
ある家族の暮らしの中心・こたつでのできごとを、定点観測で描いたユニークな絵本です。大みそかの朝、「今日は夜中まで起きている」と宣言して、こうたくんの長い一日がはじまります。宿題せずにごろごろしたり、おせち料理づくりを手伝ったり。年越しそばを食べた後は、初めての夜ふかしを堪能します。真上から、俯瞰(ふかん)で見る独特のスタイルで、こたつのある生活の楽しさと、家族のあたたかさ、新年を迎えるよろこびを描きます。

大みそかから正月を迎える家族の姿を描いています。
コタツを使わなくなって久しいので、わが家では、このような家族風景は持てなかったのですが、こたつを囲んで家族が身近に感じられる時代があったことを懐かしく思い起こしました。
それにしても、ひたすらこたつの真上から眺め続けるアングルの斬新さには圧倒されました。
登場者の表情がわからないのです。
こたつを囲むように、家族のせりふが描かれます。
表情を推測すると、いろんなキャスティングが空想できて、楽しくなりました。
大人が一人で楽しむ絵本? (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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