「虫歯の絵本」といえばこの一冊を思い出す人も多いのではないでしょうか。幼心にも、虫歯になって泣いている子どもの顔、というのが強烈だったからです。そして誰もがこう思うはず。
「むしばになりたくない…。」
でも、改めてこの絵本を読んでみると、歯の働きについて、順序良く、そしてとてもわかりやすく描かれています。
歯がないとどうなるのか、どうして虫歯になるのか、歯を丈夫にするには?
堅苦しいわけでもなく、お話を楽しみながら理解していける絵本、さすがかこさとしさんの絵本なのです。子どもだって、本当の事をしっかり説明してもらう方が納得できるんですよね。
1970年に出版されたとても古い本です。このようなロングセラーで味わうのもいいし、新しい歯の絵本の方がわかりやすい子もいるでしょう。色々なタイプから選んでみてくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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