだね。」なんて声もあがりそう。相手を想うということは、こんなにもパワフルなことなんだと気付かせてくれる絵本です。「孫とおばあちゃん」の愛情って、親子の間とは違うおだやかで豊かなものなんですね。
さすが五味さん!
愛とユーモアに溢れる傑作だと思います。
数多くある五味さんの絵本の中で、私は一番好きな作品です。
よおちゃんとお婆ちゃんが、お互いにとってもとっても会いたい気持ちが伝わってきます。
絵本から感じ取れる、お婆ちゃんと孫のよおちゃんの関係性がとっても素敵です!
2人の仲の良い笑顔がサイコーです。
よおちゃんの家、お婆ちゃんの家はどれだろう?
よおちゃんとお婆ちゃんは、どこですれ違ってしまったの?
読み終えたあとで、ページをさかのぼって探していく楽しさも格別です。
3歳頃〜是非是非オススメします。 (カトリーヌみどりんさん 30代・ママ 男の子7歳、男の子3歳)
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