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だれのせい?」 みんなの声

だれのせい? 作:ダビデ・カリ レジーナ・ルック-トゥーンペレ
絵:レジーナ・ルック-トゥーンペレ
訳:ヤマザキマリ
出版社:green seed books
税込価格:\2,420
発行日:2023年02月05日
ISBN:9784910956008
評価スコア 4.5
評価ランキング 7,543
みんなの声 総数 21
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  • 色々な罪が内包している話。

    結局、どんな理由であれこの兵士は、自己顕示欲を優先して他人の家を壊し、誰かの体を傷つけた、というだけの話。
    自分が不利益を被ったことに関しては、暴力に訴えてやると、息巻くわりに、自分に責任が及ぶ、と分かったとたんに「じゃあ自分をまっぷたつにしなければならない」と考えないところに身勝手さを感じる。
    人間らしい、といえば、まあ人間らしいかな(くまだけど)。

    無知であったのが不幸を招いた形だけれど、自己顕示欲のために武器を振り回すという神経がすでに私には不快。

    「けだかい」「ゆうきがある」ということは、どういうことか子供たちに考えさせるきっかけにはなるかもしれない。


    投稿日:2024/04/05

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  • クマの兵士の潔さ

    今起こっている様々な社会問題、環境問題につながるお話だと思いました。
    水害が起こったのは誰のせいでしょう。
    クマは原因を探って、問題の根源を訪ね歩いていきます。
    そして意外にも原因は自分だったことを知るのです。
    クマの兵士は人間を代表しているのではないでしょうか。
    原因は、人のおごりであったり、開発だったり、目先の便利さ追求のために、それがどうなるかを長期予測していなかったことにあったのだというのです。
    起こってしまったことは変えられません。
    でも起こしてしまったことに対応する姿勢は、クマの兵士を見習うことはできます。
    クマの兵士は、自らの行為を反省し、責任的行動を取るのです。
    ヤマザキマリさんの気持ちが入った訳が光ります。

    投稿日:2023/11/11

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  • 世界の偉い人たちへ

    • もゆらさん
    • 60代
    • その他の方
    • 神奈川県

    Davide Caliさま

     「誇り高い」とはこういうことなのだ、と本来の姿を書いてくださり、ありがとうございます。

     自己中なクマの戦士の犯人さがしですが、どうぶつたちの姿を借りなければならないほど、自らの粗相すら素直に反省できないようになってしまったのですね、私たち人間は。

    Regina Lukk-Toompereさま

     温かで丸みある色彩、丁寧で繊細な模様、どうぶつたちのキュートな表情、あなたの表現は眼に、こころに優しく響きます。ありがとうございます。

     子どもたちに今を届ける手立ては、神様に背を向けることなく素直に、伝えること。大人はすぐ犯人さがしをするのです、義人はいないと知らされ、知ったその日から。勇気は平和の使者、平和は森のみどりなのに。

    世界の国の偉い人へ

     奢りと剣を下ろすのに、大義は要らない、そう書いてあるのですよ。あゝ、ちょっと字が小さ過ぎましたか。大儀でしょうね、ご無礼お許しを。

    green seed books社と翻訳者に、
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    投稿日:2023/10/27

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  • それ、誰のせい?

    「誰か」に読ませたい!!と思うような絵本でした。

    世の中、他人のせいにするひとが多すぎます。
    そりゃ、直接時にはそんなにこともあるけれど
    回りまわって、自分にも問題があるかもしれないのに・・。
    他人起因の件まで、責任を取らされている人を見ると
    本当に、悲しいというか、腹立たしいというか・・。

    この絵本は、繰り返し系のストーリーの中に
    とても考えさせられる展開が待っていました。

    ただ、
    今回の起因は、もしかしたら、本人的には
    悪気はなかったのかも・・。

    やっぱり「知らない」ということは
    罪だなぁということも、感じました。

    なんにでも興味を持って
    知る努力をしていきたいなと思いました。

    投稿日:2023/10/11

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  • 大人にもささります

    「だれのせい?」と犯人探しをするクマさん。
    でも、一番悪いのが自分だとわかったあとの切り替えがとても素晴らしいと思いました!
    自分が誰かに悪い事をしてしまった時に、子どもでも大人でもなかなか素直に謝れない事ってあるよな...と考えさせられました。
    嫌な事があった時、すぐに誰かのせいにしないで自分の行動を振り返ってみたり、このクマさんの様子に行動出来たらなと思いました。
    子どもだけではなく、大人にも読んでもらいたいお話です。

    投稿日:2023/10/13

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  • 心に響く

    最初は「風が吹けば桶屋が儲かる」的なお話かと思いましたが、ヤマザキマリさんのあとがきを読み、とても奥が深く考えさせられる絵本だと思いました。

    クマの兵士は、自分が切った森の木のせいで、廻り回って自分の住みかが壊されたことに気付きます。
    それをすぐに反省し、動物たちに謝罪し、出来る限りのことをしてあげるところが素晴らしいなと思いました。
    剣と盾を持っていた手が、小鳥を優しく抱く手に変わったのです。

    世の中を見ると、戦争や環境問題、人間の引き起こす様々な問題の多くが、「あいつのせい、こいつのせい」と他人を恨むことに起因しているように感じます。
    この絵本は子どもだけでなく、大人の心にも響くお話でした。
    異国情緒あふれる美しい挿絵もとても素敵でした。

    投稿日:2023/10/11

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  • そんな・・・

    自分の剣を振り回し

    切れ味を再確認しているクマの兵士。

    誇り高い兵士ですが、

    結果的に悪い展開になってしまいました。

    自分の砦が壊れていたので犯人を捜しましたが

    なかなか見つかりません。

    真っ二つにしてやる!と意気込んでいたのに。

    思いもよらず自分が悪い事をしてしまった場合、

    どうすればいいのか、どうすればよかったのか

    それを考えるのは難しいと思いました。

    素直に認め、受け入れることしか

    できないかもしれませんね。

    投稿日:2023/10/09

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  • 希望の灯

    様々な問題を抱え、不穏な空気に包まれている今の世界に、ぽっと灯った希望。
    一人ひとりが自分の行動を振り返り、反省し、他者を思いやり、勇気を持って
    行動することで、平和な世の中になるのだと、改めて教えてくれます。

    自分の砦が壊れて、犯人探しをしに行くクマ。最初は人のせいにばかりしていた彼が、
    自分の行動が原因だと知り、見事に変わります。
    クマが作ってあげた小鳥たちの砦が、とっても素敵です。

    心に平和の砦を築く?今こそ、すべての人に届けたい一冊です。

    投稿日:2023/10/09

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  • 大事なのはそのあと

    自分のせいで回りに迷惑をかけ、めぐりめぐって自分にも返ってくる。大なり小なり、誰しも経験することではないでしょうか。
    大事なのはそのあとどうするかだなぁと、親子で考えさせられる本でした。
    その点、第一印象悪かったクマだけど最後はかっこよかった!

    投稿日:2023/10/04

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  • 不都合な真実 受賞レビュー

    この絵本はクマの兵士が剣を振りかざしてたくさんの木を切ってしまうところから始まります。そして、その行いが災いを生んで巡り巡って自分に返ってくるというストーリー。クマはだれのせいなのかを他人に問い続け、その結果「自らによるものだった」という耳を塞ぎたくなる不都合な真実が突きつけられてしまうのです。しかし、このクマの兵士はその事実を認め、自らの行いが生んでしまった災いに報いようと努めます。たとえそれが何年かかっても。

    これってどこか私たちの生きる世界とも似ているように思えました。例えば、環境問題。自分が出してしまっている排気ガスやゴミは巡り巡って自然破壊や環境悪化につながっていますが、とても遠いようで自分のせいだとは思わず、誰かのせいにしてしまっています。本当は自分以外の誰かでなく、自分も含まれる自分たちのせいなのに。そんな時、このクマの兵士のように、過去の自分の行いを認めたうえで、これから自分のできることを小さなことでもやってみるのが良いのかもしれないなと思いました。

    子供がどう読み解くかはわからないし、その時、その年齢での解釈や着目ポイントが変わりそうな絵本で、それが魅力の一冊に思いました。自分自身も次にまたこの本を読んだ時、どう思うのか何を感じるのか楽しみです。

    投稿日:2023/10/02

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